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2021’5
変身時間のディフェンスフォース 〜ヒーローの変身途中が『隙だらけ』なので死ぬ気で護るしかないし、実は最強の俺が何故か裏方に!?〜
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半袖高太郎 様作
【あらすじ引用】
異世界より地球へ侵攻する「ヴィラン」
その数多の軍勢に対抗するため、たくさんのヒーローが日々世界を守る為に戦っている!
しかし、ヒーロー最大の隙は『変身中』である!
そんなヒーローが変身している間を守る組織「護利隊」にて、ヒーローになろうと奮闘する主人公「隠雅飛彩(かくれがひいろ)」は、ヒーローとの接触禁止令を無視して最終試験中の金髪美少女「ホリィ・センテイア」を救い出す。
ホリィに正体がバレないにように護衛任務をこなす飛彩は「巨大な怪獣との戦闘」や「ヴィランに操られたヒーローを撃破する」壮絶な戦いを繰り広げる中で、変身前の戦闘力で勝る自分はヒーローになれないのかと怒りを抱えていた。
幼なじみの美少女スナイパーや、不思議系サポーターの後輩娘に支えられながらも、飛彩は現状に満足することは出来ずにいる。
何故なら、かつて自分を庇って死んだヒーローのためにもヒーローにならなければと焦っているからだ。
しかしヒーローを守る最強の護衛も、とうとう今までの問題行動のせいで追放処分となってしまう。
エースを追放した矢先、最悪なことに今までのヴィランとは比べ物にならない力を持った存在が襲来。
街の被害が増えていく中で次々にヒーローが倒れていく。
ホリィもまたヴィランに敗れ、殺されそうになるが……
その窮地にヒーローを憎んでいたはずの飛彩が乱入!
今までの戦いを通して「ヒーローを守ること」が己のやりたかったことだと理解した飛彩はヒーローの変身能力『世界展開(リアライズ)』に目覚める!
ヒーローと違って瞬時に変身できる『最強の能力』を得た飛彩は対ヴィランの切り札として活躍していく……!
様々なヒーローやヒロインの『変身途中を守る』最強のヒーローのアクションストーリー! ここに開幕!
【物語は】
面白い問いかけから始まっていく。これは誰もが一度は、抱いたことのある疑問だろう。ヒーローの変身中に何故、敵は攻撃してこないのか。
その答えは確かに、直ぐに分かるのだが、解釈が非常に面白い。
「攻撃はしてくる? してこない?」
あなたは、一体どちらだと思いますか?
予想を立ててから読んでみてくださいね。
恐らく、想定外の結果にはなりますが。
【世界観・舞台の魅力】
まず、目の付け所が面白い物語である。そして、そこから新たな展開を産んでおり、予想外のストーリーとなっている。
昨今では、走りながら変身していくしていくようなものもあるが、それはロボット系であり、ヒーロー、ヒロインものは変身シーンが大きな見せ場となっていることの方が多い。この物語では、そのような変身シーンに着目し、描かれたものである。そして変身シーンに対してヒューマンドラマを描くというのは、珍しいのではないかと感じた。
あらすじにもある通り主人公は、ヒーローの変身シーンの時、無防備な状態の彼らを敵から守るのが仕事である。どうやって守っているかは、作中で明かされていく。その中で、守る側である主人公の葛藤部分が丁寧に描かれており、裏方ならではの気持ちが伝わってくる。
もし自分の方がヒーローより強いのに、目立たなかったなら?
その活躍が無かったことになったなら?
強さだけではなく承認欲求やプライドなども、モチーフにした物語なのではないかと感じた。どんなに完璧にこなし、相手よりも能力を持っていたとしても、誰にもそれを認めて貰えない。裏方でいなければならない主人公は、かなり精神的に辛い立場だと感じる。
根っからの裏方好きでもなければ、耐えられないのでないだろうか?
