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3話『真実に気づいて』
5 予見される終焉【R】
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****♡side・聖
「久隆」
名前を呼べば、潤んだ瞳で見つめてくる彼が愛しい。奥をひくつかせ、期待に満ちたその心が手にとるように伝わってくる。以前のように”感度の悪さに自分を責める”表情はなく。以前とは反対に、愛されているという自信と喜びがそこにはあった。
聖はジェルを手に垂らし、彼の最奥の蕾を見つめる。ピンク色の蕾は開花を待っていた。ぴったりと口をすぼめ、柔らかそうな肉質が聖によって厭らしく濡れている。何よりも愛しい彼が自分の愛撫によって熱を帯び、自分に夢中になっていくのが堪らなく嬉しい。
「んッ♡」
聖の利き手中指がゆっくりと蕾を開花させ呑み込まれてゆく。
「ああッ♡」
甘い声を漏らし、上体を弓なりに反らす久隆。その胸にピンクの果実。
指をゆっくりと抜き差ししながら再び胸の果実に舌を這わせた。可愛い恋人。愛しい恋人。
「ああ……んッ……いッ……はぁッ♡」
くちゅくちゅと卑猥な音を立てる久隆の蕾に自分も限界が近い。
──久隆を犯したい。
嫌がりながらも甘ったるい声で鳴くところがみたい。
「やッ……んんッ♡」
**・**
「久隆」
聖は彼の耳元で甘く優しく。
「挿れたい。いい?」
「んッ♡……あッ」
指を引き抜くと奥が擦れる感触に、久隆が切なく甘い声を漏らす。
「ひじりッ」
心もとないというように、両手を伸ばす彼が愛しい。
「力抜いて」
「あああッ♡」
腰を引き腿を抱え込むと久隆の蕾に聖自身を押し当て、両方の親指で拡げ腰を進める。
「やッ……あ……んッ」
「気持ちいいの? 久隆」
「ああッ……ふ……やあん♡」
聖は片腕を彼の背中に潜り込ませ胸に抱き、久隆に口づけた。
「んんッ」
「ちゃんと息して、久隆」
「はあッ……無理ぃッ」
「大丈夫だから」
潤んだ瞳を向ける久隆に再び口づけると奥がきゅうッと締まり愛しさが増した。繋がっているところから熱を分け合うようにぎゅっと抱き締めあう。
「愛してるよ、久隆」
「うんッ……はあッ」
片腕で身体を支え抱き締めているほうの手で仰け反る久隆の後頭部をそっと支える。
「騎乗位でしよう?」
「やあんッ♡」
聖は体勢を直すと繋がったまま彼を引っぱり起こした。
「うぅんッ」
「これなら抱き締めてあげられるから」
首筋に吸い付き久隆のわき腹から胸に向かって撫で上げる。
「聖ッ……もっとぎゅってして?」
「可愛い」
望むままに抱き締めてあげれば彼は聖の胸に顔を埋めぎゅっとしがみついた。
「聖……好き」
「大好きだよ」
「もっと愛して欲しいの」
「望むままに」
──君が望むならいくらだって愛してあげる。
いくらだって傍にいる。
いくらだって気持ちいいことしてあげるよ。
愛しい、久隆。
俺の全ては君にあげるから……だからどうか……。
何の解決もしてはいない。おつき合いの報告をする前に彼は伝承の【運命の恋人】と出逢ってしまった。
もしこれが、その運命の恋人である【姫川咲夜】が傍にいる恩恵だとするなら、彼が離れればまた以前のように戻ってしまうかも知れない。
そうなってしまった時、久隆はどうするのだろう。
自分の推理に聖は心の中で首を横に振る。彼が気づけば、それが終焉かも知れないからだ。
今は考えるべきではない。久隆を失う未来なんて自分には考えられなかった。
「久隆」
名前を呼べば、潤んだ瞳で見つめてくる彼が愛しい。奥をひくつかせ、期待に満ちたその心が手にとるように伝わってくる。以前のように”感度の悪さに自分を責める”表情はなく。以前とは反対に、愛されているという自信と喜びがそこにはあった。
聖はジェルを手に垂らし、彼の最奥の蕾を見つめる。ピンク色の蕾は開花を待っていた。ぴったりと口をすぼめ、柔らかそうな肉質が聖によって厭らしく濡れている。何よりも愛しい彼が自分の愛撫によって熱を帯び、自分に夢中になっていくのが堪らなく嬉しい。
「んッ♡」
聖の利き手中指がゆっくりと蕾を開花させ呑み込まれてゆく。
「ああッ♡」
甘い声を漏らし、上体を弓なりに反らす久隆。その胸にピンクの果実。
指をゆっくりと抜き差ししながら再び胸の果実に舌を這わせた。可愛い恋人。愛しい恋人。
「ああ……んッ……いッ……はぁッ♡」
くちゅくちゅと卑猥な音を立てる久隆の蕾に自分も限界が近い。
──久隆を犯したい。
嫌がりながらも甘ったるい声で鳴くところがみたい。
「やッ……んんッ♡」
**・**
「久隆」
聖は彼の耳元で甘く優しく。
「挿れたい。いい?」
「んッ♡……あッ」
指を引き抜くと奥が擦れる感触に、久隆が切なく甘い声を漏らす。
「ひじりッ」
心もとないというように、両手を伸ばす彼が愛しい。
「力抜いて」
「あああッ♡」
腰を引き腿を抱え込むと久隆の蕾に聖自身を押し当て、両方の親指で拡げ腰を進める。
「やッ……あ……んッ」
「気持ちいいの? 久隆」
「ああッ……ふ……やあん♡」
聖は片腕を彼の背中に潜り込ませ胸に抱き、久隆に口づけた。
「んんッ」
「ちゃんと息して、久隆」
「はあッ……無理ぃッ」
「大丈夫だから」
潤んだ瞳を向ける久隆に再び口づけると奥がきゅうッと締まり愛しさが増した。繋がっているところから熱を分け合うようにぎゅっと抱き締めあう。
「愛してるよ、久隆」
「うんッ……はあッ」
片腕で身体を支え抱き締めているほうの手で仰け反る久隆の後頭部をそっと支える。
「騎乗位でしよう?」
「やあんッ♡」
聖は体勢を直すと繋がったまま彼を引っぱり起こした。
「うぅんッ」
「これなら抱き締めてあげられるから」
首筋に吸い付き久隆のわき腹から胸に向かって撫で上げる。
「聖ッ……もっとぎゅってして?」
「可愛い」
望むままに抱き締めてあげれば彼は聖の胸に顔を埋めぎゅっとしがみついた。
「聖……好き」
「大好きだよ」
「もっと愛して欲しいの」
「望むままに」
──君が望むならいくらだって愛してあげる。
いくらだって傍にいる。
いくらだって気持ちいいことしてあげるよ。
愛しい、久隆。
俺の全ては君にあげるから……だからどうか……。
何の解決もしてはいない。おつき合いの報告をする前に彼は伝承の【運命の恋人】と出逢ってしまった。
もしこれが、その運命の恋人である【姫川咲夜】が傍にいる恩恵だとするなら、彼が離れればまた以前のように戻ってしまうかも知れない。
そうなってしまった時、久隆はどうするのだろう。
自分の推理に聖は心の中で首を横に振る。彼が気づけば、それが終焉かも知れないからだ。
今は考えるべきではない。久隆を失う未来なんて自分には考えられなかった。
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