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三章 ━━━━【君と紡ぐ永遠の愛】
4.5 [嫉妬]
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****♡Side・圭一
こんなことになることは予想していなかった訳ではない。自分は、二度しか都筑とキスをしたことがなかった。一度はそう、高校二年のバレンタイン。都筑が、圭一を好きで辛いと言うから。そして二度目はイライラに任せて無理やり奪った。
なんでしないのか?って言われたら
冷静な時になんて、出来るわけない
だって..
”佐倉と何回した?”
そんなこと考えてしまうから
したくないわけじゃない
都筑はきっとわかってない
「圭一さん?」
「俺、カッコ悪いよな」
嫉妬なんかで、キスもできないなんて
ほんとは都筑が誰かに抱かれたことだって
悔しくてたまらないんだ
“圭一は不器用だな。つき合えない理由話してやればいいだろ?”
南にそう言われたことを思い出す。
怖かったんだよ
もし、それで気持ちが変わってしまったら?
待ってて貰えなかったら?
都筑は年上で..
「俺、ほんとは..」
言うか迷っている。きっと、こんなこと言ったら都筑はがっかりするに違いない。
「なんです..ううん、何?」
「嫉妬深いんだよ。ガッカリだろ?」
圭一は自嘲気味に笑った。都筑は驚きに目を見開く。
「ああああーーっ」
都筑に背を向けるとそう大声で吐き出した。
「俺、ほんとは佐倉が憎くて堪らないんだよ」
圭一はぎゅっと拳を握りしめ。
「俺が、都筑の初めての相手になりたかった」
前屈みになると、タイがハラリとスーツの胸元から滑り落ちて、涙が自然と落ちる。圭一の背後で都筑が両手で顔を覆うのを気配で感じていた。
こんな風に泣くのは人生で初めてだった。
こんなことになることは予想していなかった訳ではない。自分は、二度しか都筑とキスをしたことがなかった。一度はそう、高校二年のバレンタイン。都筑が、圭一を好きで辛いと言うから。そして二度目はイライラに任せて無理やり奪った。
なんでしないのか?って言われたら
冷静な時になんて、出来るわけない
だって..
”佐倉と何回した?”
そんなこと考えてしまうから
したくないわけじゃない
都筑はきっとわかってない
「圭一さん?」
「俺、カッコ悪いよな」
嫉妬なんかで、キスもできないなんて
ほんとは都筑が誰かに抱かれたことだって
悔しくてたまらないんだ
“圭一は不器用だな。つき合えない理由話してやればいいだろ?”
南にそう言われたことを思い出す。
怖かったんだよ
もし、それで気持ちが変わってしまったら?
待ってて貰えなかったら?
都筑は年上で..
「俺、ほんとは..」
言うか迷っている。きっと、こんなこと言ったら都筑はがっかりするに違いない。
「なんです..ううん、何?」
「嫉妬深いんだよ。ガッカリだろ?」
圭一は自嘲気味に笑った。都筑は驚きに目を見開く。
「ああああーーっ」
都筑に背を向けるとそう大声で吐き出した。
「俺、ほんとは佐倉が憎くて堪らないんだよ」
圭一はぎゅっと拳を握りしめ。
「俺が、都筑の初めての相手になりたかった」
前屈みになると、タイがハラリとスーツの胸元から滑り落ちて、涙が自然と落ちる。圭一の背後で都筑が両手で顔を覆うのを気配で感じていた。
こんな風に泣くのは人生で初めてだった。
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