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第020話 探偵ごっこ
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我は先生の素行調査を始めた。
我はタダシと遊ぶふりをしながら、先生を尾行することにしたのだ・・・
放課後はなるべく学校で過ごし、先生が学校を出る頃に先生の後をつけた。
しかし、それには問題があった。
我の門限が6時なもんだから、6時以降は先生を尾行できない。
それでも、中々の情報が集めつつあった。
タダシには本当の目的は伝えずに一緒に行動する事にした。
まずタダシをこの計画に参加してもらうにはと考えた。
我 「タダシ!先生を尾行して、探偵ごっこしようぜ!」
タダシ 「探偵?なにそれー!楽しそう!やろう!やろう!」
やはり簡単だった。こんな風にタダシを丸め込んだ。
タダシも探偵ごっこは、楽しそうでまんざらでもないようだ!
そして、これ!が大いに役に立ったのである!スマホじゃ!
我の母が出掛けるようになった我を心配して持たせてくれたものなのだ!
このスマホの写真機能を使って、先生の不倫証拠写真を沢山貯めていた。
先程もそうじゃった。この間とは違う生徒の母の家に入っていく先生を撮ったばかりだった。
先生はだいたい5時頃に学校を出て、5時半から6時頃生徒の家や近所で逢瀬を重ねている。
これが、最近タダシと我が調べた先生の不倫スケジュールだ!
しかし、先生が生徒の母親と会っていても何も問題がないのだ。
なぜなら生徒の指導のためだとか、親からの相談だとか言えばいいのだから・・・
我は不倫の証拠なのだから、何かそれらしい証拠にしなければならないと思った。
なるべく先生と生徒の母親が並ならぬ関係がわかる写真にするべく、その時を待って写真に撮っていたのである。
例えば、腕を組んでいるとか母親がしなだれかかっているとか、顔を手で包み込んでいるだとかだ。
これを沢山集めて母親ごとに分類してみた。
すると、5人程の母親がリストアップされた。なんとも生徒にとってはかわいそうな話じゃ!
しかも、校長の娘はだまされているのだし・・・
我が考えを廻らしていると、タダシが疑問に思った事を聞いてきた。
タダシ 「まおくん!先生の尾行は楽しいけど。先生はこんなに何度も、同じ生徒の家に通って何してるのかな?」
我はタダシの純粋な気持ちを思うと本当の事は言えなかった・・・しかたないので。
我 「タダシ。たぶん先生は生徒のことで親に報告でもあるんじゃないかな?」
タダシ 「そっかー!僕たちは先生がお母さんに告げ口されなくてよかったね!」
我はタダシの純真な心を守るべく、うそをついてしまった・・・
しかし、タダシがこれで巻き込まれることはあるまいと思いもした。
夕方になってきたので、タダシと家に帰ることにした。
そして、帰る途中で忘れ物に気付いた。しかも公園の秘密基地に犬のおやつを忘れていることだった。
最近は学校で過ごしていたので、秘密基地は暫く行ってなかったのだ・・・
我 「タダシ。僕、秘密基地に忘れ物してたの思い出したんだー。これから取りに行くから先に帰っててー。」
タダシ 「まおくん。一緒に行こうか?」
我 「大丈夫だよ!タダシが遠回りになっちゃうから。タダシが親におこられちゃ嫌だしね!」
タダシ 「そう?じゃーまた明日ねー!!!」
我 「また明日ー!!!!」
我は急いで公園に向かった。門限が近かったからである。
走って公園に着き、秘密基地のダンボールの中におやつがあったのでホッとしていると、声が聞こえてきた。
こっそりと雑木林の中から這い出てみると、そこに先生と生徒の母親がいた・・・
あっ!来た!と思い、我は草むらの影に身を潜めた。
その時、先生と母親はキスをし始めたのである!これはシャッターチャンスじゃ!!!!
