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004 悪い子
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「月島ちゃん!」
学校の授業が終わり放課後、クラスの女の子が僕に声をかけて来た。
名前が分からないけど、昨日僕の事を男?女?って聞いた性格が悪い子だ。
ツインテールで顔もかわいいと思うけど、性格が悪い。
女子「月島ちゃんって部活やらないの?」
金時「特には…」
女子「月島ちゃんって女の子みたいだよね~ふふ」
金時「僕に何か?」
女子「え~怒らないでよ~怒ってる顔もかわいいっ」
彼女はニヤニヤしている。
僕はイラッっとした。僕は喫茶店に早く行きたいんだ。
こんな奴にかまってる場合ではない。
金時「用が無いなら帰ります。」
僕は、席を立って帰ろうとした。
その時、僕の腕を彼女が掴んだので振り払う。
彼女のニヤニヤ顔が無くなっていた。
女子「ごめんっ怒らないで!」
僕は、何に怒っているだと、冷静になった。
金時「な…名前…」
女子「え?」
金時「名前は何て言うの?」
彼女は、笑みを浮かべて言う。
女子「小城茜だよ!」
金時「小城さんですか。」
茜「茜って呼んでいいよ?」
金時「小城さん、今から喫茶店でもいきませんか?」
茜「え!何なになになに!私、ナンパされてるうううう」
クラスの生徒たちがギョっとした目で僕たちを見ていた。
僕は、今日、学校の帰りに蛭間さんの喫茶店に行こうと思っていた。
一人で行こうと思ったけど、一つ気になる事がある。
昨日、老人達が言っていた「蛭間さんはおじいさん」
その事がやっぱり気になってしまう。
お爺さん達が全員ボケているってありえるのか?
彼女に蛭間さんを見て貰えば、分かるハズだ。
でも彼女が蛭間さんを好きになってしまったら嫌だなぁ…
やっぱり誰か男の子を誘った方がいいかなぁ…
小城さんはとてもキラキラした顔で言う。
茜「じゃあ行こうか?いいよ?喫茶店?」
「エヘヘ私が友達1号だね!月島ちゃん!」
ここで断ったら人として疑うよね?はは…
…
僕たち二人は今、喫茶店に向かう道を歩いている。
茜「まさか、月島ちゃんがデートに誘ってくれるとは思わなかったなぁ。」
金時「小城さん、その喫茶店で確認してほしい人がいるんです。」
茜「茜って呼んでよ~っていうかまだ怒ってる?」
金時「もう怒ってないよ…話をきいて…」
茜「敬語がなくなった~あ~よかった!」
金時「今から行く、喫茶店の多分店主さん?の外見を見て、どんな感じか僕に教えてほしいんだ。」
茜「何それ?どういうこと?」
金時「僕もそのお店初めて行くんだけど…綺麗な人なんだ…」
僕は、顔を赤らめて言った。恥ずかしい。
茜「ちょ…はあああぁ!何それ!意味わかんない!」
小城さんは何故か怒りだした。
金時「なんで小城さんが怒るわけ?」
茜「知らない!でっ?その女?を見ればいい訳?」
金時「女?女の人じゃないよ男の人だよ?」
茜「へ…?男?」
金時「うん…男の人、すっごい綺麗な人なんだ。」
僕は頬を赤らめる。
茜「月島ちゃん…心まで…」
金時「なっ何?」
茜「いや…まぁ…何でもない。でも、その美男子は気になる!」
「この町にそんな美男子が居たとはね!」
金時「じゃあ、ちゃんと見てね?」
茜「茜さんにまかせなさい!私、結構~面食いだよ?某アイドルぐらいの顔じゃOK出しませんぜ?」
金時「多分…見たら絶対好きになる…ぼそり」
茜「え?何?」
金時「なんでもない!いこ!」
僕たちは、喫茶店「ラミア」に入っていくのであった。
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2019/06/18 話のタイトルを変えました。
