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罰金物語
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むかーしむかし、あるところに罰金(ばっきん)というおとこがいました。罰金はきぞくのおうちにうまれました。罰金のおとうさんははやくになくなり、おかあさんもさいこんしてしまいますが、おじいちゃんとおばあちゃんがいたのでしあわせでした。
しかし、そのごおじいちゃんもしんでしまいます。そのごはおばあちゃんとかっこいいおじさんとやしんかのおばさんとおかねがだいすきなはとことくらしはじめます。
罰金のおとうさんとおじいちゃんをころしたのはせんそうでした。ふたりは『あかばらぐみ』でかつやくしていたのですが、たたかいのあいだにころされてしまったのです。罰金は『あかばらぐみ』がかってたたかいがおわることをいのりましたが、かったのは『あかばらぐみ』でなく、『しろばらぐみ』でした。『しろばらぐみ』のめいれいでおばあちゃんはさいこんしてとおくにいってしまいました。
そして、罰金はおじさんたちとひきはなされて『しろばらぐみ』のおうさまのところにつれていかれます。だいすきなおじさんとてきになってしまったのです。おうさまは罰金におかあさんがわりとおくさんをよういしてくれました。
でも、罰金はおかあさんがわりがきらいでした。おうひというだけあってものすごくびじんなおかあさんがわりでしたが、じぶんのかぞくをひいきするので、『しろばらぐみ』ではものすごいきらわれものでした。
そして、罰金はおくさんもきらいでした。おくさんはバカでこどもっぽく、じゅんすいなこでしたが、罰金はそこがきらいだったのです。
罰金はふたりをきらいました。そして、『おうひ』のしんせきになったことで罰金はほかのみんなにもきらわれました。とくに『おうひ』となかがわるい『きんぐめーかー』さんは罰金をきらいました。
しかたなく罰金はグレることにしました。そうこうしているうちに『きんぐめーかー』が『あかばらぐみ』についたことでおうさまはつかまり、『おうひ』は罰金のおくさんをつれて『じいん』のおくにひきこもりになりました。
「やったー!おじさんとあえる!」
そうおもった罰金ですが、おじさんはたたかいでしんでおり、『あかばらぐみ』も『おうひ』のことがきらいだったので、罰金はおしろのおくにとじこめらてしまいました。
「この『かんきんぐめーかー』!」
と罰金はどなりましたがするーされました。
けっきょく、罰金が『しろばらぐみ』にたすけだされたころには罰金がしろのおくにとじこめられていちねんいじょうたってのことでした。とりあえず『きんぐめーかー(わら)』と『あかばらぐみ』はいなくなりましたが、『おうひ』と罰金のおくさんはまだいきています。
「さいあく」
罰金はじぶんをきにいってくれそうで、『おうひ』がきらいなひとをさがしはじめました。罰金はそのうちのひとり、黒星(ぐろすたー)にこびをうることにしました。
なので、おうさまがしぬと、罰金はあたらしくおうさまになった『江戸(えど)』というひとにぶーいんぐをし、黒星をあたらしいおうさまにしてしまいます。そして罰金は『おうひ』のいちぞくをめっためたにし、こうせんげんします。
「おれがあたらしい『かんきんぐめーかー』だ!」
「『きんぐめーかー』だろ…」
罰金は『きんぐめーかー』になったのでちょうしにのり、『江戸』とそのおとうとをまんりきでころしてしまいました。そして、黒星とけんかをしてしまいます。
けんかのけっか、グレてひきこもった罰金のところにおてがみがきました。ちいさいころなかよく(?)していた、おかねがだいすきなはとこからです。
「ぼくの『きんぐめーかー』になってよ」
てがみのなかではとこはいいます。そのてがみをみて、つんでれでグレた罰金はこうかんがえました。
「おれがおうさまになろう!」
罰金ははとこをおうさまにする、といううそをついておかねがだいすきなおぼうさんといっしょにもりのおくで『はんらん』をおこします。罰金のはとこは罰金のところにいこうとしますが、あらしでいけなくなり、罰金のぐんもあらしとともに、黒星の軍におそわれ、ダメになってしまいました。そして、罰金はにげようとしますが、なかまのうらぎりにあいました。そしてなかまにリンチされたあと、黒星につかまります。
「罰金のくびをきれ」
黒星は言います。ぼろぞうきんになった罰金はしょけいじょうにひきずられていき、くびをおとされました。「いたい!」とさけぶひまもないできごとでした。とくにだれも罰金のしをかなしみませんでした。
いつのまにかおかねがだいすきになっていたおくさんは「あっそ」といってさいこんしました。
こどもたちはほとんどおとうさんである罰金のすがたをみたことがないので罰金がしんだことにきづきませんでした。
おともだちだった黒星は「うらぎりものはしょけい」としかいいません。なかがよくもわるくもなかった農産はどんかんでくうきがよめないのでのんきにはなうたをうたっただけでした。
