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三章 ━━━━【君と紡ぐ永遠の愛】
7♡彼からの、お誘い
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****♡side・都筑
翌日、圭一は朝から大学の講義があり不在であった。引っ越しの荷物は朝イチで運んで貰ったものの、昼になっても今一つ片付かないままであった。
それというのも、帰りに友人と寄り道をして帰るとメッセージが来たからである。
「早く会いたいのに」
圭一は、身の回りのもの以外の片付けは後で良いと言う。実家に寄って弟に会うとも言っていた。
本来なら自分も大崎邸に行くことはできたのだが、佐倉がいる。会いたくないし、圭一も会わせたくないと言っていた。
「寂しい」
ん?
あ、メッセだ
スマホの画面にライトがつきメッセージが来たことを知らせている。それは、待ちかねた圭一からであった。
声、聞きたいな
電話しても良いか?と尋ねれば即答で“いいよ”と返事がくる。都筑の心は踊った。
『都筑?』
圭一の周りから雑音がする。外だろうか?
『大里姉から旅行券貰ったんだけど、また何処か行こう?』
何故貰ったのかとても気になったが、機嫌を損ねたくなかったため、“うん”とだけ答える。
『なるべく早く戻るよ』
圭一の実家に帰る一番の目的を都筑は知らなかった。友人と遊んでから帰るとはいっていたが、まさか社長の書斎から都筑の兄である真咲の日記を探しだそうとしていたなど、露ほどにも思っていなかったのである。
****
それは、一通のメッセによりもたらされる。
圭一から『夏海さんきた』という短いものであったが、居ても立ってもいられなくなった。大崎グループ社長、大崎奏の妹であり社長第三秘書。
さすが大崎一族と言うべきか、美女できっぱりはっきりした性格。圭一を気に入っており仲がいい。
親戚なのだから変ではないのだが、どうも距離感が変である。
そもそも圭一の周りには美形が多く、美女が集まる。圭一は好かれていても好意に気づかない。都筑としてはとても心配なのである。
「栗原さん、強引だしなあ」
夏海は離婚暦があり、今の苗字は栗原という。先日の事件が頭を過ぎるものの圭一が夏海に連行される恐れもあった。
それに、都筑は圭一の弟に対し名前を偽っている。これは絶対ややこしいことになる。しかし、これは本名を明かすいいチャンスなのかもしれないと思い直し上着と財布を掴むとマンションを飛び出した。
圭一、怒るかな?
でも会いたいし
朝まで一緒にいて数時間も離れて居られない事に呆れられるかもしれない。そんなことを考えながら、タクシーに乗り大崎邸を目指す。怒られたら、その時はその時だと思いながら。
しかし彼を待ち受けていたのはまったく違う展開だったのだ。
****
「都筑」
「!」
玄関を開けると、大里家の次女が困った顔をして立ち尽くしていた。自分の名を呼んだのは彼女ではない。しかしながら、この状況に戸惑う。
なにせ、相手は愛する圭一の元彼女である。
どうしようか迷っていると、再び名前を呼ばれそちらに目を向けた。圭一の弟の久隆だ。
いま、都筑って言った?
都筑は久隆の恋人である甥の咲夜との関係を隠す為ずっと偽名を名乗ってきていた。婚約をしたことがすでに伝わっていると言う事なのだろうか?と少し青ざめる。ずっと素性を隠してきたのだ、責められるのかもしれないと。自分から名乗るつもりであったのに、すでにバレているとは。
「義理兄さんって呼ぶべき?」
彼にしては珍しく冗談を交えて。
「いえ、呼び捨てで結構です」
どの道彼は自分の上司になる人物だ。義理の弟でありながら、直属の上司になるかもしれない。
「そっか。兄さんなら上にいるよ」
これは助け舟なのだろうか?と、彼をじっと見つめた。
「ありがとうございます」
彼がまるで、早くいきなよとでも言っているように思えて足早に久隆の脇を通り過ぎる。背後で彼女と久隆の話し声が聞こえ胸が締め付けられるような気がした。湾曲した階段を二階に向かいながら、思う。自分が圭一に出会うよりもずっと長く彼には彼女と交流があることを。
なんでそんな事がこんなに辛いのだろう?