学校の授業が終わり放課後、クラスの女の子が僕に声をかけて来た。
名前が分からないけど、昨日僕の事を男?女?って聞いた性格が悪い子だ。
ツインテールで顔もかわいいと思うけど、性格が悪い。
女子「月島ちゃんって部活やらないの?」
金時「特には…」
女子「月島ちゃんって女の子みたいだよね~ふふ」
金時「僕に何か?」
女子「え~怒らないでよ~怒ってる顔もかわいいっ」
彼女はニヤニヤしている。
僕はイラッっとした。僕は喫茶店に早く行きたいんだ。
こんな奴にかまってる場合ではない。
金時「用が無いなら帰ります。」
僕は、席を立って帰ろうとした。
その時、僕の腕を彼女が掴んだので振り払う。
彼女のニヤニヤ顔が無くなっていた。
女子「ごめんっ怒らないで!」
僕は、何に怒っているだと、冷静になった。
金時「な…名前…」
女子「え?」
金時「名前は何て言うの?」
彼女は、笑みを浮かべて言う。
女子「小城茜だよ!」
金時「小城さんですか。」
茜「茜って呼んでいいよ?」
金時「小城さん、今から喫茶店でもいきませんか?」
茜「え!何なになになに!私、ナンパされてるうううう」
クラスの生徒たちがギョっとした目で僕たちを見ていた。
僕は、今日、学校の帰りに蛭間さんの喫茶店に行こうと思っていた。
一人で行こうと思ったけど、一つ気になる事がある。
昨日、老人達が言っていた「蛭間さんはおじいさん」
その事がやっぱり気になってしまう。
お爺さん達が全員ボケているってありえるのか?
彼女に蛭間さんを見て貰えば、分かるハズだ。
でも彼女が蛭間さんを好きになってしまったら嫌だなぁ…
やっぱり誰か男の子を誘った方がいいかなぁ…
小城さんはとてもキラキラした顔で言う。
茜「じゃあ行こうか?いいよ?喫茶店?」
「エヘヘ私が友達1号だね!月島ちゃん!」
ここで断ったら人として疑うよね?はは…
…
僕たち二人は今、喫茶店に向かう道を歩いている。
茜「まさか、月島ちゃんがデートに誘ってくれるとは思わなかったなぁ。」
金時「小城さん、その喫茶店で確認してほしい人がいるんです。」
茜「茜って呼んでよ~っていうかまだ怒ってる?」
金時「もう怒ってないよ…話をきいて…」
茜「敬語がなくなった~あ~よかった!」
金時「今から行く、喫茶店の多分店主さん?の外見を見て、どんな感じか僕に教えてほしいんだ。」
茜「何それ?どういうこと?」
金時「僕もそのお店初めて行くんだけど…綺麗な人なんだ…」
僕は、顔を赤らめて言った。恥ずかしい。
茜「ちょ…はあああぁ!何それ!意味わかんない!」
小城さんは何故か怒りだした。
金時「なんで小城さんが怒るわけ?」
茜「知らない!でっ?その女?を見ればいい訳?」
金時「女?女の人じゃないよ男の人だよ?」
茜「へ…?男?」
金時「うん…男の人、すっごい綺麗な人なんだ。」
僕は頬を赤らめる。
茜「月島ちゃん…心まで…」
金時「なっ何?」
茜「いや…まぁ…何でもない。でも、その美男子は気になる!」
「この町にそんな美男子が居たとはね!」
金時「じゃあ、ちゃんと見てね?」
茜「茜さんにまかせなさい!私、結構~面食いだよ?某アイドルぐらいの顔じゃOK出しませんぜ?」
金時「多分…見たら絶対好きになる…ぼそり」
茜「え?何?」
金時「なんでもない!いこ!」
僕たちは、喫茶店「ラミア」に入っていくのであった。
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2019/06/18 話のタイトルを変えました。
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