41 / 62
三章 ━━━━【君と紡ぐ永遠の愛】
9♡初めての交わり
しおりを挟む
****♡Side・都筑
大好きな彼、圭一。
年下だけどクールでかっこよくて。
優しくで激甘で。
「はぁッ…いいのッ♡」
彼が欲しくて欲しくて堪らなかった。何度も奥まで突かれ、快感が駆けのぼる。やっと繋がれたのだ。
心、全部欲しいの。
圭一しかいらないッ。
「なんだよ、気持ちよくて堪らないのか?」
意地悪ばかりいって都筑を煽る圭一に、何度もキスをねだる。大きく足を開かれ、彼を受け入れる自分が凄く淫乱に思えた。自分たちが知ってしまった”大崎一族と姫川家の伝承”の真実。それは姫川の人間が唯一惹かれるのが大崎一族の者だったというだけ。そのことを思い出すと、都筑は少し悲しくなる。
運命とは違うの?
こんなに好きなのに。
暗い顔をしていたのだろうか。圭一が、
「どうした?」
と都筑に問う。
「圭一さ…」
何と返事をしていいのか迷っていると彼は、
「都筑、愛してるよ。そんな顔しないで」
と、じっと都筑を見つめる。そんな彼に縋るように、
「これは運命…?」
と問えば、
「俺が好きになったのは都筑だけだ。運命っていったらダメなのか?」
と優しく聞かれ、涙が溢れた。彼は、都筑の涙を指先で拭いながら、
「初めて逢ったとき、一目惚れして以来ずっと、都筑だけ想って来たんだ。それじゃダメなのか?」
と続けて。
「圭一さんッ…──…」
「これからもずっと、都筑だけを愛していくと誓うから。泣かないで、都筑」
頬を撫でる彼の手が暖かくて。そっとその手に自分の手を重ねる。
”美の女神に愛されし男”そんなあだ名を付けられるような、素敵な彼が自分だけを愛してくれている。もう十年も。けれど…。
”運命”が欲しかった、彼との。
だってそれは、大崎一族と姫川一族だけに許された、特別なものだったから。
だから、運命が良かった。
圭一との特別な絆が欲しかったの。
「もう、泣くなよ」
口づけを交わすと、彼はぎゅっと抱き締めてくれる。うっとりしていると圭一は困った顔をして、
「続き、し辛いだろ」
と溢す。都筑はその言葉にドキリとして、きゅっと奥を締め付けてしまう。すると、圭一自身が中で大きくなるのを感じた。急に恥ずかしくなり、都筑は全身真っ赤になる。
「なんだよ、その反応。可愛すぎる」
「やッ…動いちゃ…」
「ダメ」
「んんッ…」
「俺を感じて。俺のことだけ考えて」
再び腰を動かす圭一に、都筑はしがみつく。
「大好きだよ。愛してるよ、都筑」
優しい彼の声音に酔いながら。
愛しい圭一。
もう、この手を離さない。
彼は俺だけのもの。
大好きな彼、圭一。
年下だけどクールでかっこよくて。
優しくで激甘で。
「はぁッ…いいのッ♡」
彼が欲しくて欲しくて堪らなかった。何度も奥まで突かれ、快感が駆けのぼる。やっと繋がれたのだ。
心、全部欲しいの。
圭一しかいらないッ。
「なんだよ、気持ちよくて堪らないのか?」
意地悪ばかりいって都筑を煽る圭一に、何度もキスをねだる。大きく足を開かれ、彼を受け入れる自分が凄く淫乱に思えた。自分たちが知ってしまった”大崎一族と姫川家の伝承”の真実。それは姫川の人間が唯一惹かれるのが大崎一族の者だったというだけ。そのことを思い出すと、都筑は少し悲しくなる。
運命とは違うの?
こんなに好きなのに。
暗い顔をしていたのだろうか。圭一が、
「どうした?」
と都筑に問う。
「圭一さ…」
何と返事をしていいのか迷っていると彼は、
「都筑、愛してるよ。そんな顔しないで」
と、じっと都筑を見つめる。そんな彼に縋るように、
「これは運命…?」
と問えば、
「俺が好きになったのは都筑だけだ。運命っていったらダメなのか?」
と優しく聞かれ、涙が溢れた。彼は、都筑の涙を指先で拭いながら、
「初めて逢ったとき、一目惚れして以来ずっと、都筑だけ想って来たんだ。それじゃダメなのか?」
と続けて。
「圭一さんッ…──…」
「これからもずっと、都筑だけを愛していくと誓うから。泣かないで、都筑」
頬を撫でる彼の手が暖かくて。そっとその手に自分の手を重ねる。
”美の女神に愛されし男”そんなあだ名を付けられるような、素敵な彼が自分だけを愛してくれている。もう十年も。けれど…。
”運命”が欲しかった、彼との。
だってそれは、大崎一族と姫川一族だけに許された、特別なものだったから。
だから、運命が良かった。
圭一との特別な絆が欲しかったの。
「もう、泣くなよ」
口づけを交わすと、彼はぎゅっと抱き締めてくれる。うっとりしていると圭一は困った顔をして、
「続き、し辛いだろ」
と溢す。都筑はその言葉にドキリとして、きゅっと奥を締め付けてしまう。すると、圭一自身が中で大きくなるのを感じた。急に恥ずかしくなり、都筑は全身真っ赤になる。
「なんだよ、その反応。可愛すぎる」
「やッ…動いちゃ…」
「ダメ」
「んんッ…」
「俺を感じて。俺のことだけ考えて」
再び腰を動かす圭一に、都筑はしがみつく。
「大好きだよ。愛してるよ、都筑」
優しい彼の声音に酔いながら。
愛しい圭一。
もう、この手を離さない。
彼は俺だけのもの。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる