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-鍵収集-編
新しい目的地
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ーー早朝
小鳥のさえずる声だけが聞こえる中、エイトとエリシアはまさに出発しようとしていた。
居酒屋タラサの前では、タラサ夫婦とイルン。
これから仕事だというのに、ルビーもわざわざ見送りに来てくれていた。
「いつでも帰ってきていいんだからね。ここはあんたの家なんだから」
「ありがとうございますメリダさん。旦那さんもお世話になりました。多分、すぐに帰ってきますよ、ハハッ」
腰に手を当てて、寂しくなるねえ、とメリダは言う。
無口な旦那さんも珍しく涙ぐんでいる。
旦那さんはそのまま、メリダさんの肩を抱き抱えた。
続いてイルン。
「エイトさん......あの、あのっ......うっ、ケガとか気をつけてくださいねっ、あと、あとっ、うえぇ~ん!」
あぁ~、我慢してたのに泣いちゃった。最近、よく泣くなこの子。
「泣かないで、イルン。ちゃんと気をつけるから、大丈夫だよ」
「やっ、約束ですよ? エリシアちゃん! エイトさんのことよろしくお願いしますう」
なんで、エリシアによろしくお願いしているんだ。
「任せてください! エイトさんは私が守りますので!」
いや、だからなんでだ。
続いてルビー。
「エイトさんが立ち向かおうとしている敵は、想像もできないくらい強大なんでしょう。ですが、エイトさんなら必ずできると信じています」
「はい、やってやりますよ。俺にはみんながついていますから」
そう。みんながいる。
だからやらなければいけない。 怖気付いている暇はない。
「イルン、ルビー。帰ってきたらーー」
っと、危ない。
この先を口に出したら、フラグを立てることになってしまう。
だから言い直した。必ず帰ってこれるように。
「......いや、行ってきます!」
二人は笑って見送ってくれた。約1名は泣いてるのか笑ってるのか、分からなかったけど。
......やばい、俺も泣きそう。もう帰ってこようかな、明日とかに。
後ろ髪を引かれながら、俺たちはボロスを倒すべく歩き出した。
ーー街を出て、三十分後。
そうそう、最初の目的地について話してなかったな。
今、向かっているのはエルフの森。
当面の目的は散らばった鍵を集めて、エリシアの力を取り戻すこと。
なぜ、エルフの森なのかというと、エリシアの顔馴染みがいるらしく、その人なら何か知っているかもしれないからだ。
たしかにエルフは長寿と聞くけど、エルフにとっては100年なんてあっという間なんだろうか。
ともかく、自分のことを知っている人物に会えるとあってエリシアも嬉しそうだ。
(そうだよな、エリシアは閉じ込められている間に自分の家族も友人も領民も、すべて亡くしているんだ。そりゃずっと孤独だったよな......)
俺には到底、理解することなんてできないだろう。想像しただけでも胸が張り裂けそうになる。
それなのに彼女は悲しそうな素振りも見せずに、誰かの役に立とうと必死で......。
あー、だめだダメだ! これじゃあ俺のメンタルがやられる。とりあえずなにか話して気を紛らわせよう。
「あの、エリシアさん。エルフの森ってどのくらい先にあるんですか?」
「そうですね......私のいた街から大体20キロくらいなので、休まず歩けば5時間ほどで着く計算です。しかし、歩き続けるのは大変なので休憩を挟みつつ、夕方には着きたいですね」
顎に人差し指を当てて、空を見上げながら答えるエリシア。
「なるほど......だいぶ遠いですね」
「そうですか? そこまで遠くはないと思いますけど。ふふっ、変な人ですね」
距離感覚バグってんのか?
歩いて十分のコンビニに行くことすら遠いと感じるんだが。
俺がおかしいのか?
この世界では、街の移動に1日どころか1週間かかることすら当たり前。
なので、ここの住人からすれば20キロ程度、近所のコンビニに行くのとなんら変わらないのである。
さて話が逸れてしまったが、エルフの森は南に降った位置にある。
エリシアのいたダンジョンや俺がスポーンした洞窟とは逆方向だ。
単純な街への移動なら馬車でも使えばいいのだが、エルフの里は秘匿されている。なぜかはよく知らないが。
このだだっ広いユガンドラの森ーー別名「死の森」のど真ん中に村があるってんだから、どのみち馬車で行くのは無理だろうがな。
出発する前にギルドで地図を見せてもらったのだが、ユガンドラの森はタラゴナの何倍あるかもわからん大きさだった。
わかりやすく東京ドーム何個分なのか、誰か測っといてくれ。
「ところでエリシアさんは道がわかるんですか?」
「はい、子供の頃に一度しか通ったことがありませんが、よく覚えています。私って記憶力いいんですよ?」
もはや記憶力がいいとかの問題じゃない気がする。
適度に休憩を挟みつつ、エリシアの後ろをついていく。
ちょうど腰が下ろせそうな岩を発見してくつろいだり、手のひらほどのサイズがあるクモに驚いたり。川も綺麗で透き通っていて、水が美味しかった。
久しぶりにゆっくり自然を堪能した気がする。
このとき俺は完全に油断していた。全く気が付かなかったんだ。
広大な森の中を数時間も歩いているのに、一匹も魔物と遭遇していないことに。
ーーピーン!
!!!!!!!
俺の殺気感知スキルが反応した!?
「エリシアさん、魔物がっ!! 早く俺の後ろに!!」
「きゃっ、魔物!? そんなはずはーー」
ーーヒュン!
俺とエリシア目掛けて、何かが勢いよく飛んでくる。
「だあっっ!」
キィン......!
指輪のアイテムボックスから即座に取り出した吸血魔の短剣で、その飛来物を叩き落とす。
「矢......?」
初めて見た。弓は武器屋でもなかなか見かけない。
扱いが難しいだけでなく、矢というリソースが切れれば、変な形をした重い荷物に成り下がるため、好んで使う人は少ないからだ。
矢の持ち主はすぐに判明した。
「へえ......あたしの攻撃に気づくか。完全に気配を殺してたのに。あんた達、何者? こんなところで何してる?」
聞こえたのは、力強い低めの女性の声。
出どころを探ると、数本先の木の枝に大きい弓を持った人影を見つける。
すかさずエリシアが前に出て弁明する。
「わたし達はエルフの里に用がありまして......」
「あたしの里に? ......ふん、確定だね。あんた達もどうせ精霊の秘薬が目当てなんだろ? この薄汚い人間共がっーー!!」
「ちっ、違いますっ! 私たちはっーー」
「問答無用!!!」
その女はエリシアの言葉に聞く耳を持たず、真っ直ぐこちらに向かって飛んできた。
(ーー速いっ! 弓使いだからって、遠距離タイプなわけじゃないのか!?)
考える間もなく、一瞬で目の前に詰められる。
ビュン、という鋭い風切り音と共に繰り出されるのは、目で追えない速度の回し蹴り。
(くっ......! これは今、空間把握で予測したところで避けられない! ならばーー)
スキルーー体術!
ーーバァン!
クロスした両腕で蹴りを受け止めるエイト。
それを見た謎の女は一瞬だけ動揺して、ニヤリと笑った。
次になぜその体勢から打てるんだというパンチが飛んでくる。
(こいつ、身体能力高いな......!)
その拳をギリギリ、クロスしている片方の手で押さえ込む。
(痛えな、クソッ。ビリビリする! とんでもない馬鹿力だ)
謎の女は次から次へと攻撃を繰り出す。
なんとか受け流してはいるが、攻めに回れない。このままではーー
ーーシュン......
っ、やばい! 体術のスキル効果が消えーー
寸前。再び高く蹴り上げられた足が、エイトの頭を直撃しようとしていたーー。
小鳥のさえずる声だけが聞こえる中、エイトとエリシアはまさに出発しようとしていた。
居酒屋タラサの前では、タラサ夫婦とイルン。
これから仕事だというのに、ルビーもわざわざ見送りに来てくれていた。
「いつでも帰ってきていいんだからね。ここはあんたの家なんだから」
「ありがとうございますメリダさん。旦那さんもお世話になりました。多分、すぐに帰ってきますよ、ハハッ」
腰に手を当てて、寂しくなるねえ、とメリダは言う。
無口な旦那さんも珍しく涙ぐんでいる。
旦那さんはそのまま、メリダさんの肩を抱き抱えた。
続いてイルン。
「エイトさん......あの、あのっ......うっ、ケガとか気をつけてくださいねっ、あと、あとっ、うえぇ~ん!」
あぁ~、我慢してたのに泣いちゃった。最近、よく泣くなこの子。
「泣かないで、イルン。ちゃんと気をつけるから、大丈夫だよ」
「やっ、約束ですよ? エリシアちゃん! エイトさんのことよろしくお願いしますう」
なんで、エリシアによろしくお願いしているんだ。
「任せてください! エイトさんは私が守りますので!」
いや、だからなんでだ。
続いてルビー。
「エイトさんが立ち向かおうとしている敵は、想像もできないくらい強大なんでしょう。ですが、エイトさんなら必ずできると信じています」
「はい、やってやりますよ。俺にはみんながついていますから」
そう。みんながいる。
だからやらなければいけない。 怖気付いている暇はない。
「イルン、ルビー。帰ってきたらーー」
っと、危ない。
この先を口に出したら、フラグを立てることになってしまう。
だから言い直した。必ず帰ってこれるように。
「......いや、行ってきます!」
二人は笑って見送ってくれた。約1名は泣いてるのか笑ってるのか、分からなかったけど。
......やばい、俺も泣きそう。もう帰ってこようかな、明日とかに。
後ろ髪を引かれながら、俺たちはボロスを倒すべく歩き出した。
ーー街を出て、三十分後。
そうそう、最初の目的地について話してなかったな。
今、向かっているのはエルフの森。
当面の目的は散らばった鍵を集めて、エリシアの力を取り戻すこと。
なぜ、エルフの森なのかというと、エリシアの顔馴染みがいるらしく、その人なら何か知っているかもしれないからだ。
たしかにエルフは長寿と聞くけど、エルフにとっては100年なんてあっという間なんだろうか。
ともかく、自分のことを知っている人物に会えるとあってエリシアも嬉しそうだ。
(そうだよな、エリシアは閉じ込められている間に自分の家族も友人も領民も、すべて亡くしているんだ。そりゃずっと孤独だったよな......)
