転生したらキングメーカーでした 〜ウォリックになった俺、未来知識で推しのために全力で闘います!!〜

月雪美玲

文字の大きさ
上 下
3 / 12
俺が…キングメーカー(予定)!?

2.目標を決めるヨ‼︎

しおりを挟む
*本作では調べて分からないこと、諸説あるものはそのうちの一つを採用、もしくは捏造しております。正しいものを知っている方は教えていただけますと幸いです。


──────────────────────────────────────





 リッキーだヨ!

 皆さんもご存知だと思うが、俺はひょんなことからキングメーカー、ウォリック伯(予定)に転生してしまった。現在三歳なのでまさに「見た目はガキ、頭脳はアラサー」!あー面白い面白い。

 はい、全く面白くありません。ごめんねー、いっつもこんなテンションで。

 さて、俺ことリッキーは転生二日目にして早速目標を決めることにしました!わー、拍手拍手ー。って、どっかの神か!…ってか今日セルフツッコミ多いな。みなさん、ごめんなさーい!


 さて、まずは全ての目標の大本! デデン!

「リチャード3世を幸せにする!」

 これ、一番大事!だって俺リカーディアンだもん。そりゃあ会って話してみたいとは言ったし、現在進行形でそう思ってるし。でもさ、この世界に転生しちゃったんだよ?会っておしまい!ってのもアレだし、何より推しが幸せな方が俺も幸せ。推しを裏切りたくないし、ましてや推しが戦死したら発狂して死ぬ(俺が)。だから、俺が未来知識活用して幸せにして差し上げなくては!

 とはいえ、リチャード3世が生まれるまで時間もあるし、彼を幸せにするならその周囲も幸せにしなければいけない。というわけでそのための小さな(いや、全っ然小さくないよ?歴史変えちゃうからむしろだいぶ大きいヨ!!)目標を決めることにした。と言うわけで… デデン!


「裏切り者になりそうな奴らの懐柔」

「ウェイクフィールドの戦いの阻止、あるいは敗北の阻止」

「エドワード4世の秘密結婚の阻止」

「俺が裏切ってランカスター派につかない」

「テューダー家即位の阻止」


 って感じかな?4番に至ってはありえないけど。推しと敵になるとかマジ勘弁。チョベリバ!(ってか今の子にチョベリバって通じるの?)


 ま、いいや。

 でも、まだやれることは限られる。頭脳はアラサーでも体は3歳だ。お子ちゃまだ。頭は重いし、すぐ眠くなる。ガキだもん。
 だけどさ、あんまり寝たくないんだよ。

 …え?なんでって…?

 今はさ、十二月だよ。しかも中世のイングランドだよ。暖房器具なんて暖炉だよ。


 その状況でさ。『パジャマがない』んだヨ!!!


 一応シュミーズっていう下着もあるけどさ。それ着て寝てたら、


「坊っちゃま。お風邪を召されましたか?」

 
 って反応されたんだよ!下着で寝て風邪扱いなんだよ!裸で寝るのが一般的なんだよ!
 …そっちの方が風邪ひくわ!
 普通にパジャマ着て寝たいよ!しかも風邪だと思われて瀉血だの占いだの変な治療されかけたし!この時代の医療怖い!絶対殺しにかかってるよ!抜歯屋(歯医者)が曲芸師的存在だったりした時代なだけあって超怖い!うわーん。目標に「風邪をひかない」と「病気にならない」を追加しなきゃダメだよこれ。


 …ってだいぶ話逸れてた。


 というわけで俺はまず裏切り者になる可能性のある身内を懐柔するところから始めようと思う。あと並行して兄弟との信頼関係も築くことにした。

 ななな、なんと!『生まれ変わった俺』は十人兄弟の長男!三番目!幼少期に死んじゃう兄弟や異母兄弟も含めたらもうちょいいる。彼らと仲良くしておいたら何かがあった時味方になってくれるかもしれないし、それを除いても家族でも信頼関係ってのは大事だしね。
 前世の俺は兄弟がいなかったから、純粋に仲良くしたいってのもあるけど。

 ってわけで俺、がんばりまーす!

 応援よろー。



──────────────────────────────────────

俺「ねーねー、作者ー。この話締まり悪くない?あとテンポも?」

月「それが何か?(圧)」

俺「いやーなんでもー(こえーよこの人ー)」



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー

ジミー凌我
ファンタジー
 日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。  仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。  そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。  そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。  忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。  生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。  ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。 この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。 冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。 なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。

お布団から始まる異世界転生 ~寝ればたちまちスキルアップ、しかも回復機能付き!?~

雨杜屋敷
ファンタジー
目覚めるとそこは異世界で、俺は道端でお布団にくるまっていた 思わぬ″状態″で、異世界転生してしまった俺こと倉井礼二。 だがしかし! そう、俺には″お布団″がある。 いや、お布団″しか″ねーじゃん! と思っていたら、とあるスキルと組み合わせる事で とんだチートアイテムになると気づき、 しかも一緒に寝た相手にもその効果が発生すると判明してしまい…。 スキル次第で何者にでもなれる世界で、 ファンタジー好きの”元おじさん”が、 ①個性的な住人たちと紡ぐ平穏(?)な日々 ②生活費の為に、お仕事を頑張る日々 ③お布団と睡眠スキルを駆使して経験値稼ぎの日々 ④たしなむ程度の冒険者としての日々 ⑤元おじさんの成長 等を綴っていきます。 そんな物語です。 (※カクヨムにて重複掲載中です)

無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた

中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■ 無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。 これは、別次元から来た女神のせいだった。 その次元では日本が勝利していたのだった。 女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。 なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。 軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか? 日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。 ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。 この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。 参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。 使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。 表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)

田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ? コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。 (あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw) 台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。 読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。 (カクヨムにも投稿しております)

ここは貴方の国ではありませんよ

水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。 厄介ごとが多いですね。 裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。 ※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

元チート大賢者の転生幼女物語

こずえ
ファンタジー
(※不定期更新なので、毎回忘れた頃に更新すると思います。) とある孤児院で私は暮らしていた。 ある日、いつものように孤児院の畑に水を撒き、孤児院の中で掃除をしていた。 そして、そんないつも通りの日々を過ごすはずだった私は目が覚めると前世の記憶を思い出していた。 「あれ?私って…」 そんな前世で最強だった小さな少女の気ままな冒険のお話である。

処理中です...