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3話 その男、彼女溺愛につき
6.5・愛しい恋人(2)【R】
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悠の言葉に一喜一憂する蓮。
「そんな顔しないの」
悠は涙目の彼にちゅっと口づけた。
「俺のこと、好き?」
「うん。大好き」
ニコッと笑って見せるが、蓮はまだ不安そうにこちらを見つめている。
「どうしてダメなの?」
悠はちゃんと理由を聞いてみようと思った。
「出会い多いでしょ? スポーツジムって」
”いい身体してる人いっぱいいるよ?”と続けて。
つまり蓮は悠に新しい出会いがあることが嫌なのだ。
そう理解した悠は自分に覆いかぶさる彼の肩に顔を埋めると、
「わたしは別にいい身体が好きとかじゃなくて……蓮の身体が好きなの」
言ってしまってから恥ずかしくなる。
それではまるで……。
「えっと……?」
案の定、困った様子の彼。
「あ、うん。そういう意味でも好きよ?」
何故か追い打ちをかける結果になってしまった。
蓮は言葉に困っているようだ。悠を抱きしめる腕に力を込めると声にならない声を出し、悶絶している。
可愛いなと思った。
そんな彼の様子は、悠が全てだと言われているようで嬉しくもある。
悠は蓮の背中にツツツと手を滑らせた。直に触れた肌から伝わる体温。背中から首筋に手を滑らせ、顔を上げた彼の頬に手をあてる。
「興奮してるの?」
先ほどから悠の太ももに何か硬いものがあたっていた。
「そりゃ……まあ……」
顔に出ないからこそ、彼が自分に欲情してくれているのかは気になるところ。
「悠は?」
と問われ、
「確認してみたら?」
と挑発する。
蓮はゆっくりと一つ瞬きをすると、悠の唇を塞ぎ手を太ももへ滑らせていく。ゆっくりと移動する体温。
悠は瞳を閉じると彼の手へ意識を集中させた。
やがて唇は首筋を辿り、再び鎖骨へ。
「痕つけちゃダメ?」
と蓮。
「見えるところはダメ。冷やかされるし」
”蓮にはつけたいけれど”と続ければ、首を傾げ”いいよ”と言われる。
なんとも無防備だ。
「あッ……」
だが足の間から下着の隙間に指を滑らされ、余裕はなくなる。
「蓮ッ……」
彼の首を引き寄せ、その首筋を強く吸う。
蓮の指は一旦悠の秘部から離れ、下着にひっかけられた。
「はあッ……」
少し触られただけなのに、今日はなんだかいつもよりも感じてしまっている。スルリと下着を引き抜かれ、悠は再び彼の首に腕を絡めた。
「俺のためなの?」
悠の秘部に中指を滑らせながら問う、蓮。
つるりとしたソコは、確かに彼の好み。
「蓮の為……と言うよりも、蓮の好みに合わせたかったの。愛されたいから」
恋は人を馬鹿にするものだ。
時として大胆な行動へ移すほどに。
「蓮が好きだから」
体温が上がっていくのを感じながらそう告げれば、
「好きだよ、悠」
と耳元で彼の声。
その指は悠の愛液で濡れ優しく、小さな豆を転がしている。
「んんッ……」
「いっぱいしてあげるよ、悠」
「あ……ッ」
悠は蓮のくれる愛撫に次第に夢中になっていったのだった。
「そんな顔しないの」
悠は涙目の彼にちゅっと口づけた。
「俺のこと、好き?」
「うん。大好き」
ニコッと笑って見せるが、蓮はまだ不安そうにこちらを見つめている。
「どうしてダメなの?」
悠はちゃんと理由を聞いてみようと思った。
「出会い多いでしょ? スポーツジムって」
”いい身体してる人いっぱいいるよ?”と続けて。
つまり蓮は悠に新しい出会いがあることが嫌なのだ。
そう理解した悠は自分に覆いかぶさる彼の肩に顔を埋めると、
「わたしは別にいい身体が好きとかじゃなくて……蓮の身体が好きなの」
言ってしまってから恥ずかしくなる。
それではまるで……。
「えっと……?」
案の定、困った様子の彼。
「あ、うん。そういう意味でも好きよ?」
何故か追い打ちをかける結果になってしまった。
蓮は言葉に困っているようだ。悠を抱きしめる腕に力を込めると声にならない声を出し、悶絶している。
可愛いなと思った。
そんな彼の様子は、悠が全てだと言われているようで嬉しくもある。
悠は蓮の背中にツツツと手を滑らせた。直に触れた肌から伝わる体温。背中から首筋に手を滑らせ、顔を上げた彼の頬に手をあてる。
「興奮してるの?」
先ほどから悠の太ももに何か硬いものがあたっていた。
「そりゃ……まあ……」
顔に出ないからこそ、彼が自分に欲情してくれているのかは気になるところ。
「悠は?」
と問われ、
「確認してみたら?」
と挑発する。
蓮はゆっくりと一つ瞬きをすると、悠の唇を塞ぎ手を太ももへ滑らせていく。ゆっくりと移動する体温。
悠は瞳を閉じると彼の手へ意識を集中させた。
やがて唇は首筋を辿り、再び鎖骨へ。
「痕つけちゃダメ?」
と蓮。
「見えるところはダメ。冷やかされるし」
”蓮にはつけたいけれど”と続ければ、首を傾げ”いいよ”と言われる。
なんとも無防備だ。
「あッ……」
だが足の間から下着の隙間に指を滑らされ、余裕はなくなる。
「蓮ッ……」
彼の首を引き寄せ、その首筋を強く吸う。
蓮の指は一旦悠の秘部から離れ、下着にひっかけられた。
「はあッ……」
少し触られただけなのに、今日はなんだかいつもよりも感じてしまっている。スルリと下着を引き抜かれ、悠は再び彼の首に腕を絡めた。
「俺のためなの?」
悠の秘部に中指を滑らせながら問う、蓮。
つるりとしたソコは、確かに彼の好み。
「蓮の為……と言うよりも、蓮の好みに合わせたかったの。愛されたいから」
恋は人を馬鹿にするものだ。
時として大胆な行動へ移すほどに。
「蓮が好きだから」
体温が上がっていくのを感じながらそう告げれば、
「好きだよ、悠」
と耳元で彼の声。
その指は悠の愛液で濡れ優しく、小さな豆を転がしている。
「んんッ……」
「いっぱいしてあげるよ、悠」
「あ……ッ」
悠は蓮のくれる愛撫に次第に夢中になっていったのだった。
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