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三章 ━━━━【君と紡ぐ永遠の愛】
5.5 [反動]
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****♡Side・圭一
大丈夫だって..思っていたんだ。
ずっと。
ずっと、好きだった。
『ねえ、お兄さん大丈夫?』
それは“姫川 真咲”の葬儀の日。酷く泣きじゃくる彼を見かけたのが始まりだった。
再会は突然で。父の差し金だと気づく。自分が何も言わなくても俺が都筑に恋したことを知っていた。
もう、恋じゃ足りなくて。自分に振り向いてくれたらいいのにって思ってた。時期尚早。なんでだよって思った。せめて、あと一年待ってくれたらって。
間に合わなかったのは自分だ。たった一度のキスくらいじゃ、繋ぎ止めてはおけなかった。
「圭一さん?」
「都筑、ここに座わって」
一人掛けのソファーの背もたれに座布団をたくさん挟むとそこに座るように指示をする。都筑が着ているのは旅館の浴衣だ。先ほど馬乗りになった時に下着が丸見えになっていたが、なかなかそそるものを履いていた。
「!」
都筑に覆い被さり下着に手をかければ都筑は圭一を見上げる。その表情は“期待”であった。スルスルと下着を引き抜くと、都筑の太腿を左右に大きく開く。あんなに積極的だった彼が頬を染めてゆくのが可愛らしくて圭一はそっと微笑んだ。
「あ..」
「もう、立ってる」
「だって..ああッ」
圭一は都筑自身を握り込むと、鈴口に舌を這わせ始める。乱れた都筑と、スーツの上着を脱いだだけの圭一。捲った袖から覗く腕。綺麗な指先が都筑自身を弄び始めると、彼は甘ったるい声で鳴き始めた。
そう、大丈夫だと思っていたんだ。
****
「んんッ..はぁッ」
ちゅるちゅると鈴口を吸い上げると、都筑は腕で顔を覆った。
もう、二度と
誰の手にも触れさせるものか
都筑は俺のものだ
圭一は、強すぎるその想いが自分の心を蝕んでいくことを知らなかった。圭一が都筑をイかせてあげようと強く吸い上げると、彼はイヤイヤと首を横に振る。
「一緒にイきたい」
涙目でそういう都筑を愛しいと思った。
「ふぁッ?!やッ..なめ」
「舐めないでどうするんだ?」
更に腰を持ち上げると、都筑の小さな奥の蕾に舌を這わせる。
「あああッ..」
よがり声を上げる都筑。圭一をどす黒い何かが襲った。
「んッ..あんッ」
圭一は、自分の中で何かが壊れてゆくのを感じていた。それは、ゆっくりといや急速に圭一を蝕んでいく。取り上げたジェルのボトルからとろとろとジェルが落ちるのを圭一は無表情で見ていた。まだ都筑は気づいていない、圭一の変化に。
「はあッ..んんん」
ジェルと共に呑み込まれてゆく、右手の中指。
その手を都筑は好きだといっていた。
都筑の太腿に置かれた圭一の左手薬指には光るペアリング。
「やッ..あんッ」
良いところにあたるのか、都筑が身をよじり腰を揺らすのを圭一は冷めた瞳で見つめていた。
アイツの前でもそうやって
甘ったるい声で喘いで誘っていたんだろ?
ほんとは俺じゃなくたっていいくせに。
「やあッ..」
圭一は目に涙を溜めながら左手で都筑自身を握り込んで舌を這わせた。
「やだッ!やめてッ」
奥を刺激されながら前を弄られ始めるとさすがの都筑も変だと思い始める。
なあ?
アイツにどう抱かれたんだよ?
良かった?
