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2024年 7月
2024.07.27(拙作についてのあれこれ)
しおりを挟む三文戯作書きで底辺投稿者の『泗水眞刀』です。
ここでは愚にもつかない駄文や、執筆中の物語の補足等をダラダラと書いて行きます。
興味のない方は無視して下さい。
「聖大陸興亡志」を読んでもらいたいのが一番の目的です。
そのために別のジャンルの物語を投稿し、その閲覧者を同じ作者の作品と言うことで、「聖大陸興亡志」へ誘導しようという作戦でした。
しかしこの安易な作戦は、ものの見事に失敗します。
確かに新たな物語にも、少ないながら閲覧してくれる人は現れました。
しかも「聖大陸興亡志」とは関係のない方々です。
わたしは当初、自分の作戦が図に当たったと喜びました。
されどその読者は、「聖大陸興亡志」を読んでくれないのです。
それでもわたしは別ジャンルの話しを、次々に投稿しました。
しかもすべてが「連載」です。
ただでさえ筆が速いほうではないのに、複数の物語を書くのは大変です。
それぞれの物語にそれぞれの読者がつくのに、ほかの話しへは流れていってくれません。
中には複数の物語を読んでくれる方はいらっしゃいますが、わたしが期待したまでの効果は上がらなかったのです。
これがその頃のわたしの限界でした。
投稿成績上位の方は、新しい作品を発表するとその日から百を軽く超えるポイントを獲得しているというのに、わたしは相変わらず低評価のままです。
(それでも、評価があるだけましというものですが)
結局その時のわたしの閲覧者は、作品についていたものであり、わたし自身についてはいなかったのです。
上位の方々には、その方自体に読者がついている。
名前だけで一定の読者が閲覧し、評価をするのです。
到底わたしには追いつけない壁が、目の前にそびえ立っていました。
もうひとつのわたしの誤算は、「聖大陸興亡志」の読者獲得のために書き始めたはずの物語へ、「聖大陸興亡志」同様に愛着が湧いてきたことです。
引き立て役だったはずの物語は、時に主役を上回る評価を得たりし始めます。
それにどんな作品であろうが、自分が生み出した物語は可愛いものです。
適当に書き殴るなど、出来るものではありません。
そうして読者獲得のために、新たな物語を投稿して行きます。
すでにわたしは自分の能力を、遙かに越える数の作品を連載していたのです。
さすがに各作品を毎日投稿できるはずなどなく、その日に書けたものを順次UPするという日々です。
それでも「聖大陸興亡志」だけは、なるべく書くように努めました。
しかしどの作品も、いつまで経っても高評価は得られません。
ふと思いました、「聖大陸興亡志」というタイトルが、あまりに固すぎるのではないか。
そこで途中でいまのタイトル「アンドローム ストーリーズ(聖大陸興亡志)」に変更しました。
効果があったのかなかったのか、判然とはしません。
(と言うことは、劇的変化は見られなかったわけです)
わたしには変なこだわりがあって、たとえ投稿サイトへUPするのであっても、紙媒体で出版される小説と同じような形式で書きたい、というものです。
変に行間を空けたりするのは、邪道だと思ったのです。
本とスマホ閲覧を前提とした投稿作品の違いを、まったく理解していなかったのです。
わたしが最終的に目指したいのは本としての出版であり、投稿サイトで評価を得ることではなかったからです。
また時代遅れのロートルは、そんな新しい形態の発表の仕方など知りもしなかったのでした。
それにわたしなりのサービス精神も、まったくの裏目でしかありませんでした。
とにかく一度に長い分量を読んでもらいたい、細切れに発表される作品の意味が分からない。
行間も空けず、長い文章を一度にUPする。
読者からしたら、読みにくいことこの上なかっただろうと思います。
さてさて、「聖大陸興亡志」自体の話しもしましょう。
自分が当初考えていた青写真は、サイレン大公の「フリッツ」と楼桑国の姫「ロザリー」が紆余曲折の末結ばれ、やがて後の主人公のひとりとなる「ルーク」が誕生する。
順風満帆な日々が一夜にして崩壊し、サイレンは亡ぼされルークは亡国の公子となる。
というものでした。
(いま新たに書き改められている話しは、この筋書き通りに進みます。絶対に横に逸れたりはいたしません)
ここまでが全体の序章で、それから先に綴られるのが正統な「聖大陸興亡志」本編となるのです。
(書籍に換算すると、短くて三冊、長ければ五冊分に相当する話しになると思います。本編前のプロローグがこの分量なんて、酷いですよね)
所がこの目算は、あっという間に崩壊してしまいます。
序章を書き第一章を書き、やがて第二章へと進む直前に、当初考えてもいなかった登場するはずのない「ペラン」という男が現れ、勝手なことを喋り始めました。
そこから話しは逸れるだけ逸れ始め、とんでもない方向へと物語は迷走し始めました。
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