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三章 ━━━━【君と紡ぐ永遠の愛】
3♡指輪
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****♡side・都筑
圭一は不思議そうな顔をしていたが、都筑はとても嬉しかった。彼が”恋人のいる証”をつけてくれることが。
無理もない。
圭一はモデルばりの長身イケメンではあるが、社内では事務的で無口で無表情。周りからすると、何を考えているのかわからない男なのである。そんな圭一が身内や友人、そして都筑にだけ優しい笑みを浮かべ言葉を発することを都筑は知らない。
圭一としては、将来副社長として弟である久隆を支えるため他人に隙をみせたり弱味を握られてはならないと思いそんな姿勢を貫いているわけで、決して冷たい人間と言うわけではない。
しかしながらこの間の事件から圭一は、大崎邸の従業員通称ファミリーから“大崎家のジェイソン”とあだ名をつけられたが、圭一はまだそのことを知らない。
「大丈夫か?」
昼御飯を外で食べようという話になり浴衣を着た都筑を圭一は心配そうに見ていた。
「大丈夫です、恥ずかしいけれど」
都筑はぷっくりと乳首が腫れ、擦れて痛いのでそこにガーゼを充てサージカルテープで固定して貰っていた。
手当てをしてくれたのは圭一である。
「早く治して欲しいから、我慢してな」
優しく抱き締められ奥がきゅんとした。
我慢しきれなくて圭一に不満をぶつけると
『俺だって早く都筑を自分のものにしてしまいたいのを我慢してるんだよ』
と宥められ
『だから早く治そうな』
と、慰められた。
だから都筑は恥ずかしいのも我慢する。
想いは同じなのだと。
圭一は不思議そうな顔をしていたが、都筑はとても嬉しかった。彼が”恋人のいる証”をつけてくれることが。
無理もない。
圭一はモデルばりの長身イケメンではあるが、社内では事務的で無口で無表情。周りからすると、何を考えているのかわからない男なのである。そんな圭一が身内や友人、そして都筑にだけ優しい笑みを浮かべ言葉を発することを都筑は知らない。
圭一としては、将来副社長として弟である久隆を支えるため他人に隙をみせたり弱味を握られてはならないと思いそんな姿勢を貫いているわけで、決して冷たい人間と言うわけではない。
しかしながらこの間の事件から圭一は、大崎邸の従業員通称ファミリーから“大崎家のジェイソン”とあだ名をつけられたが、圭一はまだそのことを知らない。
「大丈夫か?」
昼御飯を外で食べようという話になり浴衣を着た都筑を圭一は心配そうに見ていた。
「大丈夫です、恥ずかしいけれど」
都筑はぷっくりと乳首が腫れ、擦れて痛いのでそこにガーゼを充てサージカルテープで固定して貰っていた。
手当てをしてくれたのは圭一である。
「早く治して欲しいから、我慢してな」
優しく抱き締められ奥がきゅんとした。
我慢しきれなくて圭一に不満をぶつけると
『俺だって早く都筑を自分のものにしてしまいたいのを我慢してるんだよ』
と宥められ
『だから早く治そうな』
と、慰められた。
だから都筑は恥ずかしいのも我慢する。
想いは同じなのだと。
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