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第010話 タダシの変化
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我はがっかりしながら、幼稚園からの帰りに犬と会った。
我は後で、おやつをやる。と犬に話掛けた。犬は嬉しかったらしく、しっぽを振っていた。
犬 「魔王さーん!おつとめご苦労さまです!おやつうまいっす!」
我 「それはよかったな・・・」
犬 「魔王さん元気ないっすね。なんかありました?」
我 「それがの。眷属承認に失敗したんじゃ・・・」
犬 「えっ!!!あれ、またやったんですか?!!!ヤバイからやめたほうがいいっすよ!誰にやったんです?また犬ですか?それとも猫ですか?」
我 「我の幼稚園の友、タダシじゃ。」
犬 「はっ?人間の子供にあれをかけたんですか?!!!危ないですよ!しかも小さい子供になんて!!!なんという鬼畜の所業!!!タダシくんはご無事で?・・・」
我 「大丈夫じゃ!むしろ、何の変化もなかった・・・我の術敗れたり・・・」
犬 「だめですよー!そんな事!よかったですね!失敗して、おいらエライ目に合ったんですからー。」
我 「我はタダシを守りたいんじゃ!タダシも仮面○○ダーになりたいと申しておる!友より濃い関係にもなれる!魔界では、誰しも我の眷属になりたがっておったし、光栄がっておったし・・・」
犬 「ここは、もう魔界とは程遠い世界なんです・・・あまり無理しちゃだめですよ!あまり気を落とさないで、魔王さーんクゥーン」
我は情けなかった!犬ごときに慰められるとは一生の不覚!!!しかし、救われたのも事実であった・・・
次の日も次の日も、タダシに変化はなかった。その代わりハナフックがタダシを確実に狙っているのがわかった。
我は警戒して、なるべくタダシといることにした。
しかし、ついに我がタダシと離れる時間ができてしまったのだ・・・
タダシと自由時間にやはりあの誰もこない場所で、二人で仮面○○ダーごっこをしている時に、我は小便に行きたくなった。
我 「タダシ!僕トイレ!ちょっと待っててー。」
タダシ 「わかったー!僕いきたくないから、待ってるねー!」
我は急いでトイレに向かった。あの時一緒に連れて行けばよかった。・・・
タダシは我を待っている間、一人でライダーごっこをしていた。そこにハナフックが今だとばかりに一人で現れた。
タダシは弱いので、いつも連れている子分は必要ないと思ったらしい。
ガキ大将トシオ 「おい!そんなひょろひょろで、○○ダーつとまるわけないだろー!ばかじゃねーの!!!」
タダシ 「僕は○○ダーだ!悪い奴なんてやっつけられるんだから!!!!」
タダシはがくがくになりながら言い返した。まだ我のことを信用してくれているので自分は○○ダーだと言い切る。
ガキ大将トシオ「バカじゃねー!○○ダーになれるわけねーだろ!あれはうその話なんだよ!!!」
タダシ 「うそじゃないもん!○○ダーは本当にいるんだもん!だって、まおくんが僕を○○ダーにしてくれたんだ!!!」
ガキ大将トシオ 「はっ?あいつがそんなことできるわけないだろ!お前もあいつもバカすぎて頭おかしいんじゃねー!そうだ!お前ら狂ってるよー!!!」
タダシは自分の夢がバカにされ、しかも自分だけならいざ知らず、仲の良い我までバカにされて、今までにないくらい怒りを感じていた・・・タダシはこれまで、恐怖は感じたことがあったが、怒りは初めてだった。
初めての怒りに自分ではコントロールがきかなくなる。タダシは自分の体がだんだん熱くなるのを感じた。
ガキ大将トシオ 「そんなバカで狂ってる君にこのキックをお見舞いしよう!!!!」
ハナフックはそう宣言すると、タダシを蹴り飛ばした。タダシは後ろにすっころんでしまう。
その時、ブチンっとタダシの中で何かが弾けた!タダシの中の怒りが爆発したのだ!!!
タダシは怒りに身を任せた。すると見る見る内に筋肉が膨れ上がり、背丈もありえないくらい高くなる、そして肌の色は○○ダーのように緑色になった。
そして、渾身の力でハナフックを睨みつける。
その顔は般若どころの騒ぎじゃないくらい恐ろしい顔になっていた。
タダシの恐ろしく変化した顔を見て、ハナフックは自分のほうが蹴り飛ばしたにもかかわらず、小便をもらし泣き叫んだ。
ガキ大将トシオ 「こっこっころされるー!!!ひぃー!!!」
ハナフックは小便を漏らし、撒き散らしながら逃げていく。そこに我がトイレから戻り、ハナフックとぶつかった。
我はハナフックに睨みをつける。しかし、ハナフックの反応がないのだ。
よく見ると、ハナフックは涙で顔をぐちゃぐちゃにして少々頭がおかしくなった顔をしている。
ハナフックはそのまま皆のところに戻ったので、皆に小便をもらしたことをからかわれている。
「おもらし!おもらし!小便小僧♪」と
我はタダシが心配になった!急いでタダシのところに戻ってみると・・・
タダシは仮面○○ダーというより、緑色の怪物に成り変わっていた。
我は絶叫した!!!やったー!やった!成功じゃ!!!!
