俺以外みんな異世界にいっちゃった!~ぼっちですが、何か問題でも?~

むねじゅ

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マラソン

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メモが昨日のまま置いてあるぞ…お巡りさんは帰って来てないのか?
「まじかよ…」
俺は怖くなり人を探すため町を走り出した。

もうかれこれ1時間ぐらい走っている。誰にも会わない。
昼間なのに道路には車も走ってない。静まり返っている。
「ウソだろ…一人ぐらいはいるはず…」

少し暗くなり夕方になってきた。
俺はふと疑問に思い足を止めた。
「おかしい…」
そうおかしいのだ。
会社を辞めてほぼひきもり状態の俺が、
もうかれこれ5時間は走っている。
「おかしいだろ…疲れてない。」
さらにおかしい事に気が付いた。
「お腹も減ってない。」
「喉も乾かない…」

「ああ!俺きっと死んだんだ!だから幽霊になって…」
「誰もいないのはここは異次元空間で…」

目の前に髪の長い女の子が立っていた。
「ぬしゃ何独り言いっておるんか?」
その子を見たとたんに安心したのか涙が出た。
「何泣いておるんか!」
「よかったと思って~誰も居ないのかと~グスッ」
「人って安心すると涙が出るんだな…ぐすっ…」

「安心って…わしゃすぐここからいなくなるぞ?」
「えぇぇ 君一人で何処へ?他に人はいるの?」
「この地球上で人間はお前だけじゃ!」
「え…?地球?えっ何いってんの?ちょっとまって!君がいるじゃないか!?」
「わしゃ人間じゃない。お前にはどう見えているのか分からんが神だ。」
「はい~~!?」
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