だれも、罰金のしをなんともおもいませんでした。もし、黒星をうらぎらなかったら。もし、おくさんをだいじにしていたら。もし、こどもとあそんであげていたら。もし、はとこもうらぎっておうさまになろうとしなければ。
だれかひとりくらい、罰金のしをかなしんでくれたのかもしれません。
しかし、そのごおじいちゃんもしんでしまいます。そのごはおばあちゃんとかっこいいおじさんとやしんかのおばさんとおかねがだいすきなはとことくらしはじめます。
罰金のおとうさんとおじいちゃんをころしたのはせんそうでした。ふたりは『あかばらぐみ』でかつやくしていたのですが、たたかいのあいだにころされてしまったのです。罰金は『あかばらぐみ』がかってたたかいがおわることをいのりましたが、かったのは『あかばらぐみ』でなく、『しろばらぐみ』でした。『しろばらぐみ』のめいれいでおばあちゃんはさいこんしてとおくにいってしまいました。
そして、罰金はおじさんたちとひきはなされて『しろばらぐみ』のおうさまのところにつれていかれます。だいすきなおじさんとてきになってしまったのです。おうさまは罰金におかあさんがわりとおくさんをよういしてくれました。
でも、罰金はおかあさんがわりがきらいでした。おうひというだけあってものすごくびじんなおかあさんがわりでしたが、じぶんのかぞくをひいきするので、『しろばらぐみ』ではものすごいきらわれものでした。
そして、罰金はおくさんもきらいでした。おくさんはバカでこどもっぽく、じゅんすいなこでしたが、罰金はそこがきらいだったのです。
罰金はふたりをきらいました。そして、『おうひ』のしんせきになったことで罰金はほかのみんなにもきらわれました。とくに『おうひ』となかがわるい『きんぐめーかー』さんは罰金をきらいました。
しかたなく罰金はグレることにしました。そうこうしているうちに『きんぐめーかー』が『あかばらぐみ』についたことでおうさまはつかまり、『おうひ』は罰金のおくさんをつれて『じいん』のおくにひきこもりになりました。
「やったー!おじさんとあえる!」
そうおもった罰金ですが、おじさんはたたかいでしんでおり、『あかばらぐみ』も『おうひ』のことがきらいだったので、罰金はおしろのおくにとじこめらてしまいました。
「この『かんきんぐめーかー』!」
と罰金はどなりましたがするーされました。
けっきょく、罰金が『しろばらぐみ』にたすけだされたころには罰金がしろのおくにとじこめられていちねんいじょうたってのことでした。とりあえず『きんぐめーかー(わら)』と『あかばらぐみ』はいなくなりましたが、『おうひ』と罰金のおくさんはまだいきています。
「さいあく」
罰金はじぶんをきにいってくれそうで、『おうひ』がきらいなひとをさがしはじめました。罰金はそのうちのひとり、黒星(ぐろすたー)にこびをうることにしました。
なので、おうさまがしぬと、罰金はあたらしくおうさまになった『江戸(えど)』というひとにぶーいんぐをし、黒星をあたらしいおうさまにしてしまいます。そして罰金は『おうひ』のいちぞくをめっためたにし、こうせんげんします。
「おれがあたらしい『かんきんぐめーかー』だ!」
「『きんぐめーかー』だろ…」
罰金は『きんぐめーかー』になったのでちょうしにのり、『江戸』とそのおとうとをまんりきでころしてしまいました。そして、黒星とけんかをしてしまいます。
けんかのけっか、グレてひきこもった罰金のところにおてがみがきました。ちいさいころなかよく(?)していた、おかねがだいすきなはとこからです。
「ぼくの『きんぐめーかー』になってよ」
てがみのなかではとこはいいます。そのてがみをみて、つんでれでグレた罰金はこうかんがえました。
「おれがおうさまになろう!」
罰金ははとこをおうさまにする、といううそをついておかねがだいすきなおぼうさんといっしょにもりのおくで『はんらん』をおこします。罰金のはとこは罰金のところにいこうとしますが、あらしでいけなくなり、罰金のぐんもあらしとともに、黒星の軍におそわれ、ダメになってしまいました。そして、罰金はにげようとしますが、なかまのうらぎりにあいました。そしてなかまにリンチされたあと、黒星につかまります。
「罰金のくびをきれ」
黒星は言います。ぼろぞうきんになった罰金はしょけいじょうにひきずられていき、くびをおとされました。「いたい!」とさけぶひまもないできごとでした。とくにだれも罰金のしをかなしみませんでした。
いつのまにかおかねがだいすきになっていたおくさんは「あっそ」といってさいこんしました。
こどもたちはほとんどおとうさんである罰金のすがたをみたことがないので罰金がしんだことにきづきませんでした。
おともだちだった黒星は「うらぎりものはしょけい」としかいいません。なかがよくもわるくもなかった農産はどんかんでくうきがよめないのでのんきにはなうたをうたっただけでした。
だれも、罰金のしをなんともおもいませんでした。もし、黒星をうらぎらなかったら。もし、おくさんをだいじにしていたら。もし、こどもとあそんであげていたら。もし、はとこもうらぎっておうさまになろうとしなければ。
だれかひとりくらい、罰金のしをかなしんでくれたのかもしれません。
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