【物語・登場人物の魅力】
主人公はきちんと自分のやるべきことをこなしているようには感じるが、”やはり納得いかない”と思う面が垣間見える。
ヒーローの変身する間、敵から彼女を守り切った主人公であったが、その帰りにたまたま異世界から来た「ヴィラン」と出くわす。本来なら、ヒーローがとどめを刺すのだが、一人で戦ってしまう。彼の強さを認識する場面だ。
ここで思うのは、これだけ強くてもヒーローにはなれないという事。一緒にいた幼馴染みのスナイパーの心の声”そもそもヒーローを守る存在がヒーローより弱くちゃ(略)”(引用)により理由などを妙に納得してしまう。
ここでヒーローよりも強い護衛がいるのならば、”ヒーローは要らないのではないか?”という疑問が湧く。このことについては、きちんと理由が述べられている。(作中にて)
ヒーローよりも強いのにヒーローになれない主人公の心境に、共感の持てる作品である。色んな理由があり、それ自体(システムなど)は理解出来るが
、別な部分に納得いかないという複雑な心境になる物語なのだ。
とても面白い(興味深い)物語である。
【物語の見どころ】
裏方にスポットを充て、葛藤を描くというのがとても面白い。アイドルにしても、裏方がいてこそのアイドルなのだ。ただそこにいるだけ(存在しているだけ)では、ただの人でしかない。ヒーローもしかり。
支えてくれる人物、お膳立てしてくれる人がいて、初めてヒーローと認められる。つまり、主人公がどんなに強くてもヒーローになれないのは、それが理由なのかもしれない。
しかし、この物語はそこでは終わらない。
主人公は、一度は「護利隊」から追放されてしまうがその後、彼は今までヒーローが手に入れることの出来なかった能力を手にするのである。
それこそが、彼のターニングポイントなのではないだろうか?
ヒーローという肩書にこだわることを辞めた時、彼が本当に進みたかった道が見えてくるのではないだろうかと感じた。
あなたもお手に取られてみませんか?
ヒーローの舞台裏で戦う主人公の物語。ヒーローより強い彼の戦う姿(拘りの戦闘シーン)は、ヒーローと「ヴィラン」の戦いよりも夢中にさせてくれます。この先の彼の活躍を、その目で是非、確かめてみてくださいね。
お奨めです。
【あらすじ引用】
異世界より地球へ侵攻する「ヴィラン」
その数多の軍勢に対抗するため、たくさんのヒーローが日々世界を守る為に戦っている!
しかし、ヒーロー最大の隙は『変身中』である!
そんなヒーローが変身している間を守る組織「護利隊」にて、ヒーローになろうと奮闘する主人公「隠雅飛彩(かくれがひいろ)」は、ヒーローとの接触禁止令を無視して最終試験中の金髪美少女「ホリィ・センテイア」を救い出す。
ホリィに正体がバレないにように護衛任務をこなす飛彩は「巨大な怪獣との戦闘」や「ヴィランに操られたヒーローを撃破する」壮絶な戦いを繰り広げる中で、変身前の戦闘力で勝る自分はヒーローになれないのかと怒りを抱えていた。
幼なじみの美少女スナイパーや、不思議系サポーターの後輩娘に支えられながらも、飛彩は現状に満足することは出来ずにいる。
何故なら、かつて自分を庇って死んだヒーローのためにもヒーローにならなければと焦っているからだ。
しかしヒーローを守る最強の護衛も、とうとう今までの問題行動のせいで追放処分となってしまう。
エースを追放した矢先、最悪なことに今までのヴィランとは比べ物にならない力を持った存在が襲来。
街の被害が増えていく中で次々にヒーローが倒れていく。
ホリィもまたヴィランに敗れ、殺されそうになるが……
その窮地にヒーローを憎んでいたはずの飛彩が乱入!
今までの戦いを通して「ヒーローを守ること」が己のやりたかったことだと理解した飛彩はヒーローの変身能力『世界展開(リアライズ)』に目覚める!
ヒーローと違って瞬時に変身できる『最強の能力』を得た飛彩は対ヴィランの切り札として活躍していく……!
様々なヒーローやヒロインの『変身途中を守る』最強のヒーローのアクションストーリー! ここに開幕!