圭一とつきあっているのは自分なのに
婚約だってしたのに
彼の家族だって認めてくれているようなのに
「どこだろう?」
自室にいるとは言っていなかった。自室なら三階だというはずだ。
と、すると。都筑は社長の書斎のドアに目がいったのだった。
****
「圭一さん?」
そっとドアを開けると彼は何かを必死に探していた。書斎の棚を一つ一つ丁寧に。都筑が近づくのにもまったく気付かないようで。
「何、してるの?」
「っ!」
傍まで近づき声をかけると彼は息を呑んだが、都筑であることに気付いてホッとした表情を浮かべた。だがすぐに表情を曇らせる。それは都筑がここにいるせいなのだろうか?
「探し物」
圭一はどうやら都筑の兄が残したという研究レポートのようなものを探しているようで。しかし都筑はそんなものがあるだなんて聞いたことはなかった。
「どうした?」
都筑は無言で彼に抱きつく。
寂しかったの
会いたかった
言葉にしてはいけないような気がしてただ彼の温もりを求めた。それがいけなかったのだろうか?おもむろに彼に抱き上げられてソファーの上におろされたと思ったら口付けられる。
「都筑…いい子にして」
「んんッ」
「ここへは来ちゃ駄目だろ?」
圭一が嫌がるのはわかっていた。だってここには、佐倉がいる。
「寂しかったのか?」
「圭一さん、だめぇッ」
プチプチとシャツのボタンが外されてゆく、いつ誰が来るかもわからない状況なのにと、都筑は彼の手首を掴んだ。意図を汲んだのか、
「そこにいろ」
ちゅっと口づけすると彼は離れていく。何処へ行くのだろうと目で追うと彼は書斎に錠をおろしたのだった。
「やだあッ」
「何がイヤ?こんなに熱くなってる」
「やあっんッ」
これはお仕置きなのだろうか?都筑は嫌がっても止めてくれない圭一を涙目で見上げる。奥の蕾に差し入れられた圭一の中指がくちゅくちゅと卑猥な音を立て熱をかき回す。
「はあんッ…あんんッ」
「凄く熱くて締め付けてくるのに、何がイヤ?」
シャツの前を開かれ、下には何も纏わずソファーの上で大きく腿を広げられていた。彼はスーツを着たまま、まったく着衣を乱しもせずに。
部屋には”Animals”が流れていた。
「甘い声出して、誘ってるんだろ?」
ちがうッ
そんなんじゃ…
****
「ほら、聞いてみろよ」
いつになく乱暴な物言いに都筑は心が折れそうになる。卑猥な音が耳につく。ハラハラと涙を溢し見上げると、彼は険しい顔で都筑を見つめていた。
「俺は、都筑を抱けない…それなのにこんなになって。浮気なんてさせないよ、都筑」
「っ!」
ぷちゅぷちゅと卑猥な音に混じって、圭一の辛辣な言葉。自分は一体どんな風に思われているのだろうか?悲しくて悲しくて…。
「も…いやあッ」
胸を押しのけようとしたら押さえつけられて。
「あいつに抱いてもらうのか?」
「ちがッ」
「俺が、こんなに必死になってるのに」
何度も何度も深く口付けられて熱が下半身に集まってゆく。
「はあんッ」
圭一はその熱を掬い上げるように都筑自身を口に含んだ。
「イかせてやるよ」
「ヤダッ…いやあッ」
「どこがイヤかいってみろよ。甘ったるい声出して、奥ひくつかせて」
「んんんッ」
ちゅうっと吸い上げられて、望んでいないのにまた声が漏れる。
「も、やめてぇッ…浮気なんてしないから」
「こんなに締め付けてるのに?やめていいのか?」
圭一は誤解してる
こんなこと望んでないのに
性欲処理なんて求めてない
あなたに、抱かれたいだけなのに
「圭一…」
「…」
「優しくして欲しい」
両腕を伸ばし、震える声で彼を求めると圭一は何故か驚いた顔をした。
「悪かった」
圭一は立ち上がると、都筑に覆いかぶさる。
「ごめん、嫉妬で頭がおかしくなりそうなんだ」
ぎゅっと抱き締められてやっと満たされる。
「愛してるよ、都筑」
「圭一さんッ」
翌日、圭一は朝から大学の講義があり不在であった。引っ越しの荷物は朝イチで運んで貰ったものの、昼になっても今一つ片付かないままであった。
それというのも、帰りに友人と寄り道をして帰るとメッセージが来たからである。
「早く会いたいのに」
圭一は、身の回りのもの以外の片付けは後で良いと言う。実家に寄って弟に会うとも言っていた。
本来なら自分も大崎邸に行くことはできたのだが、佐倉がいる。会いたくないし、圭一も会わせたくないと言っていた。
「寂しい」
ん?
