18 / 27
-はじまりの陰謀-編
絶対に許さない
しおりを挟む
「メリダさん!! 大丈夫ですか!?」
部屋の中が散らかっている。
棚の引き出しは無秩序に開いていて、花瓶は落ちて割れている。窓も開きっぱなしで、カーテンが風で揺らされていた。
間違いなく誰かと争った形跡だ。
その中心、部屋の扉側を向いた状態でメリダさんは倒れていた。
「うっ......エイトかい?」
「何があったんですか!?」
床に膝をつき、メリダの状態を確認する。
軽い怪我を負っているが、命に別状はなさそうだ。
「はっ......! そうだ! イルンが、イルンがあっ......!!」
メリダは取り乱し、エイトの腕を掴んで泣き叫ぶ。
「落ち着いてください、イルンがどうしたんですか?」
内心ざわざわが止まらないが、ここで俺もパニックになっては状況を整理できない。
平静を装ってメリダの腕をつかみ返す。
「イルンが連れ去られたんだよお!!」
連れ去られた!?
「魔物の仕業ですか!? なぜそもそもこんなに魔物がーーいや、今はイルンを助けにいかないと!!」
その時、メリダが放った言葉に俺は耳を疑った。
「とにかく、ここは危険です! ここへ来るときギルドに住民が入っていくのを見ました。そこへ避難しましょう! あっ、旦那さんは!?」
旦那はイルンを連れ去った犯人を追いかけようとしたらしく、一階に倒れていた。メリダと同じく命に関わるケガはしていないようだ。
「早くイルンを......! イルンを助けておくれ......」
「俺が必ずイルンを助けます。さあ、二人は早くギルドへ」
街の冒険者のおかげか、暴れ回っていた魔物は相当減らされていて、ギルドまでは比較的、安全に移動できた。
「ルビーさん!」
ギルドの中はまさに阿鼻叫喚。泣き叫ぶ子供と怪我をした住民。戦って負傷したと見られる冒険者もいる。
その中を慌ただしく駆け巡っていたルビーに声をかける。
「エイトさん! ご無事でしたか! あっ、お二人もご無事でよかったです!」
まるで悪夢でも見ているかのような表情をしたルビーが、俺の呼びかけに反応して近寄ってくる。
「はい! ですが、イルンが連れ去られたようで」
「イルンちゃんが!? すぐに他の冒険者を!!」
「いえ、ルビーさんはメリダさんと旦那さんを頼みます」
俺は肩を支えていたメリダをルビーに引き渡す。
「ですが、イルンちゃんは!?」
「大丈夫です、僕がなんとかします」
そう言い残して勢いよくギルドの外へ走った。
「待ってください、エイトさん! いくらなんでも無茶です! エイトさん!」
後ろでルビーの引き止める声が聞こえるが、止まるわけにはいかない。
俺の予想が正しければこれは全て仕組まれていることなのだから。
「エイトさん! ご家族は無事でしたか!?」
はぁ、はぁ、と駆け寄ってきたエリシア。どうやら俺を探していたようだ。
「エリシアさん! 一人連れ去られたみたいです。俺はこれからその人を探しにいきます」
「私もいきます! では二人で手分けしてーー」
「いえ、場所の予想はだいたいついていますから。行きましょう!」
「えっ?」
エリシアと二人で向かったのは街のはずれにある教会だった。
それほど大きな建物ではなく、白い壁に赤い屋根。 所々にヒビが入って、 蔦が絡まっていることからかなり古いモノだと伺える。
俺は観音開きの茶色い扉を両手で押して、ゆっくりと開けた。
ーーギイィィィ
きちんと整列して左右に並べられた長椅子。
バージンロードとも言うべき入り口から祭壇に至る通路、神父が立つ位置にやはりそいつはいたーーイルンを抱えて。
ステンドグラスから差し込まれる光を、まるでスポットライトかのように浴びながら口を開く。
「おう、坊主。よくここがわかったな。いや、お前なら来ると思ってたぜ」
口の端をニヤつかせたそいつは、片手をポケットに突っ込んだまま、ドサッとイルンを落とす。
「イルン!!」
イルンに意識はない。この距離では怪我をしているかどうかもわからない。
「やっぱりあなただったんですね、カセレスさん」
イルンを連れ去ったのは外でもない門番のカセレスだった。
「ガハハハハ! 驚いたか?」
「少し引っかかってはいました。最初におかしいと思ったのは、門で案件について聞いた時。あなたはダンジョンのアドバイスをしたんです」
内容は言っていないのに、まるで最初から知っていたような感じだった。
「ほう、それだけじゃ根拠としては弱いな。他の冒険者も引き連れていたし、ギルドのやつに聞いた可能性だってあるだろ?」
「そうです、ただダンジョンの中でもおかしなことが起きました。なぜか魔物の数が少なかったり、ボスクラスのミノタウロスが二階層に出現したり。俺を殺そうとする冒険者がいたこともです」
「ふーん、それで?」
「その冒険者は死ぬ寸前に言いました、『話が違うじゃないか』と。おそらく誰かに俺を殺せと依頼されたんだと思います」
「それが全部、俺の仕業だと言いたいのか?」
「はい。この街に戻ってきたとき、門番のあなたがどこにもいませんでした。魔物は溢れていたから近くで戦っていてもおかしくないのに」
「ガハハハハ! そうだ、すべて俺が仕組んだことだ! ダンジョンの魔物を街に入れたのもミノタウロスを二階層に誘き寄せてあいつらを殺させたのもなあ!」
カセレスは今までに見せたことのない歪んだ表情で笑っている。
「なんでそんなことをしたんですか!? あなたは俺を助けてくれたのに!!」
「ああ? そんなこと? もうわかってんだろ、お前を監視するためだって」
カセレスが最初にエイトを見たとき、エイトの違和感にすぐ気がついた。彼が持っていたスキルは鑑定ではなく、魔眼だったからだ。
いくら偽装していても鑑定の最上位スキル、魔眼であれば何かおかしいことくらいは分かるのだろう。
「スキルの偽装に気付き、魔物を誘導できる。あなたは一体なんなんですか?」
「俺の正体か?ーー魔人だよ」
やはりそうか。
魔人は魔物の上位の存在。魔物を自由に操ることができ、人の言葉を話し、人に紛れる。
カセレスは普段から教会によく足を運んでいた。だからここにいると予想もついたんだが。
教会は礼拝をする、聖書を読む他にも、神様の愛を伝えるところと言われている。
ではその神とは誰か。
ーーそう、破壊神ボロスも紛れもなく神なのである。
「あなたはボロスと連絡を取っていたんじゃないですか?」
「惜しいな。ボロス様はまだ完全に力を取り戻されたわけではない。俺も試していたところだ」
「最初から......最初から、騙していたんですか?」
拳が震える。
「そうだ。カセレスという人間のフリをしてお前を油断させるために」
魔人が人間の生活に紛れる一番楽な方法は人間に化けること。
ただ、化けるためには対象を殺す必要がある。
カセレスは王国から門番に指名されたときにはすでに死んでいた。
「そうですか......まあいいです。ただイルンは返してもらう」
「はん! 素直に返すとでも?......いや、返してもいいぜ。まだ生きてればいいな」
クックック、と小刻みに肩を震わせるカセレス。
まさかすでに? いやそんなはずはーークソッ!
「カセレス!! イルンに手を出したお前だけは絶対に許さない!!!」
エイトの怒りが頂点に達した。
部屋の中が散らかっている。
棚の引き出しは無秩序に開いていて、花瓶は落ちて割れている。窓も開きっぱなしで、カーテンが風で揺らされていた。
間違いなく誰かと争った形跡だ。
その中心、部屋の扉側を向いた状態でメリダさんは倒れていた。
「うっ......エイトかい?」
「何があったんですか!?」
床に膝をつき、メリダの状態を確認する。
軽い怪我を負っているが、命に別状はなさそうだ。
「はっ......! そうだ! イルンが、イルンがあっ......!!」
メリダは取り乱し、エイトの腕を掴んで泣き叫ぶ。
「落ち着いてください、イルンがどうしたんですか?」
内心ざわざわが止まらないが、ここで俺もパニックになっては状況を整理できない。
平静を装ってメリダの腕をつかみ返す。
「イルンが連れ去られたんだよお!!」
連れ去られた!?
「魔物の仕業ですか!? なぜそもそもこんなに魔物がーーいや、今はイルンを助けにいかないと!!」
その時、メリダが放った言葉に俺は耳を疑った。
「とにかく、ここは危険です! ここへ来るときギルドに住民が入っていくのを見ました。そこへ避難しましょう! あっ、旦那さんは!?」
旦那はイルンを連れ去った犯人を追いかけようとしたらしく、一階に倒れていた。メリダと同じく命に関わるケガはしていないようだ。
「早くイルンを......! イルンを助けておくれ......」
「俺が必ずイルンを助けます。さあ、二人は早くギルドへ」
街の冒険者のおかげか、暴れ回っていた魔物は相当減らされていて、ギルドまでは比較的、安全に移動できた。
「ルビーさん!」
ギルドの中はまさに阿鼻叫喚。泣き叫ぶ子供と怪我をした住民。戦って負傷したと見られる冒険者もいる。
その中を慌ただしく駆け巡っていたルビーに声をかける。
「エイトさん! ご無事でしたか! あっ、お二人もご無事でよかったです!」
まるで悪夢でも見ているかのような表情をしたルビーが、俺の呼びかけに反応して近寄ってくる。
「はい! ですが、イルンが連れ去られたようで」
「イルンちゃんが!? すぐに他の冒険者を!!」
「いえ、ルビーさんはメリダさんと旦那さんを頼みます」
俺は肩を支えていたメリダをルビーに引き渡す。
「ですが、イルンちゃんは!?」
「大丈夫です、僕がなんとかします」
そう言い残して勢いよくギルドの外へ走った。
「待ってください、エイトさん! いくらなんでも無茶です! エイトさん!」
