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2021'10
みらいぎゅ -寂しがりやな誘拐犯をぎゅっと抱きしめるための7日間-
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宿花二世様作
あらすじ引用
ココはどんなときでもスマホを手放すことができない、お喋りが大好きな女の子。
ある日、スマホの画面越しに未来から呼びかけてきた希代の天才、マトイに誘拐される。誘拐の目的は、過去の改変。他人に触れたことすらないマトイが求めるのは、家族との暮らし。それだけで誘拐!? どうしてそれが出来ない世の中なの!?ココは決めた。不器用で世慣れないマトイの望みを叶えてから、穏便に過去に帰してもらおう。ところが接触に慣れたいと言いながらも、ココに触れられるたび真っ赤になって飛び上がるマトイに、ココは次第に絆されていく。二人きりの部屋の中で、一日毎に加速していく恋。
ココは過去に帰る決意を持ち続けられるのか?
二人の間に生まれる絆はストックホルム症候群なのか?
いつか時間の流れに隔たれる二人の、近未来誘拐ラブストーリー。
(ハッピーエンドです)
【簡単なあらすじ】
ジャンル:SF
スマホが大好きな主人公はある日、自宅の自分の部屋でいつものようにゲームの画面にログインしようとしたところ、誰かに通話が繋がり目が覚めたら見知らぬ場所にいた。主人公は元の世界に戻るために、自分を攫った彼の願いに協力することとなったのだった。
【物語の始まりは】
スマホが手放せない高校生の主人公が帰宅するところから始まっていく。今日は帰宅が遅くなったようで、スマホを弄れるのは父が帰宅するまでの時間。早く着替えなければならないのに、誘惑に負けた主人公はいつものようにゲームイベントの声かけをしようとした。しかし、ゲーム画面(オープニング)がいつもとは違う?! 何故かカメラ通話に切り替わり、そこにはイケメンの青年が映し出されていたのだった。彼は一体……?
【舞台や世界観、方向性】
舞台は現代から近未来へと移っていく。主人公のスマホが見知らぬ青年に繋がったことがターニングポイントだと思われる。主人公は目が覚めたら見知らぬ場所にいたのである。ドアの外を確認するも、見知らぬシステムのせいで何処へも行くことができない、軟禁状態であることに気づく。主人公は疑いつつもここが自分の暮らす世界ではなく、未来だと信じ始めるのだ。
そして主人公はある作戦の延長線上の会話にて、現代と未来の大きな違いを知ることになる。それは彼が主人公を未来に招いた(誘拐した)理由を深く関わっていたのである。
【主人公と登場人物について】
主人公はスマホが大好きな高校生。弟がおり、彼には”スマホを使っているのではなく、スマホに使われている”などと言われているほど、スマホばかり弄っているイメージもついているようだ。
未来に誘拐されてしまった主人公に対し、誘拐をした彼の方は余裕があるように感じる。もちろんそれが普通とも言えるのかも知れないが、それは立場によるものではなく、環境によるものではないかと思う。
主人公は初めこそ怯えていたものの、元々コミュニケーション能力が高いのか、彼の目的を知ってからは心に余裕が出来た印象。読み手としても彼女なら、彼の望みを叶えてあげられるのではないかと思ってしまう。
【物語について】
カメラ通話で青年と話した直後、主人公は意識を手放してしまう。青年が主人公に告げた内容は、身に覚えのないものであった。しかし、次に目が覚めた時見知らぬ場所にいたのである。どうやら彼に言われたように、未来に誘拐されたようだ。みたことのないシステムに、逃げようとしても逃げられない事情がある。果たして主人公は無事に家に帰ることができるのだろうか?
【良い点(箇条書き)】
・主人公の心情が分かりやすく、共感しやすい。
・最初は不愛想に見える彼に対し、可愛いなと思ってしまう。
・設定が細かいため、なるほどと納得できる部分が多い。
・人は環境の変化に次第に順応していく生き物。だからこそ、この未来は自分たちにとって身近な未来だと感じる。
・”もしもこういう世の中だったら”というIFに対してのリアリティが持たされている。
・二人の打ち解け方が自然である。
・物語の方向性がしっかりしているため、オリジナル設定は多いものの分かりやすい物語である。
【備考】11ページまで拝読
【見どころ】
スマホが大好きな高校生がある理由から未来に誘拐されるところから、物語は始まっていく。主人公はよくいる”一般的”な女の子である。何故狙われたのが彼女だったのか? それがこの物語において一番重要な点である。
未来では、家族とさえ触れ合うことができなくなっていた。その現在を変えたくて、過去から主人公を攫った彼。主人公は未来がどんなところなのか教わるうちに、自分が何故誘拐されたのかも知ることとなる。そして今とは違う信じがたい未来を変えるために、自分が狙われたこと理解をする。
初めは自分が無事に、元居た世界に帰る為に協力しようとするのだが、未来のことを知ると少しずつその意識が変わっていく。恐らく彼女もそんな未来を変えたいと感じているのではないかと感じた。
設定が細かく、いつか世界はこんな風になってしまうのではないかという恐怖さえ感じてしまう。彼女は果たして元の時代に帰ることができるのだろうか?