あ、メッセだ
スマホの画面にライトがつきメッセージが来たことを知らせている。それは、待ちかねた圭一からであった。
声、聞きたいな
電話しても良いか?と尋ねれば即答で“いいよ”と返事がくる。都筑の心は踊った。
『都筑?』
圭一の周りから雑音がする。外だろうか?
『大里姉から旅行券貰ったんだけど、また何処か行こう?』
何故貰ったのかとても気になったが、機嫌を損ねたくなかったため、“うん”とだけ答える。
『なるべく早く戻るよ』
圭一の実家に帰る一番の目的を都筑は知らなかった。友人と遊んでから帰るとはいっていたが、まさか社長の書斎から都筑の兄である真咲の日記を探しだそうとしていたなど、露ほどにも思っていなかったのである。
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それは、一通のメッセによりもたらされる。
圭一から『夏海さんきた』という短いものであったが、居ても立ってもいられなくなった。大崎グループ社長、大崎奏の妹であり社長第三秘書。
さすが大崎一族と言うべきか、美女できっぱりはっきりした性格。圭一を気に入っており仲がいい。
親戚なのだから変ではないのだが、どうも距離感が変である。
そもそも圭一の周りには美形が多く、美女が集まる。圭一は好かれていても好意に気づかない。都筑としてはとても心配なのである。
「栗原さん、強引だしなあ」
夏海は離婚暦があり、今の苗字は栗原という。先日の事件が頭を過ぎるものの圭一が夏海に連行される恐れもあった。
それに、都筑は圭一の弟に対し名前を偽っている。これは絶対ややこしいことになる。しかし、これは本名を明かすいいチャンスなのかもしれないと思い直し上着と財布を掴むとマンションを飛び出した。
圭一、怒るかな?
でも会いたいし
朝まで一緒にいて数時間も離れて居られない事に呆れられるかもしれない。そんなことを考えながら、タクシーに乗り大崎邸を目指す。怒られたら、その時はその時だと思いながら。
しかし彼を待ち受けていたのはまったく違う展開だったのだ。
****
「都筑」
「!」
玄関を開けると、大里家の次女が困った顔をして立ち尽くしていた。自分の名を呼んだのは彼女ではない。しかしながら、この状況に戸惑う。
なにせ、相手は愛する圭一の元彼女である。
どうしようか迷っていると、再び名前を呼ばれそちらに目を向けた。圭一の弟の久隆だ。
いま、都筑って言った?
都筑は久隆の恋人である甥の咲夜との関係を隠す為ずっと偽名を名乗ってきていた。婚約をしたことがすでに伝わっていると言う事なのだろうか?と少し青ざめる。ずっと素性を隠してきたのだ、責められるのかもしれないと。自分から名乗るつもりであったのに、すでにバレているとは。
「義理兄さんって呼ぶべき?」
彼にしては珍しく冗談を交えて。
「いえ、呼び捨てで結構です」
どの道彼は自分の上司になる人物だ。義理の弟でありながら、直属の上司になるかもしれない。
「そっか。兄さんなら上にいるよ」
これは助け舟なのだろうか?と、彼をじっと見つめた。
「ありがとうございます」
彼がまるで、早くいきなよとでも言っているように思えて足早に久隆の脇を通り過ぎる。背後で彼女と久隆の話し声が聞こえ胸が締め付けられるような気がした。湾曲した階段を二階に向かいながら、思う。自分が圭一に出会うよりもずっと長く彼には彼女と交流があることを。
なんでそんな事がこんなに辛いのだろう?
