3 / 40
第3話:新たな生活
しおりを挟む
「うぅ、体がチリチリする……でもみんないい動きだったよね! ないすー!」
明里はまだ焼け跡が少し残っていたが、すぐに笑顔を浮かべて手を振った。犬の耳と尻尾はいつの間にか消えていた。
「おう、お疲れ様!」
「お疲れ様でした。無事に成功してよかったですね」
天音も、ふっとその翼と光輪を消す。同時に髪色ももとに戻っていく。
「お疲れ様」
三者三様の返事をしながら、戦闘は無事に終了した。
『おつかれー。今日はほんとに変わった探索だったな。面白かったわ』
「でしょう? 楽しんでくれたようで何より……」
連理は誇らしげに言う。
「うし、報酬も出たな。布と鍵か……鍵は確定だけど、布は低レアだから微妙だな」
それから、独り言を言いながら落ちていた報酬を拾った。
その鍵は、奥にある下階層への階段の途中にある宝箱を開けられるものだ。宝箱はダンジョンによって時間経過で復活するため、すぐ前に探索されていなければ宝箱が見つかることだろう。
『毎回宝箱復活させてくれるダンジョンくん優しい』
「確かに我々に毎回ゲーム感覚で提供してくれるの優しいな。ありがとうダンジョン」
連理はコメントを読み上げてから反応する。
「彼らもそれで生計を立てているので、優しいという話ではないような気がしますが……」
生計、というと冗談のように聞こえるが『ダンジョン生物説』という説は広く知られている。そこでは、ダンジョンは生き物と似た性質を持っており、魔力エネルギーを収集して進化しながら増えていく、というのが通説だ。
「……多分そういう話じゃないと思うぞ」
連理は天音に小声で話した。
「えっ違うんですか? ですが、実際ダンジョンは生物と言われているわけですから……いえ、なんでもないです」
そこまで言って、冗談だということに気がついたのか、コホンと咳払いをし恥ずかしそうに顔を背けた。
『かわいい』
『JK可愛い』
「いやお前ら……」
視聴者には同じ高校の人間も居る上、配信者でもない本人が目の前に居るのにそんなことを言うとは、と連理は呆れてため息を吐く。
「……どうかしましたか?」
「い、いやぁなんでもないぞ! さあ報酬だぁ!」
わざとらしく話を逸らしながら、彼は宝箱のある奥の扉へ向かった。
『主が最後の一撃だけ取ったことについて誰もツッコんでいない件』
静かにコメントが一つ残された。他のメンバーにも見られていない以上、わざわざ連理がこれに反応することはないだろう。
◇
空は晴れ渡り、まだ明るい太陽が降り注ぐ涼しい午後の時間帯。
有名チェーン喫茶店のテラス席に連理たちは座っていた。。
「それでさ、結局配信どうだったの⁉」
明里は目をキラキラ輝かせながらずい、と前のめりになって訊く。
チリチリしていた髪と肌は、天音の回復魔術で直し、髪はクシで軽く梳いたことでそこそこ元に戻っていた。
「結構成功だと思うぞ。同時接続はまあ……いつもより数人多い程度だったけど、反応は悪くなかった。あとはこれから次第だけど、ポテンシャルは感じる配信だったな」
連理はスマホで配信を見返しながら分析する。
(案外冷静な分析。実はストイックなんでしょうか)
天音は頼んだジュースを飲みながら内心思った。
「えー、なんかこう、もっと一気にドカーン! みたいなのは無理なの?」
明里が言っているのは俗に言うバズりだろう。
だが、それは狙えるものではない。
「それが無理なんだなぁ。現実そう簡単じゃないんだ……結局は今やれることを地道にやってくしかないんだぞ」
「そっかぁ……」
明里は残念そうに身を引いた。
「まあ、好感触だったのでいいんじゃないでしょうか?」
「そうだな……」
零夜はどこか落ち着かなさそうだ。
「……零夜さん、そのドリンクは結構美味しいので飲んでみてはいかがでしょうか? リラックスできますよ」
それを見かねてか、天音が声をかけた。
「ん? あ、ああ、そうだな」
不思議そうな表情をしながら、言葉通り飲み物に口をつけた。案外美味しかったのか、目を見開いている。
「えーと……そうだなぁ……」
一方、明里はブツブツ言いながらスマホを弄っていた。
「何してるんだ?」
「やっぱりさぁ、せっかくならもっとSNSとか使いたいよね。それに、ここだけの関係ってつまんなくない?」
「――ごほっごほっ!」
言葉と同時に零夜がむせた。
なんだか辛そうだ。
「え? まあ確かに一理あるかもしれませんが……」
「ということで――じゃーん! アカウント作りましたー!」
明里が他三人に見せた画面には『青幻✕鳥里学園交流祭・ダンジョン探索部』と書かれたアカウント。
インターネット上でつぶやきを投稿するアプリがあった。
(こ、行動があまりにも早い……! これが陽キャ……!)
