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2021’1、2
祓い屋見習いと半妖の雪女
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星来 香文子 様作
【あらすじ引用】
才色兼備、文武両道、まさに高嶺の花と呼ばれていた雪乃は、高校受験に失敗した。
滑り止めで受かった高校で出会ったのは、その失敗要因のコスプレイヤー兼ゲーム実況者。
見守るだけで良かったのに、些細なきっかけで近づく二人の距離。
しかし、雪乃は普通の人間ではない。
そして、彼もまた『祓い屋』という雪乃にとって、”厄介な家業”を継がなければならなかった。
半妖の雪女と、祓い屋の後継。
決して許されない恋——かと思えば、どうやら彼には払い屋の才能がないようで……?
【物語は】
主人公が、あるコスプレイヤー兼ゲーム実況者の活動休止を知り、あまりのショックにより高校受験に失敗してしまうことにより展開されていく。あらすじにもある通り、主人公は普通の”人間”ではないという事が一話でも分かっていく。間接的ではあるが、彼女がショックを受けたことにより周りが巻き込まれてしまっていた。ちょっとどころではないところが、ラブコメディであることを思わせるよい滑り出しと感じた。コメディはとても難しい分野である。最も大切なのが共感、そして伝わりやすさ。これは鈍感でも分かるくらい、わかりやすく、しかもやり過ぎくらいでないと笑えない。
「え?そこまでやる⁈」
と読み手がツッコミを入れたくなれば、その笑いは共感できているはずだ。(恐らくね)
さてこの一話で書かれているのは、主人公が受験に失敗するまでの経緯と、新たな高校にて憧れの人とリアルに出逢うまで。しかし、一ページから飛ばしてくる物語だと感じた。もちろん良い意味である。主人公の感情の激変の仕方が、派手で思わず笑ってしまう。
【物語の魅力】
主人公の感覚の違いをモチーフにしているところがとても面白い。二話では母と主人公のやり取りがあるのだが、母は娘の反応に”残念”という気持ちを向けている。それは”残念なイケメン”などと表現される類ものだと思われる。主人公は才色兼備、文武両道でありながら、行き過ぎたファンでもある。つまりオタクと呼ばれるタイプ。母は、そんな娘を理解(理解を示しているわけではない(笑))し、危ない行動に走らないように、事前に注意を促す場面も。振り切ることも可能だが、なにせ主人公は普通の人間ではない。ここから、どう行動するかによって、未来が変わってしまうこともあるだろう。
この物語は、コメディ要素はあるもののベースにドキドキする部分がある。バレたらヤバい!というような。こんなに派手に周りを、無自覚に巻き込んでいる主人公が、果たして無事バレずに、高校生活を送れるのだろうかという、ハラハラドキドキ感も魅力の一つではないのだろうか?
【登場人物の魅力】
もちろん、主人公は魅力的である。人は完璧すぎると魅力を感じないものだ。何処かに抜けているところがあるから、可愛く見えたりするもの。この作品の主人公はギャップと天然と言うところに凄く魅力を感じる。そして、彼女を取り巻く、周りの人物にも。特に母が良い味を出している。良いツッコミ役だなと感じた。名前は出てこないものの、彼女の派手な行動が大した出来事ではなかったとかたずけていく、見えてはいてもきちんとした役柄というもののない、大衆にも凄く魅力を感じた。
【この作品の良いところ、みどころ】
名前のある登場人物が少ないところ。とても不思議な物語だと思う。主役の二人にきちんとスポットがあてられており、名のある人物が出てくるというわけでもないのに、たくさんの人物が振り回されているように感じる。そこがとても巧いと思った。
物語は、三話にしてすでに進展を見せているが、これがまた可愛らしい感じがする。急展開する物語は沢山あるが、しかしこの物語は進展が早くても、二人の距離の縮まり方がゆっくりに感じるので、じれったさも感じつつ、影から見守りたくなるような気持ちになる。主人公の想いが伝わってくる素敵な物語だと思った。まだ三ページまでの読了であるが、これだけの魅力が詰まった物語である。
あなたも、お手に取られてみませんか?
この先一体どんな展開が待ち受けているのか。主人公は自分の素性を隠し通すことが出来るのか!
是非あなたの目で確かめてみてくださいね。
おススメです。
【あらすじ引用】
才色兼備、文武両道、まさに高嶺の花と呼ばれていた雪乃は、高校受験に失敗した。
滑り止めで受かった高校で出会ったのは、その失敗要因のコスプレイヤー兼ゲーム実況者。
見守るだけで良かったのに、些細なきっかけで近づく二人の距離。
しかし、雪乃は普通の人間ではない。
そして、彼もまた『祓い屋』という雪乃にとって、”厄介な家業”を継がなければならなかった。
半妖の雪女と、祓い屋の後継。
決して許されない恋——かと思えば、どうやら彼には払い屋の才能がないようで……?
【物語は】
主人公が、あるコスプレイヤー兼ゲーム実況者の活動休止を知り、あまりのショックにより高校受験に失敗してしまうことにより展開されていく。あらすじにもある通り、主人公は普通の”人間”ではないという事が一話でも分かっていく。間接的ではあるが、彼女がショックを受けたことにより周りが巻き込まれてしまっていた。ちょっとどころではないところが、ラブコメディであることを思わせるよい滑り出しと感じた。コメディはとても難しい分野である。最も大切なのが共感、そして伝わりやすさ。これは鈍感でも分かるくらい、わかりやすく、しかもやり過ぎくらいでないと笑えない。
「え?そこまでやる⁈」
と読み手がツッコミを入れたくなれば、その笑いは共感できているはずだ。(恐らくね)
さてこの一話で書かれているのは、主人公が受験に失敗するまでの経緯と、新たな高校にて憧れの人とリアルに出逢うまで。しかし、一ページから飛ばしてくる物語だと感じた。もちろん良い意味である。主人公の感情の激変の仕方が、派手で思わず笑ってしまう。
【物語の魅力】
主人公の感覚の違いをモチーフにしているところがとても面白い。二話では母と主人公のやり取りがあるのだが、母は娘の反応に”残念”という気持ちを向けている。それは”残念なイケメン”などと表現される類ものだと思われる。主人公は才色兼備、文武両道でありながら、行き過ぎたファンでもある。つまりオタクと呼ばれるタイプ。母は、そんな娘を理解(理解を示しているわけではない(笑))し、危ない行動に走らないように、事前に注意を促す場面も。振り切ることも可能だが、なにせ主人公は普通の人間ではない。ここから、どう行動するかによって、未来が変わってしまうこともあるだろう。
この物語は、コメディ要素はあるもののベースにドキドキする部分がある。バレたらヤバい!というような。こんなに派手に周りを、無自覚に巻き込んでいる主人公が、果たして無事バレずに、高校生活を送れるのだろうかという、ハラハラドキドキ感も魅力の一つではないのだろうか?
【登場人物の魅力】
もちろん、主人公は魅力的である。人は完璧すぎると魅力を感じないものだ。何処かに抜けているところがあるから、可愛く見えたりするもの。この作品の主人公はギャップと天然と言うところに凄く魅力を感じる。そして、彼女を取り巻く、周りの人物にも。特に母が良い味を出している。良いツッコミ役だなと感じた。名前は出てこないものの、彼女の派手な行動が大した出来事ではなかったとかたずけていく、見えてはいてもきちんとした役柄というもののない、大衆にも凄く魅力を感じた。
【この作品の良いところ、みどころ】
名前のある登場人物が少ないところ。とても不思議な物語だと思う。主役の二人にきちんとスポットがあてられており、名のある人物が出てくるというわけでもないのに、たくさんの人物が振り回されているように感じる。そこがとても巧いと思った。
物語は、三話にしてすでに進展を見せているが、これがまた可愛らしい感じがする。急展開する物語は沢山あるが、しかしこの物語は進展が早くても、二人の距離の縮まり方がゆっくりに感じるので、じれったさも感じつつ、影から見守りたくなるような気持ちになる。主人公の想いが伝わってくる素敵な物語だと思った。まだ三ページまでの読了であるが、これだけの魅力が詰まった物語である。
あなたも、お手に取られてみませんか?
この先一体どんな展開が待ち受けているのか。主人公は自分の素性を隠し通すことが出来るのか!
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おススメです。
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