我はスマホの写真機能を使って、草むらから二人のキスをしている写真をゲットした。
これで言い逃れできない証拠が撮れた!!!!と我は思った。
ここからが大変だった。どうやって先生と母親に見つからずにここから出るかだ。
草むらから覗いていると、散歩中のぽちんが飼い主とやってきた。
我は丁度いいとばかりに犬に話しかけた。
我 「おぬし!我じゃ!今草むらに身を潜めている!そこに担任がおるんじゃが、おっぱらってくれー!」
犬 「魔王さん!大丈夫ですか?あの男をおっぱらえばいいんですね!了解しました!!!!」
犬が担任と母親めがけて走り出し。吠えまくっている。
担任と母親はびっくりして、くっつけていた体を離した。そして、急いで公園を出ようとしていた。
当り前だ。人に見られてはいけない関係なのだから。
隣の飼い主ママさん 「あら!ぽちんちゃん!吠えちゃダメよ!大人しくね!ごめんなさいねー。」
と二人に謝っているが、二人はあまり聞いてないようだ。そそくさと出ていってしまう。
犬と飼い主から二人が見えなくなってから
隣の飼い主ママさん 「なんだったのかしら・・・あの二人体をくっつけちゃって、やらしかったわ!いやねー。」
と飼い主は愚痴っていた。
我 「犬よ。ありがとう。これで、帰れるのだ!ご苦労だった!」
犬 「なんてことないっす!お役に立ててよかったっす!」
我は草むらから這い出ると、隣の飼い主に見つかってしまった・・・
隣の飼い主ママさん 「あら!まおちゃん!こんなところでどうしたの?ママが心配するわよ!そうだ!一緒に帰りましょう!ぽちんちゃんもよろこぶわ!今、ママに電話してあげるから待ってて頂戴ね!」
飼い主は我の返事も待たずに、母に電話している。公園でばったり会ったから一緒に帰るから心配しないでとか何とか言っている。
我は犬と飼い主と散歩しながら帰路に着くことになった。
我はタダシと遊ぶふりをしながら、先生を尾行することにしたのだ・・・
放課後はなるべく学校で過ごし、先生が学校を出る頃に先生の後をつけた。
しかし、それには問題があった。
我の門限が6時なもんだから、6時以降は先生を尾行できない。
それでも、中々の情報が集めつつあった。
タダシには本当の目的は伝えずに一緒に行動する事にした。
まずタダシをこの計画に参加してもらうにはと考えた。
我 「タダシ!先生を尾行して、探偵ごっこしようぜ!」
タダシ 「探偵?なにそれー!楽しそう!やろう!やろう!」
やはり簡単だった。こんな風にタダシを丸め込んだ。
タダシも探偵ごっこは、楽しそうでまんざらでもないようだ!
そして、これ!が大いに役に立ったのである!スマホじゃ!
我の母が出掛けるようになった我を心配して持たせてくれたものなのだ!
このスマホの写真機能を使って、先生の不倫証拠写真を沢山貯めていた。
先程もそうじゃった。この間とは違う生徒の母の家に入っていく先生を撮ったばかりだった。
先生はだいたい5時頃に学校を出て、5時半から6時頃生徒の家や近所で逢瀬を重ねている。
これが、最近タダシと我が調べた先生の不倫スケジュールだ!
しかし、先生が生徒の母親と会っていても何も問題がないのだ。
なぜなら生徒の指導のためだとか、親からの相談だとか言えばいいのだから・・・
我は不倫の証拠なのだから、何かそれらしい証拠にしなければならないと思った。
なるべく先生と生徒の母親が並ならぬ関係がわかる写真にするべく、その時を待って写真に撮っていたのである。
例えば、腕を組んでいるとか母親がしなだれかかっているとか、顔を手で包み込んでいるだとかだ。
これを沢山集めて母親ごとに分類してみた。
すると、5人程の母親がリストアップされた。なんとも生徒にとってはかわいそうな話じゃ!
