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リーマン物語2

───プロローグ

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むかし、むかしあるところにドSなカップルが住んでおりました。
「ダーリン、わたくしの為にとっとと芝刈りにお行き遊ばせ」
「ハニー、俺様の為に川で洗濯をしてこい」
ダーリン(皇)は全身ブランドの服を着て芝刈りに、ハニー(婚約者)は、チャイナ服にハイヒールを履いて、川へ洗濯へ行きました。

ハニーが川で、下僕に洗濯をさせていると、上流のほうから、どんぶらこっこっと塩の塊が流れてきました。
「あら。塩だわ。高く売れそうねえ」
ハニーは塩を見るなり、竿を使って引き寄せました。
「結構な重量があるじゃなーい?」
塩の塊はとても重く、下僕と二人では到底運べそうになかったので、村長の家から一輪車を借りて、家に持ち帰ることにしました。

「あら、ダーリン遅かったじゃない」
ハニーはこの幸運を分かち合おうとダーリンを待ちわびていましたが、彼が帰ったのは、とうに日が落ちた頃でした。
「鬼に襲われていた」
「なんですって⁈」
「愛人になれと迫られて、巻くのが大変だったよ、ハニー」
ふっと髪をかき上げるダーリン。
(お前は花輪か!)
「俺様の魅力は、鬼にまで知れ渡っているんだな」
(そんなわけあるか!)
「そんなことは、どうでも良くってよ。それよりご覧あそばせ、この塩の塊を。小分けにして売って、稼いだお金で豪遊しませんこと?」
「それは良い案だ」
二人は意気投合し、塩の塊を半分に割ってみることにしました。

すると、どうでしょう!
中から、かわい…”博〇の塩”というプリントがされたTシャツに灰色のハーフパンツを履いた、愛想の悪いイケメンが出てきました。
「何してるんだ、そんなところで」
と、ダーリン。
「あら、わたくしと素敵なDVDを作りませんこと?ちょっとぺローンとすれば、稼げましてよ」
と、ハニー。
「断る!」
愛想の悪いイケメンは、即答しました。

「で、名前は?」
「吾輩は、塩である。名前はまだない」
(どういうことだ!)
「じゃあ、塩田郎でいいだろう」
こうして塩から産まれた愛想の悪いイケメンは塩田郎と名付けられたのでした。
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