「圭一さんッ..イヤだ!やめて!」
都筑が本気で嫌がっても圭一は、やめられなかった。
「一緒にいきたいッおねがい..」
圭一は無視して吸い上げる。都筑の表情は恐怖と絶望に変わってゆく。
「いやあああああッ」
都筑は、泣きじゃくりながら圭一の口内に熱を放ったのだった。
大丈夫だって..思っていたんだ。
ずっと。
ずっと、好きだった。
『ねえ、お兄さん大丈夫?』
それは“姫川 真咲”の葬儀の日。酷く泣きじゃくる彼を見かけたのが始まりだった。
再会は突然で。父の差し金だと気づく。自分が何も言わなくても俺が都筑に恋したことを知っていた。
もう、恋じゃ足りなくて。自分に振り向いてくれたらいいのにって思ってた。時期尚早。なんでだよって思った。せめて、あと一年待ってくれたらって。
間に合わなかったのは自分だ。たった一度のキスくらいじゃ、繋ぎ止めてはおけなかった。
「圭一さん?」
「都筑、ここに座わって」
一人掛けのソファーの背もたれに座布団をたくさん挟むとそこに座るように指示をする。都筑が着ているのは旅館の浴衣だ。先ほど馬乗りになった時に下着が丸見えになっていたが、なかなかそそるものを履いていた。
「!」
都筑に覆い被さり下着に手をかければ都筑は圭一を見上げる。その表情は“期待”であった。スルスルと下着を引き抜くと、都筑の太腿を左右に大きく開く。あんなに積極的だった彼が頬を染めてゆくのが可愛らしくて圭一はそっと微笑んだ。
「あ..」
「もう、立ってる」
「だって..ああッ」
圭一は都筑自身を握り込むと、鈴口に舌を這わせ始める。乱れた都筑と、スーツの上着を脱いだだけの圭一。捲った袖から覗く腕。綺麗な指先が都筑自身を弄び始めると、彼は甘ったるい声で鳴き始めた。
そう、大丈夫だと思っていたんだ。
****
「んんッ..はぁッ」
ちゅるちゅると鈴口を吸い上げると、都筑は腕で顔を覆った。
もう、二度と
誰の手にも触れさせるものか
都筑は俺のものだ
圭一は、強すぎるその想いが自分の心を蝕んでいくことを知らなかった。圭一が都筑をイかせてあげようと強く吸い上げると、彼はイヤイヤと首を横に振る。
「一緒にイきたい」
涙目でそういう都筑を愛しいと思った。
「ふぁッ?!やッ..なめ」
「舐めないでどうするんだ?」
更に腰を持ち上げると、都筑の小さな奥の蕾に舌を這わせる。
「あああッ..」
よがり声を上げる都筑。圭一をどす黒い何かが襲った。
「んッ..あんッ」
圭一は、自分の中で何かが壊れてゆくのを感じていた。それは、ゆっくりといや急速に圭一を蝕んでいく。取り上げたジェルのボトルからとろとろとジェルが落ちるのを圭一は無表情で見ていた。まだ都筑は気づいていない、圭一の変化に。
「はあッ..んんん」
ジェルと共に呑み込まれてゆく、右手の中指。
その手を都筑は好きだといっていた。
都筑の太腿に置かれた圭一の左手薬指には光るペアリング。
「やッ..あんッ」
良いところにあたるのか、都筑が身をよじり腰を揺らすのを圭一は冷めた瞳で見つめていた。
アイツの前でもそうやって
甘ったるい声で喘いで誘っていたんだろ?
ほんとは俺じゃなくたっていいくせに。
「やあッ..」
圭一は目に涙を溜めながら左手で都筑自身を握り込んで舌を這わせた。
「やだッ!やめてッ」
奥を刺激されながら前を弄られ始めるとさすがの都筑も変だと思い始める。
なあ?
アイツにどう抱かれたんだよ?
良かった?
「圭一さんッ..イヤだ!やめて!」
都筑が本気で嫌がっても圭一は、やめられなかった。
「一緒にいきたいッおねがい..」
圭一は無視して吸い上げる。都筑の表情は恐怖と絶望に変わってゆく。
「いやあああああッ」
都筑は、泣きじゃくりながら圭一の口内に熱を放ったのだった。
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