俺には到底、理解することなんてできないだろう。想像しただけでも胸が張り裂けそうになる。
それなのに彼女は悲しそうな素振りも見せずに、誰かの役に立とうと必死で......。
あー、だめだダメだ! これじゃあ俺のメンタルがやられる。とりあえずなにか話して気を紛らわせよう。
「あの、エリシアさん。エルフの森ってどのくらい先にあるんですか?」
「そうですね......私のいた街から大体20キロくらいなので、休まず歩けば5時間ほどで着く計算です。しかし、歩き続けるのは大変なので休憩を挟みつつ、夕方には着きたいですね」
顎に人差し指を当てて、空を見上げながら答えるエリシア。
「なるほど......だいぶ遠いですね」
「そうですか? そこまで遠くはないと思いますけど。ふふっ、変な人ですね」
距離感覚バグってんのか?
歩いて十分のコンビニに行くことすら遠いと感じるんだが。
俺がおかしいのか?
この世界では、街の移動に1日どころか1週間かかることすら当たり前。
なので、ここの住人からすれば20キロ程度、近所のコンビニに行くのとなんら変わらないのである。
さて話が逸れてしまったが、エルフの森は南に降った位置にある。
エリシアのいたダンジョンや俺がスポーンした洞窟とは逆方向だ。
単純な街への移動なら馬車でも使えばいいのだが、エルフの里は秘匿されている。なぜかはよく知らないが。
このだだっ広いユガンドラの森ーー別名「死の森」のど真ん中に村があるってんだから、どのみち馬車で行くのは無理だろうがな。
出発する前にギルドで地図を見せてもらったのだが、ユガンドラの森はタラゴナの何倍あるかもわからん大きさだった。
わかりやすく東京ドーム何個分なのか、誰か測っといてくれ。
「ところでエリシアさんは道がわかるんですか?」
「はい、子供の頃に一度しか通ったことがありませんが、よく覚えています。私って記憶力いいんですよ?」
もはや記憶力がいいとかの問題じゃない気がする。
適度に休憩を挟みつつ、エリシアの後ろをついていく。
ちょうど腰が下ろせそうな岩を発見してくつろいだり、手のひらほどのサイズがあるクモに驚いたり。川も綺麗で透き通っていて、水が美味しかった。
久しぶりにゆっくり自然を堪能した気がする。
このとき俺は完全に油断していた。全く気が付かなかったんだ。
広大な森の中を数時間も歩いているのに、一匹も魔物と遭遇していないことに。
ーーピーン!
!!!!!!!
俺の殺気感知スキルが反応した!?
「エリシアさん、魔物がっ!! 早く俺の後ろに!!」
「きゃっ、魔物!? そんなはずはーー」
ーーヒュン!
俺とエリシア目掛けて、何かが勢いよく飛んでくる。
「だあっっ!」
キィン......!
指輪のアイテムボックスから即座に取り出した吸血魔の短剣で、その飛来物を叩き落とす。
「矢......?」
初めて見た。弓は武器屋でもなかなか見かけない。
扱いが難しいだけでなく、矢というリソースが切れれば、変な形をした重い荷物に成り下がるため、好んで使う人は少ないからだ。
矢の持ち主はすぐに判明した。
「へえ......あたしの攻撃に気づくか。完全に気配を殺してたのに。あんた達、何者? こんなところで何してる?」
聞こえたのは、力強い低めの女性の声。
出どころを探ると、数本先の木の枝に大きい弓を持った人影を見つける。
すかさずエリシアが前に出て弁明する。
「わたし達はエルフの里に用がありまして......」
「あたしの里に? ......ふん、確定だね。あんた達もどうせ精霊の秘薬が目当てなんだろ? この薄汚い人間共がっーー!!」
「ちっ、違いますっ! 私たちはっーー」
「問答無用!!!」
その女はエリシアの言葉に聞く耳を持たず、真っ直ぐこちらに向かって飛んできた。
(ーー速いっ! 弓使いだからって、遠距離タイプなわけじゃないのか!?)
考える間もなく、一瞬で目の前に詰められる。
ビュン、という鋭い風切り音と共に繰り出されるのは、目で追えない速度の回し蹴り。
(くっ......! これは今、空間把握で予測したところで避けられない! ならばーー)
スキルーー体術!
ーーバァン!
クロスした両腕で蹴りを受け止めるエイト。
それを見た謎の女は一瞬だけ動揺して、ニヤリと笑った。
次になぜその体勢から打てるんだというパンチが飛んでくる。
(こいつ、身体能力高いな......!)
その拳をギリギリ、クロスしている片方の手で押さえ込む。
(痛えな、クソッ。ビリビリする! とんでもない馬鹿力だ)
謎の女は次から次へと攻撃を繰り出す。
なんとか受け流してはいるが、攻めに回れない。このままではーー
ーーシュン......
っ、やばい! 体術のスキル効果が消えーー
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