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────5章【葵と大里】
プロローグ
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****♡Side・葵
葵は久隆と咲夜に挟まれた位置で、夕飯のハンバーグを頬張りながら仲良くお喋りをする二人に、幸せを感じていた。三人は全く違う境遇で産まれ育った。だが、運命の糸で繋がれ、こうして毎日一緒にいる。咲夜とは四年目だが、久隆とはまだ一年も経っていない。それなのに、まるで昔から一緒に居たような気持ちになってしまう。
自分たちには、それぞれ役割がある。
リーダー格であり、咲夜と葵を守ってくれる久隆。
ムードメーカーで、いざとなったら久隆の代わりができる葵。
そんな二人を繋ぐ咲夜。彼がいるから二人は頑張れるのだ。
「久隆くん、欲しいモノ決まった?」
と葵が右隣の久隆に尋ねる。すると、
「なかなか決まらなくて」
と、久隆。
「何かプレゼント?」
と、咲夜。彼は寝ていたから話の内容を知らないのだ。
「DIY。何か作ってあげる約束なの。サクも欲しいモノある?」
「俺、写真立て欲しいな。三人の写真、いっぱい飾ろうよ」
ニコニコする咲夜に、久隆と葵が顔を見合わせる。その表情は”いいね!”である。
「ワイヤーにつるすヤツどう?あれ、お洒落じゃない?」
と、久隆。
「あんまりDIYっぽくないけど、いいかも」
と、葵。そこで、あることを思い出し、
「大里入れないと拗ねない?」
と久隆に問う。
「ああ…そう、だな」
久隆は咲夜のほうをチラリとみながら。やはり自分がここは解決しなきゃしけないのだと、葵は改めて思うのだった。
葵は久隆と咲夜に挟まれた位置で、夕飯のハンバーグを頬張りながら仲良くお喋りをする二人に、幸せを感じていた。三人は全く違う境遇で産まれ育った。だが、運命の糸で繋がれ、こうして毎日一緒にいる。咲夜とは四年目だが、久隆とはまだ一年も経っていない。それなのに、まるで昔から一緒に居たような気持ちになってしまう。
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