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━2章【不器用な二人】━
2.5『こっち見てよ』【R】
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****♡side・鶴城
「んッ……」
食事を終え、ゆったりとした時間を過ごす。
夜景は宝石箱のように煌めいて相変わらず美崎を魅了していた。
「慎ッ」
そんな彼をベッドに連れ込み押し倒す。
──そろそろ、俺の方も見てくれよ。
別れたいなんて、二度と言わせはしない。
俺なしじゃ生きていけないくらい、その身も心も愛してやるから。
大きく開かれた足の間に顔を埋め、目的の果実を口に含む。鈴口が濡れ始めていることから、彼も満更ではないのだと思った。いつもなら抗議を受けそうな体勢も、暗さが勝り彼はただ快感に身を投じている。
「まこ……と……」
だけど……。
失いたくないからこそ行動に移すことも彼には不安でしかなくて。
どうしたらいいのかわからなくなる。
──別れたくない。
離れたくない。
絶対に失いたくない。
どうすればいいんだろう?
どうすれば安心させてあげられる?
たっぷりと愛撫を施し、美崎が涙目で“挿れて……”と懇願するまで鶴城は考えに没頭していた。
「慎……んッ……ぎゅってしてよ」
──くあああああ!
か、可愛いっ!
いつも強がりばかり言う彼がとろんとした表情をし、涙目で両腕を伸ばしてくるのだ。鶴城はたまらなくなり、彼を引き起こすと対面騎乗位でぎゅっと抱き締める。
「うぅんッ……何、おっきく……」
一層自身を大きくし彼の蕾の奥を突く。繋がった部分からプチゅップチゅッと卑猥な音がして欲情を煽る。
──たまんない。
可愛すぎるっ。
****
「慎?」
「可愛いよ、優也」
潤んだ瞳をじっと見つめ囁けば彼は眉を寄せ、何故か泣きそうな顔をする。
「やっぱり、可愛い子のほうが好きなのか?」
「違うよ。優也が好きなんだよ」
そう告げれば彼はぎゅっと抱きつく。
「浮気、しないで」
美崎は不安を言葉にしながら、奥をぎゅっと締めてくる。鶴城は彼の首筋をちゅぅっと吸い上げた。
「したことないだろ?」
「ないけど、不安なんだよ」
なんて可愛いこというんだろう、と思いながら美崎の髪を撫でる。愛しい彼の。
「優也だけだよ」
「うんッ」」
彼が夢中になるのを感じながら、先ほど一階ロビーでの大里とのやり取りを思い出していた。
美崎は大里と黒川との関係に憧れている。いつでも、どこでもラブラブに見える二人に。
しかしそんな大里が好きなのは……。
『他人の芝生って青く見えるものなんですよ』
彼はそう言った。
『どんなに久隆を愛したって彼はもう俺の恋人にはならないし、無理矢理自分のものにしたところで満たされはしない』
鶴城は苦悩を吐き出す彼を見ていた。
『仮に振り向いたとしても、俺は彩都を切れない』
それが自分の選んだ道なんだと大里は言う。それならば、彼がいつでも黒川に甘い恋人のように接するのは責任からなのか?
イチャイチャは美崎にとって理想なのだろう。自分には真似出来そうにはなかった。あんなにいつでも相手の気持ちを読んで先回りするなど到底無理だ。しかし美崎を喜ばせたい。もっと自分でいっぱいにしたい。
「慎ッ」
愛しい彼が望むままに舌を絡め、奥を突いてやる。この幸せな時が永遠に続くことを願って。
「んッ……」
食事を終え、ゆったりとした時間を過ごす。
夜景は宝石箱のように煌めいて相変わらず美崎を魅了していた。
「慎ッ」
そんな彼をベッドに連れ込み押し倒す。
──そろそろ、俺の方も見てくれよ。
別れたいなんて、二度と言わせはしない。
俺なしじゃ生きていけないくらい、その身も心も愛してやるから。
大きく開かれた足の間に顔を埋め、目的の果実を口に含む。鈴口が濡れ始めていることから、彼も満更ではないのだと思った。いつもなら抗議を受けそうな体勢も、暗さが勝り彼はただ快感に身を投じている。
「まこ……と……」
だけど……。
失いたくないからこそ行動に移すことも彼には不安でしかなくて。
どうしたらいいのかわからなくなる。
──別れたくない。
離れたくない。
絶対に失いたくない。
どうすればいいんだろう?
どうすれば安心させてあげられる?
たっぷりと愛撫を施し、美崎が涙目で“挿れて……”と懇願するまで鶴城は考えに没頭していた。
「慎……んッ……ぎゅってしてよ」
──くあああああ!
か、可愛いっ!
いつも強がりばかり言う彼がとろんとした表情をし、涙目で両腕を伸ばしてくるのだ。鶴城はたまらなくなり、彼を引き起こすと対面騎乗位でぎゅっと抱き締める。
「うぅんッ……何、おっきく……」
一層自身を大きくし彼の蕾の奥を突く。繋がった部分からプチゅップチゅッと卑猥な音がして欲情を煽る。
──たまんない。
可愛すぎるっ。
****
「慎?」
「可愛いよ、優也」
潤んだ瞳をじっと見つめ囁けば彼は眉を寄せ、何故か泣きそうな顔をする。
「やっぱり、可愛い子のほうが好きなのか?」
「違うよ。優也が好きなんだよ」
そう告げれば彼はぎゅっと抱きつく。
「浮気、しないで」
美崎は不安を言葉にしながら、奥をぎゅっと締めてくる。鶴城は彼の首筋をちゅぅっと吸い上げた。
「したことないだろ?」
「ないけど、不安なんだよ」
なんて可愛いこというんだろう、と思いながら美崎の髪を撫でる。愛しい彼の。
「優也だけだよ」
「うんッ」」
彼が夢中になるのを感じながら、先ほど一階ロビーでの大里とのやり取りを思い出していた。
美崎は大里と黒川との関係に憧れている。いつでも、どこでもラブラブに見える二人に。
しかしそんな大里が好きなのは……。
『他人の芝生って青く見えるものなんですよ』
彼はそう言った。
『どんなに久隆を愛したって彼はもう俺の恋人にはならないし、無理矢理自分のものにしたところで満たされはしない』
鶴城は苦悩を吐き出す彼を見ていた。
『仮に振り向いたとしても、俺は彩都を切れない』
それが自分の選んだ道なんだと大里は言う。それならば、彼がいつでも黒川に甘い恋人のように接するのは責任からなのか?
イチャイチャは美崎にとって理想なのだろう。自分には真似出来そうにはなかった。あんなにいつでも相手の気持ちを読んで先回りするなど到底無理だ。しかし美崎を喜ばせたい。もっと自分でいっぱいにしたい。
「慎ッ」
愛しい彼が望むままに舌を絡め、奥を突いてやる。この幸せな時が永遠に続くことを願って。
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