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五章 ━━━━【触れたいな】未来編
『可愛い人』1
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****♡side・圭一
都筑はため息をついていた。圭一は二十歳になると同時に都筑と婚姻。副社長となり多忙を極めているが、まだ学生。レポートに追われている圭一を、彼はちょこんとソファーに腰掛け待っている。そんな彼を可愛いなぁと、思っていた。
「都筑」
息抜きをしようと名前を呼べば、都筑の肩がピクンと揺れる。まるで、猫のようだ。
「こっちへ、おいでよ」
圭一は両腕を伸ばし微笑んだ。
「圭一さん..」
「ねえ、まだ呼び捨てにしてくれないの?」
腕の中に収まった都筑をぎゅっと抱きしめ甘く囁いた。首筋をちゅうっと吸い上げ、シャツの上から都筑の胸をさわさわと撫でる。酔った時は呼び捨てをしていてくれた都筑も、圭一と付き合い始めてから一滴も口にしなくなった。圭一としては、酔った都筑も可愛らしくて好きなのだが。
「甘い声で、名前呼んでよ都筑」
都筑は困った顔をして、じっと圭一を見つめていた。
**
「圭一..」
上目遣いで見つめてくる都筑が堪らなく可愛い。
「抱いていいよね?」
都筑に確認をすると、彼は頬を染めこくりと頷いた。
「そんな顔されると、酷くしたくなっちゃうよ?都筑」
「..ッ」
しないけどさ
愛しい、愛しい都筑
閉じ込めたくなるんだ
「あ..」
圭一は、都筑の鈴口に舌を這わせ始めた。
「いい子、感じて?」
「んんッ」
真っ赤になって両手で口を塞ぐ姿が可愛らしい。
むちゅッと先端部を厭らしく口に含み潤わす。
都筑を閉じ込めて
快感だけ与えながら、墜ちていきたい
忙しい圭一にとって、都筑は癒しだった。
都筑に触れることが唯一の。
「都筑、名前呼んで?」
根元を舐めあげながら、都筑に懇願する。
「圭一ッ」
そう、それでいい
都筑は俺だけをその瞳に映せばいい
「あああッ」
強く吸えば都筑は胸を仰け反らせ、甘い声で圭一の脳を刺激した。
堪らない
何故、こんなにも自分を支配してゆくのか?
都筑のことだけで頭がいっぱいになっていく。圭一は都筑の太腿に手をそえると腰を持ち上げた。羞恥に涙目になるも、彼は抵抗しない。何故なら、繋がりたいのは都筑も同じだから。
「ふッぅんッ」
「ほんと、厭らしい」
「んッふ..」
一所懸命口を抑え、声を出さないようにしているので余計に漏れ聞こえる声が厭らしい。
「やッ..拡げなッ」
ダメだよ、都筑
俺に全部見せて
何度も何度も目に焼き付けて
「はあッ..ふぅッん」
「指で犯してあげる」
「だめっぇ..」
ツプッと指を潜り込ませくぷぷぷとジェルと共に飲み込まれてゆく。
「もっと、感じてよ都筑..」
**
自分はどれほどまでに都筑を傷つけて来たのだろう?
あの時『淫乱』だなんて言ってしまったから、都筑は傷つけられるのが嫌で我慢する。
もっと見せて欲しいのに。
ありのままの都筑が欲しいのに。
「圭一?」
対面騎乗位で抱き締めあったまま。
圭一が都筑の肩口に唇を寄せると、都筑は小さく声を漏らした。
「都筑、もっと感じていいんだよ?」
「何言って..」
「ごめんな、都筑」
ぎゅっと都筑を抱き締める腕に力を入れる。
「二度と淫乱だなんて、言わないから」
「っ!」
「都筑..俺だって..見たいよ。めちゃくちゃに感じてよがってるとこ」
「いやッ」
都筑の奥がきゅぅぅッと締まる。
「んッ..あッ..だめッ」
「アイツには見せたんだろ?」
「ふぅッ..んッ」
強情な都筑を繋がったままベッドに押し倒すと、サイドテーブルに置かれたピンクのボトルに手を伸ばす。媚薬入りのジェルだ。
今までこれは使ったことはなかったが、結婚祝いにもらったものである。
キュポッと蓋を開ける音がして、都筑が圭一の手元に目を向けた。
「圭一ッ..やだ..それつか..」
圭一は、とろとろと結合部に垂らす。
ジェルであるにもかかわらず、水のように軽い。