零夜は戦慄していた。
「はいはーい、それじゃあみんな集まって! 写真撮るよー」
「え? これ投稿すんのか?」
連理は不思議に思いながらも、画面に入った。
「は、話が早いですね……まあ、写真くらいならいいですけど」
少し恥ずかしそうにしながらも、言われた通り画面に入り、カメラの方を見る天音。
「ほらほら、零夜くんも」
「お、おう……」
「それじゃ、はい、チーズ――!」
パシャリ。
四人が収まった写真が撮られた。
笑顔でピースをしている明里。
真面目そうな顔で少しだけ頬を赤く染めながら控えめにポーズを取る天音。
楽しそうな笑みでピースしている連理。
引きつった笑みで形にならないピースをする零夜。
『学園交流祭スタート! ダンジョン探索部の方はこんな感じー。楽しいよ! 他のみんなはどう⁉ #青幻✕鳥里学園交流祭 #スカフ #ダンジョン探索 #青春』
彼らの青春は、今始まる。
……の、かもしれない。
◇
スレッドタイトル:今の高校生、ダンジョン探索において強すぎる件
▼0001 ぷにぷにパイロット 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
最近クソ強いスキル持った高校生多すぎやろ。これ現実のバグな
▼0002 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
ぶっちゃけ分かるわ。実力自体はそりゃ若いから低かったりもするけど、スキルがな。そこが俺らの世代より圧倒的すぎる。俺も同じ時代に生まれたかった。うらやま。
▼0003 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
そうか? そもそもダンガー持ってるヤツしか探索できないし、バイアス掛かってるような気もするが
▼0004 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
実際色々なところで最近の学生が強いとは言われてる。実際、今の世代はいろんなデータ参照しても実力高い人間が多いみたいだし
▼0005 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
なるほど、つまり黄金の世代か
▼0006 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>5
ガチで後にそう言われてる可能性はあるんよなぁ……すでに結果出してるヤツも居るし。若いのにマジですげぇ。
▼0007 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
https://www.~~~.com/watch?v=~~~
▼0008 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
すまん、この配信アーカイブ見たらなんも言えんくなったわ。
▼0009 ぷにぷにパイロット 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
エグいわこれ。つかこれ青幻学園と鳥里学園の学園交流のヤツか。まあどっちもダンジョン活動すげぇし納得っちゃ納得
▼0010 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
最近はこういうのも増えてきて凄いよなぁ。学校とかでもダンジョン探索しちゃうもんな。特に郷迷市の学校とか多いけどさ
これに関しては学生さんらゲキツヨでもう涙出てくる(´;ω;` )
▼0011 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
こんくらいだったら全然いるやろ。アホか
▼0012 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>10
高校生でこれがエグいって言ってんだよ。プロと高校生比べんな。
▼0013 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
ネット掲示板は今日も平和なンゴねぇ
――
――――
明里はまだ焼け跡が少し残っていたが、すぐに笑顔を浮かべて手を振った。犬の耳と尻尾はいつの間にか消えていた。
「おう、お疲れ様!」