しかも、校長の娘はだまされているのだし・・・
我が考えを廻らしていると、タダシが疑問に思った事を聞いてきた。
タダシ 「まおくん!先生の尾行は楽しいけど。先生はこんなに何度も、同じ生徒の家に通って何してるのかな?」
我はタダシの純粋な気持ちを思うと本当の事は言えなかった・・・しかたないので。
我 「タダシ。たぶん先生は生徒のことで親に報告でもあるんじゃないかな?」
タダシ 「そっかー!僕たちは先生がお母さんに告げ口されなくてよかったね!」
我はタダシの純真な心を守るべく、うそをついてしまった・・・
しかし、タダシがこれで巻き込まれることはあるまいと思いもした。
夕方になってきたので、タダシと家に帰ることにした。
そして、帰る途中で忘れ物に気付いた。しかも公園の秘密基地に犬のおやつを忘れていることだった。
最近は学校で過ごしていたので、秘密基地は暫く行ってなかったのだ・・・
我 「タダシ。僕、秘密基地に忘れ物してたの思い出したんだー。これから取りに行くから先に帰っててー。」
タダシ 「まおくん。一緒に行こうか?」
我 「大丈夫だよ!タダシが遠回りになっちゃうから。タダシが親におこられちゃ嫌だしね!」
タダシ 「そう?じゃーまた明日ねー!!!」
我 「また明日ー!!!!」
我は急いで公園に向かった。門限が近かったからである。
走って公園に着き、秘密基地のダンボールの中におやつがあったのでホッとしていると、声が聞こえてきた。
こっそりと雑木林の中から這い出てみると、そこに先生と生徒の母親がいた・・・
あっ!来た!と思い、我は草むらの影に身を潜めた。
その時、先生と母親はキスをし始めたのである!これはシャッターチャンスじゃ!!!!
我はスマホの写真機能を使って、草むらから二人のキスをしている写真をゲットした。
これで言い逃れできない証拠が撮れた!!!!と我は思った。
ここからが大変だった。どうやって先生と母親に見つからずにここから出るかだ。
草むらから覗いていると、散歩中のぽちんが飼い主とやってきた。
我は丁度いいとばかりに犬に話しかけた。
我 「おぬし!我じゃ!今草むらに身を潜めている!そこに担任がおるんじゃが、おっぱらってくれー!」
犬 「魔王さん!大丈夫ですか?あの男をおっぱらえばいいんですね!了解しました!!!!」
犬が担任と母親めがけて走り出し。吠えまくっている。
担任と母親はびっくりして、くっつけていた体を離した。そして、急いで公園を出ようとしていた。
当り前だ。人に見られてはいけない関係なのだから。
隣の飼い主ママさん 「あら!ぽちんちゃん!吠えちゃダメよ!大人しくね!ごめんなさいねー。」
と二人に謝っているが、二人はあまり聞いてないようだ。そそくさと出ていってしまう。
犬と飼い主から二人が見えなくなってから
隣の飼い主ママさん 「なんだったのかしら・・・あの二人体をくっつけちゃって、やらしかったわ!いやねー。」
と飼い主は愚痴っていた。
我 「犬よ。ありがとう。これで、帰れるのだ!ご苦労だった!」
犬 「なんてことないっす!お役に立ててよかったっす!」
我は草むらから這い出ると、隣の飼い主に見つかってしまった・・・
隣の飼い主ママさん 「あら!まおちゃん!こんなところでどうしたの?ママが心配するわよ!そうだ!一緒に帰りましょう!ぽちんちゃんもよろこぶわ!今、ママに電話してあげるから待ってて頂戴ね!」
飼い主は我の返事も待たずに、母に電話している。公園でばったり会ったから一緒に帰るから心配しないでとか何とか言っている。
我は犬と飼い主と散歩しながら帰路に着くことになった。
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