しかし、このジェルのすごさはここからであった。
「あッ..うぅんッ」
嫌がっていた都筑がトロンとした目をし、腰をもぞもぞさせながら甘く鳴きはじめたのである。
都筑はため息をついていた。圭一は二十歳になると同時に都筑と婚姻。副社長となり多忙を極めているが、まだ学生。レポートに追われている圭一を、彼はちょこんとソファーに腰掛け待っている。そんな彼を可愛いなぁと、思っていた。
「都筑」
息抜きをしようと名前を呼べば、都筑の肩がピクンと揺れる。まるで、猫のようだ。
「こっちへ、おいでよ」
圭一は両腕を伸ばし微笑んだ。
「圭一さん..」
「ねえ、まだ呼び捨てにしてくれないの?」
腕の中に収まった都筑をぎゅっと抱きしめ甘く囁いた。首筋をちゅうっと吸い上げ、シャツの上から都筑の胸をさわさわと撫でる。酔った時は呼び捨てをしていてくれた都筑も、圭一と付き合い始めてから一滴も口にしなくなった。圭一としては、酔った都筑も可愛らしくて好きなのだが。
「甘い声で、名前呼んでよ都筑」
都筑は困った顔をして、じっと圭一を見つめていた。
**
「圭一..」
上目遣いで見つめてくる都筑が堪らなく可愛い。
「抱いていいよね?」
都筑に確認をすると、彼は頬を染めこくりと頷いた。
「そんな顔されると、酷くしたくなっちゃうよ?都筑」
「..ッ」
しないけどさ
愛しい、愛しい都筑
閉じ込めたくなるんだ
「あ..」
圭一は、都筑の鈴口に舌を這わせ始めた。
「いい子、感じて?」
「んんッ」
真っ赤になって両手で口を塞ぐ姿が可愛らしい。
むちゅッと先端部を厭らしく口に含み潤わす。
都筑を閉じ込めて
快感だけ与えながら、墜ちていきたい
忙しい圭一にとって、都筑は癒しだった。
都筑に触れることが唯一の。
「都筑、名前呼んで?」
根元を舐めあげながら、都筑に懇願する。
「圭一ッ」
そう、それでいい
都筑は俺だけをその瞳に映せばいい
「あああッ」
強く吸えば都筑は胸を仰け反らせ、甘い声で圭一の脳を刺激した。
堪らない
何故、こんなにも自分を支配してゆくのか?
都筑のことだけで頭がいっぱいになっていく。圭一は都筑の太腿に手をそえると腰を持ち上げた。羞恥に涙目になるも、彼は抵抗しない。何故なら、繋がりたいのは都筑も同じだから。
「ふッぅんッ」
「ほんと、厭らしい」
「んッふ..」
一所懸命口を抑え、声を出さないようにしているので余計に漏れ聞こえる声が厭らしい。
「やッ..拡げなッ」
ダメだよ、都筑
俺に全部見せて
何度も何度も目に焼き付けて
「はあッ..ふぅッん」
「指で犯してあげる」
「だめっぇ..」
ツプッと指を潜り込ませくぷぷぷとジェルと共に飲み込まれてゆく。
「もっと、感じてよ都筑..」
**
自分はどれほどまでに都筑を傷つけて来たのだろう?
あの時『淫乱』だなんて言ってしまったから、都筑は傷つけられるのが嫌で我慢する。
もっと見せて欲しいのに。
ありのままの都筑が欲しいのに。
「圭一?」
対面騎乗位で抱き締めあったまま。
圭一が都筑の肩口に唇を寄せると、都筑は小さく声を漏らした。
「都筑、もっと感じていいんだよ?」
「何言って..」
「ごめんな、都筑」
ぎゅっと都筑を抱き締める腕に力を入れる。
「二度と淫乱だなんて、言わないから」
「っ!」
「都筑..俺だって..見たいよ。めちゃくちゃに感じてよがってるとこ」
「いやッ」
都筑の奥がきゅぅぅッと締まる。
「んッ..あッ..だめッ」
「アイツには見せたんだろ?」
「ふぅッ..んッ」
強情な都筑を繋がったままベッドに押し倒すと、サイドテーブルに置かれたピンクのボトルに手を伸ばす。媚薬入りのジェルだ。
今までこれは使ったことはなかったが、結婚祝いにもらったものである。
キュポッと蓋を開ける音がして、都筑が圭一の手元に目を向けた。
「圭一ッ..やだ..それつか..」
圭一は、とろとろと結合部に垂らす。
ジェルであるにもかかわらず、水のように軽い。
しかし、このジェルのすごさはここからであった。
「あッ..うぅんッ」
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