「お疲れ様でした。無事に成功してよかったですね」
天音も、ふっとその翼と光輪を消す。同時に髪色ももとに戻っていく。
「お疲れ様」
三者三様の返事をしながら、戦闘は無事に終了した。
『おつかれー。今日はほんとに変わった探索だったな。面白かったわ』
「でしょう? 楽しんでくれたようで何より……」
連理は誇らしげに言う。
「うし、報酬も出たな。布と鍵か……鍵は確定だけど、布は低レアだから微妙だな」
それから、独り言を言いながら落ちていた報酬を拾った。
その鍵は、奥にある下階層への階段の途中にある宝箱を開けられるものだ。宝箱はダンジョンによって時間経過で復活するため、すぐ前に探索されていなければ宝箱が見つかることだろう。
『毎回宝箱復活させてくれるダンジョンくん優しい』
「確かに我々に毎回ゲーム感覚で提供してくれるの優しいな。ありがとうダンジョン」
連理はコメントを読み上げてから反応する。
「彼らもそれで生計を立てているので、優しいという話ではないような気がしますが……」
生計、というと冗談のように聞こえるが『ダンジョン生物説』という説は広く知られている。そこでは、ダンジョンは生き物と似た性質を持っており、魔力エネルギーを収集して進化しながら増えていく、というのが通説だ。
「……多分そういう話じゃないと思うぞ」
連理は天音に小声で話した。
「えっ違うんですか? ですが、実際ダンジョンは生物と言われているわけですから……いえ、なんでもないです」
そこまで言って、冗談だということに気がついたのか、コホンと咳払いをし恥ずかしそうに顔を背けた。
『かわいい』
『JK可愛い』
「いやお前ら……」
視聴者には同じ高校の人間も居る上、配信者でもない本人が目の前に居るのにそんなことを言うとは、と連理は呆れてため息を吐く。
「……どうかしましたか?」
「い、いやぁなんでもないぞ! さあ報酬だぁ!」
わざとらしく話を逸らしながら、彼は宝箱のある奥の扉へ向かった。
『主が最後の一撃だけ取ったことについて誰もツッコんでいない件』
静かにコメントが一つ残された。他のメンバーにも見られていない以上、わざわざ連理がこれに反応することはないだろう。
◇
空は晴れ渡り、まだ明るい太陽が降り注ぐ涼しい午後の時間帯。
有名チェーン喫茶店のテラス席に連理たちは座っていた。。
「それでさ、結局配信どうだったの⁉」
明里は目をキラキラ輝かせながらずい、と前のめりになって訊く。
チリチリしていた髪と肌は、天音の回復魔術で直し、髪はクシで軽く梳いたことでそこそこ元に戻っていた。
「結構成功だと思うぞ。同時接続はまあ……いつもより数人多い程度だったけど、反応は悪くなかった。あとはこれから次第だけど、ポテンシャルは感じる配信だったな」
連理はスマホで配信を見返しながら分析する。
(案外冷静な分析。実はストイックなんでしょうか)
天音は頼んだジュースを飲みながら内心思った。
「えー、なんかこう、もっと一気にドカーン! みたいなのは無理なの?」
明里が言っているのは俗に言うバズりだろう。
だが、それは狙えるものではない。
「それが無理なんだなぁ。現実そう簡単じゃないんだ……結局は今やれることを地道にやってくしかないんだぞ」
「そっかぁ……」
明里は残念そうに身を引いた。
「まあ、好感触だったのでいいんじゃないでしょうか?」
「そうだな……」
零夜はどこか落ち着かなさそうだ。
「……零夜さん、そのドリンクは結構美味しいので飲んでみてはいかがでしょうか? リラックスできますよ」
それを見かねてか、天音が声をかけた。
「ん? あ、ああ、そうだな」
不思議そうな表情をしながら、言葉通り飲み物に口をつけた。案外美味しかったのか、目を見開いている。
「えーと……そうだなぁ……」
一方、明里はブツブツ言いながらスマホを弄っていた。
「何してるんだ?」
「やっぱりさぁ、せっかくならもっとSNSとか使いたいよね。それに、ここだけの関係ってつまんなくない?」
「――ごほっごほっ!」
言葉と同時に零夜がむせた。
なんだか辛そうだ。
「え? まあ確かに一理あるかもしれませんが……」
「ということで――じゃーん! アカウント作りましたー!」
明里が他三人に見せた画面には『青幻✕鳥里学園交流祭・ダンジョン探索部』と書かれたアカウント。
インターネット上でつぶやきを投稿するアプリがあった。
(こ、行動があまりにも早い……! これが陽キャ……!)