我は失敗したのではない!もっとすごい術を掛けられたのだ!
普段は普通の人間、何かのきっかけで怪物になる!変身できるのだ!!!!
素晴らしい!変化をコントロールできるのだ!!!!
タダシ 「まおくん・・・僕どうなちゃったの?なんだか見える景色が違うんだー!しかも、あのいじわるなお兄ちゃんが怖くないんだ・・・どうしてだろ?」
我 「タダシ!そこの窓のガラス見てみろ!○○ダーがいるぞ!タダシは○○ダーに変身して悪い奴をやっつけたんだ!!!スゲーよ!!!」
タダシ 「ほんと!僕○○ダー!だから怖くないのか!早く見たい!僕は○○ダー!!!!」
タダシは窓ガラスを見て絶句した。ライダーとは似ても似つかない緑の巨大怪物がいた・・・タダシは悲鳴をあげる!
タダシ 「これが僕?うそだ!○○ダーにでてくる怪人じゃないかー!!!」
とタダシは絶叫して気絶した。タダシが気絶すると、みるみる内に元のタダシに戻っていく。いつものかわいいタダシに早代わりだ。
我は眷属承認に成功して興奮していた。タダシの肩を優しくポンポンする、するとタダシは目を覚ました。
タダシ 「今の夢?!僕!どうしちゃったの?」
タダシは自分の体を触って確かめている、しかし、先程の怪人ではなく元の自分の体だ。
タダシはほっとしているようだ。
我 「タダシは○○ダーになったんだよ!変身できるんだよ!」
と我はタダシを慰めた。
タダシ 「まおくん・・・あれは○○ダーじゃなくて怪人だ・・・」
タダシは途方に暮れていた。我には○○ダーも怪人も区別がつかない。
なにが!どこが!違うのだ!我は苦悩した・・・
我は後で、おやつをやる。と犬に話掛けた。犬は嬉しかったらしく、しっぽを振っていた。
犬 「魔王さーん!おつとめご苦労さまです!おやつうまいっす!」
我 「それはよかったな・・・」
犬 「魔王さん元気ないっすね。なんかありました?」
我 「それがの。眷属承認に失敗したんじゃ・・・」
犬 「えっ!!!あれ、またやったんですか?!!!ヤバイからやめたほうがいいっすよ!誰にやったんです?また犬ですか?それとも猫ですか?」
我 「我の幼稚園の友、タダシじゃ。」
犬 「はっ?人間の子供にあれをかけたんですか?!!!危ないですよ!しかも小さい子供になんて!!!なんという鬼畜の所業!!!タダシくんはご無事で?・・・」
我 「大丈夫じゃ!むしろ、何の変化もなかった・・・我の術敗れたり・・・」
犬 「だめですよー!そんな事!よかったですね!失敗して、おいらエライ目に合ったんですからー。」
我 「我はタダシを守りたいんじゃ!タダシも仮面○○ダーになりたいと申しておる!友より濃い関係にもなれる!魔界では、誰しも我の眷属になりたがっておったし、光栄がっておったし・・・」
犬 「ここは、もう魔界とは程遠い世界なんです・・・あまり無理しちゃだめですよ!あまり気を落とさないで、魔王さーんクゥーン」
我は情けなかった!犬ごときに慰められるとは一生の不覚!!!しかし、救われたのも事実であった・・・
次の日も次の日も、タダシに変化はなかった。その代わりハナフックがタダシを確実に狙っているのがわかった。
我は警戒して、なるべくタダシといることにした。
しかし、ついに我がタダシと離れる時間ができてしまったのだ・・・
タダシと自由時間にやはりあの誰もこない場所で、二人で仮面○○ダーごっこをしている時に、我は小便に行きたくなった。
我 「タダシ!僕トイレ!ちょっと待っててー。」
タダシ 「わかったー!僕いきたくないから、待ってるねー!」
我は急いでトイレに向かった。あの時一緒に連れて行けばよかった。・・・
タダシは我を待っている間、一人でライダーごっこをしていた。そこにハナフックが今だとばかりに一人で現れた。
タダシは弱いので、いつも連れている子分は必要ないと思ったらしい。
ガキ大将トシオ 「おい!そんなひょろひょろで、○○ダーつとまるわけないだろー!ばかじゃねーの!!!」
タダシ 「僕は○○ダーだ!悪い奴なんてやっつけられるんだから!!!!」
タダシはがくがくになりながら言い返した。まだ我のことを信用してくれているので自分は○○ダーだと言い切る。
ガキ大将トシオ「バカじゃねー!○○ダーになれるわけねーだろ!あれはうその話なんだよ!!!」
タダシ 「うそじゃないもん!○○ダーは本当にいるんだもん!だって、まおくんが僕を○○ダーにしてくれたんだ!!!」
ガキ大将トシオ 「はっ?あいつがそんなことできるわけないだろ!お前もあいつもバカすぎて頭おかしいんじゃねー!そうだ!お前ら狂ってるよー!!!」
タダシは自分の夢がバカにされ、しかも自分だけならいざ知らず、仲の良い我までバカにされて、今までにないくらい怒りを感じていた・・・タダシはこれまで、恐怖は感じたことがあったが、怒りは初めてだった。
初めての怒りに自分ではコントロールがきかなくなる。タダシは自分の体がだんだん熱くなるのを感じた。
ガキ大将トシオ 「そんなバカで狂ってる君にこのキックをお見舞いしよう!!!!」
ハナフックはそう宣言すると、タダシを蹴り飛ばした。タダシは後ろにすっころんでしまう。
その時、ブチンっとタダシの中で何かが弾けた!タダシの中の怒りが爆発したのだ!!!
タダシは怒りに身を任せた。すると見る見る内に筋肉が膨れ上がり、背丈もありえないくらい高くなる、そして肌の色は○○ダーのように緑色になった。
そして、渾身の力でハナフックを睨みつける。
その顔は般若どころの騒ぎじゃないくらい恐ろしい顔になっていた。
タダシの恐ろしく変化した顔を見て、ハナフックは自分のほうが蹴り飛ばしたにもかかわらず、小便をもらし泣き叫んだ。
ガキ大将トシオ 「こっこっころされるー!!!ひぃー!!!」
ハナフックは小便を漏らし、撒き散らしながら逃げていく。そこに我がトイレから戻り、ハナフックとぶつかった。
我はハナフックに睨みをつける。しかし、ハナフックの反応がないのだ。
よく見ると、ハナフックは涙で顔をぐちゃぐちゃにして少々頭がおかしくなった顔をしている。
ハナフックはそのまま皆のところに戻ったので、皆に小便をもらしたことをからかわれている。
「おもらし!おもらし!小便小僧♪」と
我はタダシが心配になった!急いでタダシのところに戻ってみると・・・
タダシは仮面○○ダーというより、緑色の怪物に成り変わっていた。
我は絶叫した!!!やったー!やった!成功じゃ!!!!
我は失敗したのではない!もっとすごい術を掛けられたのだ!
普段は普通の人間、何かのきっかけで怪物になる!変身できるのだ!!!!
素晴らしい!変化をコントロールできるのだ!!!!
タダシ 「まおくん・・・僕どうなちゃったの?なんだか見える景色が違うんだー!しかも、あのいじわるなお兄ちゃんが怖くないんだ・・・どうしてだろ?」
我 「タダシ!そこの窓のガラス見てみろ!○○ダーがいるぞ!タダシは○○ダーに変身して悪い奴をやっつけたんだ!!!スゲーよ!!!」
タダシ 「ほんと!僕○○ダー!だから怖くないのか!早く見たい!僕は○○ダー!!!!」
タダシは窓ガラスを見て絶句した。ライダーとは似ても似つかない緑の巨大怪物がいた・・・タダシは悲鳴をあげる!
タダシ 「これが僕?うそだ!○○ダーにでてくる怪人じゃないかー!!!」
とタダシは絶叫して気絶した。タダシが気絶すると、みるみる内に元のタダシに戻っていく。いつものかわいいタダシに早代わりだ。
我は眷属承認に成功して興奮していた。タダシの肩を優しくポンポンする、するとタダシは目を覚ました。
タダシ 「今の夢?!僕!どうしちゃったの?」
タダシは自分の体を触って確かめている、しかし、先程の怪人ではなく元の自分の体だ。
タダシはほっとしているようだ。
我 「タダシは○○ダーになったんだよ!変身できるんだよ!」
と我はタダシを慰めた。
タダシ 「まおくん・・・あれは○○ダーじゃなくて怪人だ・・・」
タダシは途方に暮れていた。我には○○ダーも怪人も区別がつかない。
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