【物語は】
面白い問いかけから始まっていく。これは誰もが一度は、抱いたことのある疑問だろう。ヒーローの変身中に何故、敵は攻撃してこないのか。
その答えは確かに、直ぐに分かるのだが、解釈が非常に面白い。
「攻撃はしてくる? してこない?」
あなたは、一体どちらだと思いますか?
予想を立ててから読んでみてくださいね。
恐らく、想定外の結果にはなりますが。
【世界観・舞台の魅力】
まず、目の付け所が面白い物語である。そして、そこから新たな展開を産んでおり、予想外のストーリーとなっている。
昨今では、走りながら変身していくしていくようなものもあるが、それはロボット系であり、ヒーロー、ヒロインものは変身シーンが大きな見せ場となっていることの方が多い。この物語では、そのような変身シーンに着目し、描かれたものである。そして変身シーンに対してヒューマンドラマを描くというのは、珍しいのではないかと感じた。
あらすじにもある通り主人公は、ヒーローの変身シーンの時、無防備な状態の彼らを敵から守るのが仕事である。どうやって守っているかは、作中で明かされていく。その中で、守る側である主人公の葛藤部分が丁寧に描かれており、裏方ならではの気持ちが伝わってくる。
もし自分の方がヒーローより強いのに、目立たなかったなら?
その活躍が無かったことになったなら?
強さだけではなく承認欲求やプライドなども、モチーフにした物語なのではないかと感じた。どんなに完璧にこなし、相手よりも能力を持っていたとしても、誰にもそれを認めて貰えない。裏方でいなければならない主人公は、かなり精神的に辛い立場だと感じる。
根っからの裏方好きでもなければ、耐えられないのでないだろうか?
【物語・登場人物の魅力】
主人公はきちんと自分のやるべきことをこなしているようには感じるが、”やはり納得いかない”と思う面が垣間見える。
ヒーローの変身する間、敵から彼女を守り切った主人公であったが、その帰りにたまたま異世界から来た「ヴィラン」と出くわす。本来なら、ヒーローがとどめを刺すのだが、一人で戦ってしまう。彼の強さを認識する場面だ。
ここで思うのは、これだけ強くてもヒーローにはなれないという事。一緒にいた幼馴染みのスナイパーの心の声”そもそもヒーローを守る存在がヒーローより弱くちゃ(略)”(引用)により理由などを妙に納得してしまう。
ここでヒーローよりも強い護衛がいるのならば、”ヒーローは要らないのではないか?”という疑問が湧く。このことについては、きちんと理由が述べられている。(作中にて)
ヒーローよりも強いのにヒーローになれない主人公の心境に、共感の持てる作品である。色んな理由があり、それ自体(システムなど)は理解出来るが
、別な部分に納得いかないという複雑な心境になる物語なのだ。
とても面白い(興味深い)物語である。
【物語の見どころ】
裏方にスポットを充て、葛藤を描くというのがとても面白い。アイドルにしても、裏方がいてこそのアイドルなのだ。ただそこにいるだけ(存在しているだけ)では、ただの人でしかない。ヒーローもしかり。
支えてくれる人物、お膳立てしてくれる人がいて、初めてヒーローと認められる。つまり、主人公がどんなに強くてもヒーローになれないのは、それが理由なのかもしれない。
しかし、この物語はそこでは終わらない。
主人公は、一度は「護利隊」から追放されてしまうがその後、彼は今までヒーローが手に入れることの出来なかった能力を手にするのである。
それこそが、彼のターニングポイントなのではないだろうか?
ヒーローという肩書にこだわることを辞めた時、彼が本当に進みたかった道が見えてくるのではないだろうかと感じた。
あなたもお手に取られてみませんか?
ヒーローの舞台裏で戦う主人公の物語。ヒーローより強い彼の戦う姿(拘りの戦闘シーン)は、ヒーローと「ヴィラン」の戦いよりも夢中にさせてくれます。この先の彼の活躍を、その目で是非、確かめてみてくださいね。
お奨めです。
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