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?
お奨めです。
あらすじ引用
ココはどんなときでもスマホを手放すことができない、お喋りが大好きな女の子。
ある日、スマホの画面越しに未来から呼びかけてきた希代の天才、マトイに誘拐される。誘拐の目的は、過去の改変。他人に触れたことすらないマトイが求めるのは、家族との暮らし。それだけで誘拐!? どうしてそれが出来ない世の中なの!?ココは決めた。不器用で世慣れないマトイの望みを叶えてから、穏便に過去に帰してもらおう。ところが接触に慣れたいと言いながらも、ココに触れられるたび真っ赤になって飛び上がるマトイに、ココは次第に絆されていく。二人きりの部屋の中で、一日毎に加速していく恋。
ココは過去に帰る決意を持ち続けられるのか?
二人の間に生まれる絆はストックホルム症候群なのか?
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スマホが大好きな主人公はある日、自宅の自分の部屋でいつものようにゲームの画面にログインしようとしたところ、誰かに通話が繋がり目が覚めたら見知らぬ場所にいた。主人公は元の世界に戻るために、自分を攫った彼の願いに協力することとなったのだった。
【物語の始まりは】
スマホが手放せない高校生の主人公が帰宅するところから始まっていく。今日は帰宅が遅くなったようで、スマホを弄れるのは父が帰宅するまでの時間。早く着替えなければならないのに、誘惑に負けた主人公はいつものようにゲームイベントの声かけをしようとした。しかし、ゲーム画面(オープニング)がいつもとは違う?! 何故かカメラ通話に切り替わり、そこにはイケメンの青年が映し出されていたのだった。彼は一体……?
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舞台は現代から近未来へと移っていく。主人公のスマホが見知らぬ青年に繋がったことがターニングポイントだと思われる。主人公は目が覚めたら見知らぬ場所にいたのである。ドアの外を確認するも、見知らぬシステムのせいで何処へも行くことができない、軟禁状態であることに気づく。主人公は疑いつつもここが自分の暮らす世界ではなく、未来だと信じ始めるのだ。
そして主人公はある作戦の延長線上の会話にて、現代と未来の大きな違いを知ることになる。それは彼が主人公を未来に招いた(誘拐した)理由を深く関わっていたのである。
【主人公と登場人物について】
主人公はスマホが大好きな高校生。弟がおり、彼には”スマホを使っているのではなく、スマホに使われている”などと言われているほど、スマホばかり弄っているイメージもついているようだ。
未来に誘拐されてしまった主人公に対し、誘拐をした彼の方は余裕があるように感じる。もちろんそれが普通とも言えるのかも知れないが、それは立場によるものではなく、環境によるものではないかと思う。
主人公は初めこそ怯えていたものの、元々コミュニケーション能力が高いのか、彼の目的を知ってからは心に余裕が出来た印象。読み手としても彼女なら、彼の望みを叶えてあげられるのではないかと思ってしまう。
【物語について】
カメラ通話で青年と話した直後、主人公は意識を手放してしまう。青年が主人公に告げた内容は、身に覚えのないものであった。しかし、次に目が覚めた時見知らぬ場所にいたのである。どうやら彼に言われたように、未来に誘拐されたようだ。みたことのないシステムに、逃げようとしても逃げられない事情がある。果たして主人公は無事に家に帰ることができるのだろうか?
【良い点(箇条書き)】
・主人公の心情が分かりやすく、共感しやすい。
・最初は不愛想に見える彼に対し、可愛いなと思ってしまう。
・設定が細かいため、なるほどと納得できる部分が多い。
・人は環境の変化に次第に順応していく生き物。だからこそ、この未来は自分たちにとって身近な未来だと感じる。
・”もしもこういう世の中だったら”というIFに対してのリアリティが持たされている。
・二人の打ち解け方が自然である。
・物語の方向性がしっかりしているため、オリジナル設定は多いものの分かりやすい物語である。
【備考】11ページまで拝読
【見どころ】
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未来では、家族とさえ触れ合うことができなくなっていた。その現在を変えたくて、過去から主人公を攫った彼。主人公は未来がどんなところなのか教わるうちに、自分が何故誘拐されたのかも知ることとなる。そして今とは違う信じがたい未来を変えるために、自分が狙われたこと理解をする。
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