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63.お誕生日〔2〕*

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案内された部屋は、とても広々としており、木の温かみを感じさせる造りになっていた。まさに温泉旅館で私のテンションは上がっていく。流石王族御用達の温泉屋敷!
部屋から続いている浴室を通り抜けると、そこは露天風呂が広がっており、檜の露天風呂と石造りをした大きくて広い露天風呂があった。

……何これ、何これ……

お風呂好き、ひいては温泉好きの私としては、部屋からすぐに温泉に入れるだけでも極上待遇だと思うのに、露天風呂付きで更に檜風呂まであるなんてーーっ!!!
もう感動で泣きそうになってくる。サイコーです。サイコーすぎます。

おまけに、案内されただけで後は部屋には誰もいない。本当にジルとの2人きりで更に嬉しくなってくる。

「ふふふ。フィーがとても喜んでくれてて本当良かった」
「うん! うん! ここ凄いね!!」

感動のあまり声も出ない私の顔色を察してくれるジル様流石です。
人間は本当に嬉しいと声も出なくなるのだ。ジルはそんな私をにこにこしながら見てくれる。うん、我ながら子どものようだね!

「早速温泉に入ってもいい?」

待ちきれない私はジルに提案する。

「ん、いいよ。じゃあ……」

言うや否や、ジルが私を横抱きにして浴室へと連れていく。

「えっ!? ジル! 歩けるよ私!」
「フィーの誕生日プレゼントの旅行だから、フィーは何もしなくていいからね」

そう言ったジルは、浴室へ連れていくとテキパキと私の服を脱がせていく。まぁ、色々してくれるのはいつも通りだとしても、何もしなくていいって……

そのまま再び裸になった私を抱っこすると、浴室で身体を洗ってくれる。うん、まぁここもいつも通りなんだけどね……

そのまま自分も洗い終わったジルは私の髪を纏めると、再び横抱きにし外の温泉へと連れ出してくれた。
温泉を見た私はテンション爆上がりで、横抱きにされているとかスコっと頭から抜け落ちる。
ウェントゥス国よりは温暖と言っても、やっぱりこっちもこの時期は少し寒い。私はジルの首に腕を回しながらぎゅっとしがみ付いた。

「最初どっちから入る?」
「う~ん……檜風呂で!」

ワクワクが止まらない……!
2人でゆっくりと檜風呂に浸かる。

……

……気持ちいい~~

……やばい。やばいよ……サイコーですかサイコーですよ。

「温泉ってお風呂とはやっぱり違うものなんだね。匂いも質感も違う……凄く気持ちいいね」

ジルが温泉のお湯を手に取りながらそんな事を呟く。あ、そうだね。ウェントゥス国では温泉ないもんね。温泉初体験のジルは、ちょっと白く濁ったお湯を観察するかのような眼差して見つめていた。

……イグニス国とそんなに土地的に離れてないし、掘ったら出てくるのかなぁ。

そんな事に思いを馳せていく。我が国にも温泉施設が出来たら良い。物凄く良い。更にお米があればもう完璧だ。

「温泉サイコーだよね~」

そんな事を言いながら、ジルにぴとりと擦り寄る。
誰もいないし、開放感あふれる露天風呂。いつになく大胆になっている自分がいるけど、今日はいっかって思ってしまう。
アクアラング国での経験もきっと後押ししていると思う。ジルにこうして甘えることが嬉しくてしょうがなくなっている。

「フィー……可愛い」

ジルが擦り寄る私をぎゅっと抱きしめてくれる。

はわぁ~~幸せだぁ~。

温泉とジルに癒されながら、私はゆっくりと幸せを噛み締めていた。



「だいぶ身体も温まってきたかな?」

暫く経った頃ジルはそう言うと、温泉に浸かる私を横抱きにして温泉から上がる。あまり最初に長時間入りすぎるのは良くないもんね。流石ジル様です。
そのまま外に置いてある木の長椅子にタオルを敷いて私をそっと横たえてくれると、コップを持って来て水分補給をさせてくれる。

……ジル様、相変わらずそこらの侍女以上の働きですね……

そのまま自分用の木の簡易的な椅子と何かの容器を持ってきて私の横に座ると、おもむろに容器を開ける。

「ジル……?」
「身体をしっかり温めて浸かった後に、こうして身体を休めるのって凄くいい事なんだって」

確かに、温泉でぽかぽかと身体が温まった後に、こうして外で裸で寝転んでいるのって凄く気持ちが良くてリラックスできる。温まった身体にはこの寒さがちょうどいい。
容器はマッサージオイルが入っていたようで、そのひらでオイルを温めながらジルが全身をマッサージしてくれる。

……何これ、何これ……やばい……

アクアラングでマッサージを習得したジルのマッサージスキルは、マジでやばかった。女の人よりも力があるジルのマッサージは、強すぎず、かといって柔らかすぎず、的確に私の身体のコリをほぐしていく。
凄い。凄すぎますジル様……高スペックすぎて、最早拝みたくなるレベルだ。

