上 下
1 / 6
2024年 7月

2024.07.22(徒然なるがままに・・・)

しおりを挟む




 三文戯作書きで底辺投稿者の『泗水眞刀』です。

 ここでは愚にもつかない雑文や、執筆中の物語の補足等をダラダラと書いて行きます。
 興味のない方は無視して下さい。


 実は、わたしは以前「アルファポリス」に投稿したことがありました。
 しかしその時はあまりの反応のなさに挫折し、なん年も放ったらかしにしてありました。

 つい先日過去の作品を削除して、新たに投稿を再開してみました。
 まずはわたしが「小説投稿サイト」なるものに、こうして投稿することになったお話をしましょう。


 たったひとりの人に読ませるためだけに書いていた物語を、はじめて投稿したのは超有名な「某なろうサイト」でした。
 わたしはそこで徹底的に現実を思い知らされ、打ちのめされました。

 根拠のない自信に溢れていたわたしは、いままでは本気を出していなかっただけ、ちょっと実力を見せれば世界は自分についてくる。
 そんな甘い考えでした。

 しかし結果は惨憺たるありさまでした。
 読んでさえもらえない現実を受け入れられず、愕然としました。

 このサイトが自分に合ってないんじゃないかと、別の所(当アルファポリスです)に投稿しましたが結果はまったく変わりませんでした。
 もう投稿するのが嫌になっていました。

 自分の矜持が傷つけられ続けることに、我慢が出来なかったのです。
(それもこれも、すべては己の実力のなさ故なのですが、それを受け入れたくなかったのです)

 そこでもう一回だけと言う軽い気持ちで、第三のサイトへ投稿しました。
 別にもう期待はしていませんでした、ここでも同じならもう止めるつもりだったのです。

 ところが、ほんの少数ですが今まで他サイトではなかった反応が見られました。
 嬉しかったです。
 自分が書いたものに反応してもらえるのが、こんなに嬉しいとは思ってもいませんでした。
 それからはわずかな閲覧者のために、こつこつと物語を綴っていきました。

 幾らお話しを書いても、見向きもされないのは(自分の力量不足と宣伝能力のなさが原因なんでしょうが)哀しくなります。
 心理としては自分の書いたモノが、ゴミにもなっていないような気がして、やるせない思いになってしまうのです。

 たとえ批判であっても、反応があるだけましだと思います。
 無反応、無視というのが、人間には一番堪えます。


 サイトによって閲覧されるジャンルの傾向が様々ですが、どこのサイトでもわたしの作品はあまり好まれないようです。
 とにかく感覚が古いのがいけないのでしょうが、こればかりはどうしようもありません。
 文章からして、古臭いですよね。

 それに嫌な題材を無理して書く気にはなれないし、そもそもチート能力というモノに興味がありません。
 いくら物語とは言え、何でもかんでもうまくいく話しになんか魅力を見いだせないんです。
(それでもこう言った設定で書かれ始めた、初期にブームを作った作品は確かに面白いですよ。しかし、いまや寄ると触るとおなじようなものばかりで、辟易します。悪役令嬢なんて、誰かが先に使ったらそれ以降は真似でしかなく、恥ずかしくて使えないと思うのに・・・。やっぱり感覚古いですか?)

 反感を買うのを承知で言いますが、BLも女性が大好きな不倫や寝取られといった題材にもわたしの食指は動きません。
(需要が大きいから供給があり、読者を獲得するのでしょうけど)

 むかしにはなかったジャンルです。
 当初は隙間産業的な位置にあったものが、いまや一大ジャンルにまで成長していますものね。

 小説というものは、いまや女性が支えているといってもいいくらいに、彼女らが占めるパーセンテージが高いから、女性の好まないような物語は流行らないのも判ります。


 でもわたしが書きたいのは、子どもの頃に胸躍らせて読んだ冒険活劇や、思春期に触れたエンターテイメント小説なんです。
(いまの方はご存じないでしょうが、そのむかしノベルズブームというのがあったのですよ。なんといってもカドカワノベルは鮮烈でした)

 半村良・平井和正・西村寿行・栗本薫・荒巻義男、唯一読まなかった森村誠一と言った作家が活躍していた時代に、もっとも影響を受けました。

 幻魔大戦・伝説シリーズ・滅びの笛・紺碧の艦隊、そして忘れてはいけないのが「グインサーガ」

 荒俣宏の帝都物語も面白かったし、突然現れた夢枕獏・菊地秀行にも嵌まりました。
 わたしが書きたいのは、そんな物語です。

 過去に転生するけど、ファンタジーじゃない「紺碧の艦隊」は「if戦記」の始まりだし、「グインサーガ」は「コナンシリーズ」を意識して、日本で初めての本格ヒロイックファンタシーとして書かれ始めました。
 しかし魔術や魔王やチート能力は登場せず、いくら都合が悪かろうが死ぬひとは死ぬし、滅ぶものは滅ぶという現実的な展開でした。

 もはやそれは、ひとつの歴史物語です。
 わたしがいま書いている「アンドローム ストーリーズ(聖大陸興亡志)」は、栗本氏の作品がなければ考えつかなかったでしょう。
 もっとも影響を受けた作品です。

 そして強烈に嵌まったのは、夢枕獏氏の「キマイラ」です。

 自分もいつか、そんな方たちのような物語を書きたい。
 憧れを持って、そう思っていたのを覚えています。
 ほんの1ミリでも、近づけていますでしょうか?


 書きたいものをめげずに書く、それしかないのです。
 そんな取るに足らないような拙い物語ではありますが、読んで頂けたらこんなに嬉しいことはありません。

 書いたものは、みんなわたしの可愛いこどもたちですから。
 読んでもらいたくてこの世に生まれてきた、可愛いこどもたちですから。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ポケっこの独り言

ポケっこ
エッセイ・ノンフィクション
ポケっこです。 ここでは日常の不満とかを書くだけのものです。しょーもないですね。 俺の思ってることをそのまま書いたものです。 気まぐれ更新ですが、是非どうぞ。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

カルバート

角田智史
エッセイ・ノンフィクション
連想させるのは地下を走る水。 あまり得るものはないかもしれません。 こんな人間がいる、こんな経験がある、それを知る事でまたあなた自身を振り返る、これからのあなたを考える、そのお手伝いが少しでもできればいいかなと思っています。 また時折出てくる対人間関係のアドラー、フロム、ニーチェに感化された僕の考え方が今後の皆様の生活の参考になる事があれば、幸いです。 もし最後まで、僕にお付き合いされる方がいらっしゃれば、心より感謝致します。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...