圭一とつきあっているのは自分なのに
婚約だってしたのに
彼の家族だって認めてくれているようなのに
「どこだろう?」
自室にいるとは言っていなかった。自室なら三階だというはずだ。
と、すると。都筑は社長の書斎のドアに目がいったのだった。
****
「圭一さん?」
そっとドアを開けると彼は何かを必死に探していた。書斎の棚を一つ一つ丁寧に。都筑が近づくのにもまったく気付かないようで。
「何、してるの?」
「っ!」
傍まで近づき声をかけると彼は息を呑んだが、都筑であることに気付いてホッとした表情を浮かべた。だがすぐに表情を曇らせる。それは都筑がここにいるせいなのだろうか?
「探し物」
圭一はどうやら都筑の兄が残したという研究レポートのようなものを探しているようで。しかし都筑はそんなものがあるだなんて聞いたことはなかった。
「どうした?」
都筑は無言で彼に抱きつく。
寂しかったの
会いたかった
言葉にしてはいけないような気がしてただ彼の温もりを求めた。それがいけなかったのだろうか?おもむろに彼に抱き上げられてソファーの上におろされたと思ったら口付けられる。
「都筑…いい子にして」
「んんッ」
「ここへは来ちゃ駄目だろ?」
圭一が嫌がるのはわかっていた。だってここには、佐倉がいる。
「寂しかったのか?」
「圭一さん、だめぇッ」
プチプチとシャツのボタンが外されてゆく、いつ誰が来るかもわからない状況なのにと、都筑は彼の手首を掴んだ。意図を汲んだのか、
「そこにいろ」
ちゅっと口づけすると彼は離れていく。何処へ行くのだろうと目で追うと彼は書斎に錠をおろしたのだった。
「やだあッ」
「何がイヤ?こんなに熱くなってる」
「やあっんッ」
これはお仕置きなのだろうか?都筑は嫌がっても止めてくれない圭一を涙目で見上げる。奥の蕾に差し入れられた圭一の中指がくちゅくちゅと卑猥な音を立て熱をかき回す。
「はあんッ…あんんッ」
「凄く熱くて締め付けてくるのに、何がイヤ?」
シャツの前を開かれ、下には何も纏わずソファーの上で大きく腿を広げられていた。彼はスーツを着たまま、まったく着衣を乱しもせずに。
部屋には”Animals”が流れていた。
「甘い声出して、誘ってるんだろ?」
ちがうッ
そんなんじゃ…
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「ほら、聞いてみろよ」
いつになく乱暴な物言いに都筑は心が折れそうになる。卑猥な音が耳につく。ハラハラと涙を溢し見上げると、彼は険しい顔で都筑を見つめていた。
「俺は、都筑を抱けない…それなのにこんなになって。浮気なんてさせないよ、都筑」
「っ!」
ぷちゅぷちゅと卑猥な音に混じって、圭一の辛辣な言葉。自分は一体どんな風に思われているのだろうか?悲しくて悲しくて…。
「も…いやあッ」
胸を押しのけようとしたら押さえつけられて。
「あいつに抱いてもらうのか?」
「ちがッ」
「俺が、こんなに必死になってるのに」
何度も何度も深く口付けられて熱が下半身に集まってゆく。
「はあんッ」
圭一はその熱を掬い上げるように都筑自身を口に含んだ。
「イかせてやるよ」
「ヤダッ…いやあッ」
「どこがイヤかいってみろよ。甘ったるい声出して、奥ひくつかせて」
「んんんッ」
ちゅうっと吸い上げられて、望んでいないのにまた声が漏れる。
「も、やめてぇッ…浮気なんてしないから」
「こんなに締め付けてるのに?やめていいのか?」
圭一は誤解してる
こんなこと望んでないのに
性欲処理なんて求めてない
あなたに、抱かれたいだけなのに
「圭一…」
「…」
「優しくして欲しい」
両腕を伸ばし、震える声で彼を求めると圭一は何故か驚いた顔をした。
「悪かった」
圭一は立ち上がると、都筑に覆いかぶさる。
「ごめん、嫉妬で頭がおかしくなりそうなんだ」
ぎゅっと抱き締められてやっと満たされる。
「愛してるよ、都筑」
「圭一さんッ」
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