全身マッサージされて、私は気が付いたらウトウトと寝かけていたようだ。
ジルにお湯をゆっくり掛けられながらオイルを流されて、ハッと目が覚めた。

「じる……気持ちよかったよ~……ありがとう……」
「ふふふ。どういたしまして。喜んで貰えてよかったよ。身体が冷えたらいけないからね」

ジルはそのまま私を横抱きにすると、再び檜風呂へと連れていってくれる。私はそのままジルのお膝の上で温泉に浸かる。

……気持ちいい~~ここは天国ですか~~

私はジルにもたれかかりながら、空を見上げた。ゆっくりと暮れゆく空は、透けるような青色と黄昏色をしていて、黄昏時を映しゆく流れる雲は綺麗な桃色をしていた。
綺麗に色付く桃色の雲を見て、まるで天国の雲のようだと思った。
空に広がる雲を見つめていると、ジルと2人でまるで雲の上にいるような錯覚に陥ってくる。

ジルとこうして一緒にいること。それは毎日続く奇跡の連続であること。それを実感した私は、仮に、この雲の上から地面に落ちてジルと初めて会う仲になってしまっても、すぐにお互いが分かる様にもっとジルに愛の形をあげたいと思った。


「そろそろあっちの温泉にいってみようか」

暫く空を眺めていた私にジルはそう言うと、抱っこしたまま石造りの露天風呂へと連れて行ってくれる。
こっちのお湯は、檜の方より少し温度が低くぬるめだった。これなら長く浸かれそう。
ここでもジルにもたれかかって浸かっていたけど、段々とのぼせ気味になってきた私は、お湯から出て石の上に座る。

「ちょっと休憩するね~」
「フィー大丈夫? 顔が赤いね少し」
「大丈夫だよ」

にっこり笑ってそう言ったんだけど、ジルがまたコップを持って来てくれて隣の石に腰を下ろした。

「はい、水分補給はこまめにしないとね」
「ありがとう~」

ジル様マジで完璧ですね!
水分をしっかり取って暫く石の上で涼んでいた。何だか、考えてみると裸で外にいるのって結構不思議な感覚だ。
チラリと隣に座るジルの裸体を眺めてみる。相変わらず引き締まったいい身体をしています……
ついついいい感じに割れているジルの腹筋を見つめる。

……凄いなぁ~。

お風呂は一緒に入っている事が多いけど、こうして改めて外で眺めるのってまた格別な感じがしてしまう。これぞ温泉効果だね!

「どうしたのフィー?」

じっと見つめる私の視線に気が付き、尋ねてきたジルと目があった。

「えっ! えっと……ジルの腹筋凄いなぁって……」

ついつい頭の中の言葉がそのまま口に出てしまった!!

「……フィーの身体も凄いよ……」

ジルはそう言うと、私の身体を抱き寄せてくる。何だかアクアラング国での裸体の生活が思い出され、顔が赤くなる。
そのままどちらからともなく、口付けを交わしていく。
最初は少しだけのつもりだったけど、どんどんと口付けが深くなり、ジルが私の唇に舌を侵入させ口内を蹂躙し始めた。
ジルが私の歯をその舌でなぞると、ゾクゾクと快楽が身体を駆け巡る。そのまま舌の根元を深く吸い上げられると、喘ぎ声が漏れ出る。

「……ぁ……んん……」
「……ちょっと身体が冷えてきたね……」

ジルはそう言うと、口付けを交わしながら抱き寄せたままの私の身体を抱き抱え、温泉へと移動させてくれる。私はジルの上に跨るようにそのまま温泉へ浸った。
お互いに貪るようにキスを続け舌を絡ませあっていると、跨ったままのジルの下肢から硬いものが当たるのが分かった。

ジルの欲望を感じ取り、私の身体もソワソワし始めた。

「……んん……じる……」
「フィー……いいの?」

ついつい強請るような目でジルを見つめてしまった。ジルは私の気持ちを正しく汲み取ってくれて、そのまま私のお尻を掴むとゆっくりとジルのそそり勃つ肉棒へと導いていく。
水中の中で挿れるちょっといつもとは違う感覚に戸惑いながら、徐々に膣内へと挿入っていくジルの肉棒を感じてビクビクと身体が反応する。

ジルは私の首筋や胸元に口付けをしてくれて、そこからも快楽を拾った私は、口付けの度にぴくんぴくんと身体を反応させる。

「……はぁん……ぁ……」
「……っフィー、キツくない? 大丈夫?」

ジルの肉棒を全て咥え込んだ私は、そのままジルに縋り付くように身体を寄せる。お湯の中で浮力を感じながら、ゆっくりとジルが腰を動かしていく。私も同じように腰を動かそうとするけど、浮力があって中々思うように身体が動かない。
ジルの肉棒が、私の膣壁を擦りながらゆっくりと出挿りしていく。膣壁が擦れる度に、快楽が身体を駆け上がる。

「……っん……はぁっ……じる……キスしよ…」
「…フィーっ! ……可愛い…フィー……」

くちゅくちゅと舌を絡ませあいながら、深い口付けを交わす。
気持ちが良くて堪らないのだけれど、お湯の中で腰を動かそうと張り切りすぎていたのだろう。段々と温泉にのぼせてきている自分に気が付いた。

「……はぁ…じる……」
「…フィー、大丈夫? ーーちょっと顔が赤すぎるよ」
「っぁん……」

ジルはちょっとぐったりする私を、繋がったまま抱き上げて歩き出した。

「……っふぅぁんっ!」

全体重が結合部にかかって更に深く繋がって、私はあまりにもの気持ち良さから大きく喘いでしまった。

「……フィー、しっかり掴まっててね」

私はジルの首にしっかりと腕を回すと、首と首がしっかりとくっつくように身体を密着させる。
ジルが歩くたびに、子宮の奥がごりごりと突き上げられ、激しい快楽が身体を駆け巡る。
私はジルに全てを預けるように、ジルの身体に掴まったまま、その快楽をひたすらに享受した。

「…ぁんっ! じ、る…これ、おくに……っんっ!」
「っフィー!……大丈夫?」
「んんっ! きもち、ぃ……」

ジルに抱っこされ包まれながら繋がって、激しい快楽だけでなくてとても幸せな気持ちを感じる。
ジルを抱きしめて、ジルに抱きしめされて、ジルの身体全てを素肌で感じる。
腰の動きを激しくし始めたジルに掴まりながら、抱っこされたまま深い口付けを交わす。
自重で更に子宮の奥に当たるジルの肉棒を感じ、私は溢れ出る快感にどんどんと絶頂へと上り詰めていく。

「…っぁんっ……じ、る……も……きちゃぅ…!」
「っフィー!……すごい締まってきたっ……」
「……ぁ、あ………っ~~ぁあっんっ!!」

すべてに呑み込まれてしまったような感覚になった私は、ジルに強くしがみつくと絶頂を迎え達した。びくんびくんと膣内が痙攣しながら、ジルの肉棒をぎゅぅっと締め付ける。ジルは一際激しく私のナカを穿つと、そのままびくびくとナカで吐精し果てた。

ぐったりとして、ジルの身体に縋り付く事も難しくなってきた私をジルはそっとベッドに横たえる。いつの間にかベッドまで移動してきたようだった。
ジルは私の頭を優しく撫でながらおでこに口付けをしてくれる。

「フィーリアス、誕生日おめでとう」
「……じる、たくさんありがとう……」

激しく達した事から、私はぐったりとして動けない。そのまま頭を撫でられると気持ちの良さからウトウトしてくる。

「……フィー、夕食まで少し寝てていいよ。起こしてあげるから」

優しい眼差しでジルにそう言われて、私は甘えることにした。なんて言っても誕生日ですから。

「ん……ありがとう……」

幸せな気持ちのまま、私は意識を手放したーーー



暫く寝た後、ジルに起こされた私は夕食を堪能した。
なんとなんと! 前回訪問時にも食べた、パエリアみたいな料理があった!!!

お米だ~お米さんがいるぅぅぅ~~~

私は幸せに満ち足りた気持ちで、ぱくぱくと料理に舌鼓を打った。やっぱりお米サイコーだよね!

「フィーがすごく喜んでくれてよかった」

ジルがにこにこと私の方を見ながらそう言ってくれる。いやもう、喜ぶとかいうレベルを超えています! 流石ジル様です!!

夕食の後、ジルがそっと小箱を取り出してくる。何だろう?

「……喜んで貰えるか分からないけど……これは、僕のワガママでフィーに贈るから。だから、受け取って欲しい」

ジルはそう言って小箱を開ける。そこには、イエローダイヤとブルーサファイヤでできたネックレスがあった。
すごくキラキラしていてめちゃくちゃ綺麗だ……
私が宝石とかいらないよっていつも言ってたけど、こうして準備してくれてたんだ。
確かに私はそんな高い宝石を貰っても、ってついつい遠慮しちゃうけど、ジルはそこまで見越した上で『ジルのワガママ』と言ってくれている。

そんなジルの気持ちが私はとても嬉しかった。というか、ジルには何を贈られても嬉しいと思う。

「ジルヴェール、本当にありがとう」

私は、ジルの想いが嬉しくって、にっこり笑ってお礼を言った。

「フィーリアス、愛してる」

ジルもにっこり笑って愛を囁いてくれた。


こうして、19歳の誕生日、私は本当に本当に幸せな時間を過ごす事ができたのでしたーーー
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