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第二章この世界の精霊
洞窟は意味不明
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私とうーまは崖の底から脱出するため、てくてくと脱出できそうな道を探していた。
ん?うーまって何かって?馬のことですけど?
かっこいい名前つけようと考え悩んだ結果、なんとなく「うーま」になった。
ネーミングセンス?気にしてたら人生負けだよ。
うーまは純白な毛で瑠璃色の瞳をしていて、とても美しい馬だった。王女の愛馬でもおかしくないくらい。
何よりサラサラでモフモフの毛が素晴らしい。
私が抱きつくとうーまは嬉しそうにする。かわいい。
そうしているうちに、洞窟のようなものが見えてきた。
行った方がいいのだろうが、もしもさっきのような魔物が現れたらと思うと足がすくむ。
私がしばらく洞窟を眺めていると、うーまが「大丈夫?」といったように私を見つめる。
大丈夫。うーまもいるんだ!
ここで餓死するより何倍もましだろう!
そう、心の中で自分を元気づける。
「うーま、行くよ」
私がそう言うと、うーまは嬉しそうに鳴いた。
やっぱり洞窟だから中は暗い。
視界が馴れてきてようやくうーまが見えるぐらいになった。
「うーん、やっぱり暗いね。こんなとき懐中電灯とかあれば便利なんだけどなぁ」
そう呟き、自分のスマホをふと思い出す。
鞄を置いて来なければ良かった。まぁ、どっちにしろ充電切れなのだが。
こんな異世界で訳の分からないものに囲まれるより、少しでも身近なものがあったら心強いと思う。
暗いと思いながら目をこする。
すると・・・。
「あれ?」
目を開けた先に広がっていたのは何の変哲もないただの洞窟だった。
いや、何の変哲もないただの洞窟が見えることがおかしいのだ。
さっきまでかすかに見えていたうーまが今ははっきり見える。
さっきまで暗かったのに・・・こんなにはっきり・・・明るく・・・。
「ええええええええ!?」
思わず叫んだ。うーまがビクッとする。広い洞窟は私の言葉を反響させる。
いや、叫ぶのは仕方ないと思う。
いきなり目が良くなった。そんな馬鹿な!?
意味の分からない状況だが特に身体に影響はない。いや、ないわけではないが。
とりあえず進も・・・。
ヒュゥン
・・・え?
私を目掛けて飛んできた矢が空中で静止し、落ちた。
私の思考回路が答えを導き出そうとしている。
なぜ矢が飛んできた?
おそらく知らないうちに罠にでもかかったのだろう。ここはただの洞窟じゃないのか?
なぜ矢が静止して落ちた?
・・・わかるわけない。
まぁ、ここは異世界だし、「なんかなった」ということでいいだろう。考えるのも疲れる。
私はうーまと洞窟の探索を続けた。
ん?うーまって何かって?馬のことですけど?
かっこいい名前つけようと考え悩んだ結果、なんとなく「うーま」になった。
ネーミングセンス?気にしてたら人生負けだよ。
うーまは純白な毛で瑠璃色の瞳をしていて、とても美しい馬だった。王女の愛馬でもおかしくないくらい。
何よりサラサラでモフモフの毛が素晴らしい。
私が抱きつくとうーまは嬉しそうにする。かわいい。
そうしているうちに、洞窟のようなものが見えてきた。
行った方がいいのだろうが、もしもさっきのような魔物が現れたらと思うと足がすくむ。
私がしばらく洞窟を眺めていると、うーまが「大丈夫?」といったように私を見つめる。
大丈夫。うーまもいるんだ!
ここで餓死するより何倍もましだろう!
そう、心の中で自分を元気づける。
「うーま、行くよ」
私がそう言うと、うーまは嬉しそうに鳴いた。
やっぱり洞窟だから中は暗い。
視界が馴れてきてようやくうーまが見えるぐらいになった。
「うーん、やっぱり暗いね。こんなとき懐中電灯とかあれば便利なんだけどなぁ」
そう呟き、自分のスマホをふと思い出す。
鞄を置いて来なければ良かった。まぁ、どっちにしろ充電切れなのだが。
こんな異世界で訳の分からないものに囲まれるより、少しでも身近なものがあったら心強いと思う。
暗いと思いながら目をこする。
すると・・・。
「あれ?」
目を開けた先に広がっていたのは何の変哲もないただの洞窟だった。
いや、何の変哲もないただの洞窟が見えることがおかしいのだ。
さっきまでかすかに見えていたうーまが今ははっきり見える。
さっきまで暗かったのに・・・こんなにはっきり・・・明るく・・・。
「ええええええええ!?」
思わず叫んだ。うーまがビクッとする。広い洞窟は私の言葉を反響させる。
いや、叫ぶのは仕方ないと思う。
いきなり目が良くなった。そんな馬鹿な!?
意味の分からない状況だが特に身体に影響はない。いや、ないわけではないが。
とりあえず進も・・・。
ヒュゥン
・・・え?
私を目掛けて飛んできた矢が空中で静止し、落ちた。
私の思考回路が答えを導き出そうとしている。
なぜ矢が飛んできた?
おそらく知らないうちに罠にでもかかったのだろう。ここはただの洞窟じゃないのか?
なぜ矢が静止して落ちた?
・・・わかるわけない。
まぁ、ここは異世界だし、「なんかなった」ということでいいだろう。考えるのも疲れる。
私はうーまと洞窟の探索を続けた。
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