零夜は戦慄していた。
「はいはーい、それじゃあみんな集まって! 写真撮るよー」
「え? これ投稿すんのか?」
連理は不思議に思いながらも、画面に入った。
「は、話が早いですね……まあ、写真くらいならいいですけど」
少し恥ずかしそうにしながらも、言われた通り画面に入り、カメラの方を見る天音。
「ほらほら、零夜くんも」
「お、おう……」
「それじゃ、はい、チーズ――!」
パシャリ。
四人が収まった写真が撮られた。
笑顔でピースをしている明里。
真面目そうな顔で少しだけ頬を赤く染めながら控えめにポーズを取る天音。
楽しそうな笑みでピースしている連理。
引きつった笑みで形にならないピースをする零夜。
『学園交流祭スタート! ダンジョン探索部の方はこんな感じー。楽しいよ! 他のみんなはどう⁉ #青幻✕鳥里学園交流祭 #スカフ #ダンジョン探索 #青春』
彼らの青春は、今始まる。
……の、かもしれない。
◇
スレッドタイトル:今の高校生、ダンジョン探索において強すぎる件
▼0001 ぷにぷにパイロット 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
最近クソ強いスキル持った高校生多すぎやろ。これ現実のバグな
▼0002 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
ぶっちゃけ分かるわ。実力自体はそりゃ若いから低かったりもするけど、スキルがな。そこが俺らの世代より圧倒的すぎる。俺も同じ時代に生まれたかった。うらやま。
▼0003 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
そうか? そもそもダンガー持ってるヤツしか探索できないし、バイアス掛かってるような気もするが
▼0004 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
実際色々なところで最近の学生が強いとは言われてる。実際、今の世代はいろんなデータ参照しても実力高い人間が多いみたいだし
▼0005 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
なるほど、つまり黄金の世代か
▼0006 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>5
ガチで後にそう言われてる可能性はあるんよなぁ……すでに結果出してるヤツも居るし。若いのにマジですげぇ。
▼0007 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
https://www.~~~.com/watch?v=~~~
▼0008 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
すまん、この配信アーカイブ見たらなんも言えんくなったわ。
▼0009 ぷにぷにパイロット 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
エグいわこれ。つかこれ青幻学園と鳥里学園の学園交流のヤツか。まあどっちもダンジョン活動すげぇし納得っちゃ納得
▼0010 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>7
最近はこういうのも増えてきて凄いよなぁ。学校とかでもダンジョン探索しちゃうもんな。特に郷迷市の学校とか多いけどさ
これに関しては学生さんらゲキツヨでもう涙出てくる(´;ω;` )
▼0011 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
こんくらいだったら全然いるやろ。アホか
▼0012 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
>>10
高校生でこれがエグいって言ってんだよ。プロと高校生比べんな。
▼0013 名無しの探索者 203X/4/20(木) 19:~~:~~.~~ ID:~~~
ネット掲示板は今日も平和なンゴねぇ
――
――――
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
【完結】勇者学園の異端児は強者ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
※アルファポリスでは『オスカーの帰郷編』まで公開し、完結表記にしています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる