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special love『運命の恋人』
9・月が照らす時【R】
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****♡Side・咲夜(義弟)
彼が居ればいつだって幸せだった。自分は恵まれていると思う。幼い頃から大好きな人と、みんなに祝福されながら、一緒に居られるのだから。誰にも邪魔されることなく、ゆりかごにゆられているように優しい時間の中で。
「んんッ……」
ブラインドの隙間から月の光が差し込んでいる。間接照明のみでロマンチックに演出された空間には、お洒落な音楽が流れていた。初めてだからドラマチックでロマンチックに。良い思い出にしようと努力してくれる久隆。そんな彼が好きだ。
ホントはまだ甘えていたいのに、咲夜の為には大人になろうとする。最高をくれようとする。
だからこそ自分も初めてはより、思い出に残るような悔いのないものにしたかった。だって初めてはたった一度しかないのだから。大好きな彼との最高の夜。これはきっと始まりに過ぎない。月明かりは静かに二人の行く末を照らしている。
『咲夜、一度達っていいよ』
と言われ、断ったのはその為だ。
自分だって事前に知識は仕入れている。一度達ったほうが力が抜けてい挿れすくなることくらい。だが、それを我慢しても初めては二人で一緒が良かった。たとえ、馬鹿だと言われても。
指が増え、ゆっくりと準備がなされていく。
「痛くない? 大丈夫?」
彼は何度も咲夜に確認する。傷つけないように気遣ってくれる彼。気持ちいいことだけ咲夜に教えようと努力する彼が、とて|も愛しい。
「うんッ…」
口づけの為に再び彼が這い上がれば、咲夜の股に彼の欲望の塊が触れる。彼は咲夜の為に理性で耐え、準備をしてくれているのだと思うと、また嬉しくなった。愛とは自分を押し付けないこと。彼からそう教えられているようにも感じる。
「ふ……んんッ」
片手は咲夜の蕾に。もう片方の手は咲夜の髪を優しく撫で、軽く口づけをくれる彼。
「もう、大丈夫だよ」
と、咲夜は告げた。
じっくりと時間をかけて解された蕾は彼を欲しがっている。早く繋がりたいと咲夜は望んだ。熱を分け合って、心から温め合いたい。決して離れないように、融け合ってしまいたいと思う。彼が自分にくれる愛は優しくて暖かで幸せな気持ちにさせてくれる。
「ホントに?」
心配そうな顔をしながら彼が咲夜の蕾から指をゆっくりと引き抜く。
「んんッ」
擦れる感覚に咲夜は快感を覚え始めていた。彼自身が蕾に宛がわれ、彼の両親指が蕾を左右に拡げる。
───恥ずかしい……。でも、拡げないと入らないだろうし。
咲夜は腕で顔を覆うと羞恥に耐えた。彼の先端がくぷぷっと飲み込まれると久隆は咲夜の顔の横に手をつき腰を進め始めたのだった。
彼が居ればいつだって幸せだった。自分は恵まれていると思う。幼い頃から大好きな人と、みんなに祝福されながら、一緒に居られるのだから。誰にも邪魔されることなく、ゆりかごにゆられているように優しい時間の中で。
「んんッ……」
ブラインドの隙間から月の光が差し込んでいる。間接照明のみでロマンチックに演出された空間には、お洒落な音楽が流れていた。初めてだからドラマチックでロマンチックに。良い思い出にしようと努力してくれる久隆。そんな彼が好きだ。
ホントはまだ甘えていたいのに、咲夜の為には大人になろうとする。最高をくれようとする。
だからこそ自分も初めてはより、思い出に残るような悔いのないものにしたかった。だって初めてはたった一度しかないのだから。大好きな彼との最高の夜。これはきっと始まりに過ぎない。月明かりは静かに二人の行く末を照らしている。
『咲夜、一度達っていいよ』
と言われ、断ったのはその為だ。
自分だって事前に知識は仕入れている。一度達ったほうが力が抜けてい挿れすくなることくらい。だが、それを我慢しても初めては二人で一緒が良かった。たとえ、馬鹿だと言われても。
指が増え、ゆっくりと準備がなされていく。
「痛くない? 大丈夫?」
彼は何度も咲夜に確認する。傷つけないように気遣ってくれる彼。気持ちいいことだけ咲夜に教えようと努力する彼が、とて|も愛しい。
「うんッ…」
口づけの為に再び彼が這い上がれば、咲夜の股に彼の欲望の塊が触れる。彼は咲夜の為に理性で耐え、準備をしてくれているのだと思うと、また嬉しくなった。愛とは自分を押し付けないこと。彼からそう教えられているようにも感じる。
「ふ……んんッ」
片手は咲夜の蕾に。もう片方の手は咲夜の髪を優しく撫で、軽く口づけをくれる彼。
「もう、大丈夫だよ」
と、咲夜は告げた。
じっくりと時間をかけて解された蕾は彼を欲しがっている。早く繋がりたいと咲夜は望んだ。熱を分け合って、心から温め合いたい。決して離れないように、融け合ってしまいたいと思う。彼が自分にくれる愛は優しくて暖かで幸せな気持ちにさせてくれる。
「ホントに?」
心配そうな顔をしながら彼が咲夜の蕾から指をゆっくりと引き抜く。
「んんッ」
擦れる感覚に咲夜は快感を覚え始めていた。彼自身が蕾に宛がわれ、彼の両親指が蕾を左右に拡げる。
───恥ずかしい……。でも、拡げないと入らないだろうし。
咲夜は腕で顔を覆うと羞恥に耐えた。彼の先端がくぷぷっと飲み込まれると久隆は咲夜の顔の横に手をつき腰を進め始めたのだった。
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