後ろでルビーの引き止める声が聞こえるが、止まるわけにはいかない。
俺の予想が正しければこれは全て仕組まれていることなのだから。
「エイトさん! ご家族は無事でしたか!?」
はぁ、はぁ、と駆け寄ってきたエリシア。どうやら俺を探していたようだ。
「エリシアさん! 一人連れ去られたみたいです。俺はこれからその人を探しにいきます」
「私もいきます! では二人で手分けしてーー」
「いえ、場所の予想はだいたいついていますから。行きましょう!」
「えっ?」
エリシアと二人で向かったのは街のはずれにある教会だった。
それほど大きな建物ではなく、白い壁に赤い屋根。 所々にヒビが入って、 蔦が絡まっていることからかなり古いモノだと伺える。
俺は観音開きの茶色い扉を両手で押して、ゆっくりと開けた。
ーーギイィィィ
きちんと整列して左右に並べられた長椅子。
バージンロードとも言うべき入り口から祭壇に至る通路、神父が立つ位置にやはりそいつはいたーーイルンを抱えて。
ステンドグラスから差し込まれる光を、まるでスポットライトかのように浴びながら口を開く。
「おう、坊主。よくここがわかったな。いや、お前なら来ると思ってたぜ」
口の端をニヤつかせたそいつは、片手をポケットに突っ込んだまま、ドサッとイルンを落とす。
「イルン!!」
イルンに意識はない。この距離では怪我をしているかどうかもわからない。
「やっぱりあなただったんですね、カセレスさん」
イルンを連れ去ったのは外でもない門番のカセレスだった。
「ガハハハハ! 驚いたか?」
「少し引っかかってはいました。最初におかしいと思ったのは、門で案件について聞いた時。あなたはダンジョンのアドバイスをしたんです」
内容は言っていないのに、まるで最初から知っていたような感じだった。
「ほう、それだけじゃ根拠としては弱いな。他の冒険者も引き連れていたし、ギルドのやつに聞いた可能性だってあるだろ?」
「そうです、ただダンジョンの中でもおかしなことが起きました。なぜか魔物の数が少なかったり、ボスクラスのミノタウロスが二階層に出現したり。俺を殺そうとする冒険者がいたこともです」
「ふーん、それで?」
「その冒険者は死ぬ寸前に言いました、『話が違うじゃないか』と。おそらく誰かに俺を殺せと依頼されたんだと思います」
「それが全部、俺の仕業だと言いたいのか?」
「はい。この街に戻ってきたとき、門番のあなたがどこにもいませんでした。魔物は溢れていたから近くで戦っていてもおかしくないのに」
「ガハハハハ! そうだ、すべて俺が仕組んだことだ! ダンジョンの魔物を街に入れたのもミノタウロスを二階層に誘き寄せてあいつらを殺させたのもなあ!」
カセレスは今までに見せたことのない歪んだ表情で笑っている。
「なんでそんなことをしたんですか!? あなたは俺を助けてくれたのに!!」
「ああ? そんなこと? もうわかってんだろ、お前を監視するためだって」
カセレスが最初にエイトを見たとき、エイトの違和感にすぐ気がついた。彼が持っていたスキルは鑑定ではなく、魔眼だったからだ。
いくら偽装していても鑑定の最上位スキル、魔眼であれば何かおかしいことくらいは分かるのだろう。
「スキルの偽装に気付き、魔物を誘導できる。あなたは一体なんなんですか?」
「俺の正体か?ーー魔人だよ」
やはりそうか。
魔人は魔物の上位の存在。魔物を自由に操ることができ、人の言葉を話し、人に紛れる。
カセレスは普段から教会によく足を運んでいた。だからここにいると予想もついたんだが。
教会は礼拝をする、聖書を読む他にも、神様の愛を伝えるところと言われている。
ではその神とは誰か。
ーーそう、破壊神ボロスも紛れもなく神なのである。
「あなたはボロスと連絡を取っていたんじゃないですか?」
「惜しいな。ボロス様はまだ完全に力を取り戻されたわけではない。俺も試していたところだ」
「最初から......最初から、騙していたんですか?」
拳が震える。
「そうだ。カセレスという人間のフリをしてお前を油断させるために」
魔人が人間の生活に紛れる一番楽な方法は人間に化けること。
ただ、化けるためには対象を殺す必要がある。
カセレスは王国から門番に指名されたときにはすでに死んでいた。
「そうですか......まあいいです。ただイルンは返してもらう」
「はん! 素直に返すとでも?......いや、返してもいいぜ。まだ生きてればいいな」
クックック、と小刻みに肩を震わせるカセレス。
まさかすでに? いやそんなはずはーークソッ!
「カセレス!! イルンに手を出したお前だけは絶対に許さない!!!」
エイトの怒りが頂点に達した。
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる