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⑴届いたものは
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「きゃーーー!かっこいい!」
「こっち見てー!」
僕の名前は芹野尊24歳、職業はアイドルだ。
CDFというグループで活動している。僕みたいな人がアイドルなんてなれないと思っていた。
けど、運良くデビューして5年が経とうとしている。
今日はライブ。ライブは好きだ。僕みたいな人を応援してくれてる人に恩返しできるからだ。
ライブも無事終わり、帰ろうとしていたところ。
「ふざけんな!なんで信じてくれないんだよ!」
メンバーの1人櫻宮玲太の声だ。
急いで部屋に入ると。
怒鳴って息切れをしている櫻宮と他のメンバーがいた。
「ど、どうしたんだよ。喧嘩か?」
僕達は喧嘩をしないと有名なグループだった。
僕も喧嘩はずっとしないだろうと思っていた。
するとこのグループのリーダー山田蓮が口を開いた。
「そんな、オカルト的なもの信じろって言われても困るんだよ。地球滅亡だとかなんとか気持ち悪い。」
地球滅亡…?何の話だ。
「ちょっと、何の話?」
全然話が見えない僕に3人目のメンバー山咲翔が僕の方に来た。
「知らないの?今ニュースで話題持ち切りなのに」
最近はバラエティやドラマの撮影の仕事でニュースを見る時間が無かったのだ。
「知らない。忙しくてテレビなんて見れないよ。」
「そっか。あのね…」
翔が言った内容は信じ難い事だった。
デビューする少し前に流星群の話題が上がった。それが今日流星群ではなく隕石が地球滅亡に当たると発表されたらしい。
思い出すと、確かに1部では流星群ではないって言ってる人が居たのを当時の僕はテレビに食いついてみていた。
実際に本当だと言われても信じることはできない。
それで今日全世界の人にカプセルが配られそこに入らないと死ぬらしい。カプセルなんてほんとに配られるのか?櫻宮はメンバーに今すぐにでも入れと言っているが、他のメンバーもちろん櫻宮にも明日仕事がある。それで揉めているらしい。
「みこりんなんとかしてよ~」
甘えた様子で声をかけてきたのは4人目のメンバー杉山むくだ。
「くだらない。帰る。」
冷たい言葉を吐いたのは5人目渡邉玲。
今は険悪だけどほんとは仲が良いんだ。
僕を入れてこの6人でアイドル活動をしている。
まてよ、地球滅亡が本当だとしたら、この6人はどうなってしまうのだろう。
「みこりん?ぼーっとしてどうしたの!止めてよ!」
「あ、ごめん。むく。」
櫻宮と蓮がずっと言い合っている。止めなきゃと思ったけど地球滅亡を信じている自分もいる。
「と、とりあえずみんなで誰かん家行ってから話し合おうぜ?」
「その方がいいな。」
蓮が口論をやめて櫻宮の家に行くことになった。
玄関に入ると本当にカプセルが届いていた。
「ほら、言っただろ。ほんとうだって」
「まじかよ…」
さっきまでわちゃわちゃ話していたメンバーが静まり返った。
蓮が焦った口調で
「お前!ネットショッピングかなんかで頼んだやつだろ!手のこったイタズラするなよ!」
ここまで来ると信じるしかない気がしてきた。
だが、蓮は頑なに信じようとしない。
「俺、家帰って無いか見てくる!」
むくが走って出ていった。
俺らは家が近いから走っていける距離なのだ。
「おい!むく!」
「俺も見てくるわ」
と翔
他のメンバーも見に行くと出ていって、僕とリーダーと櫻宮だけ取り残された。
「一応見に行ってみれば?」
「うん。」
リーダーと僕は渋々見に行くことにした。
僕が家に着くとそれらしき物は玄関に無かった。
なんだ、嘘じゃん。急にどっと疲れが来て櫻宮の家に戻る気が起きなかった。少し経ったら行こうとソファに座ると。
両親から着信が入った。
「もしもし」
「もしもし?尊のカプセル家に届いてるんだけど、万が一のために今取りに来てくれない?」
え、まじでカプセル届いてんの…
メンバーとのグループメールが荒れだした。
櫻宮以外のみんなが全員不安がっている。
カプセルを櫻宮の家までとりあえず運ぶ事になった。
櫻宮どんまい。
それより僕は実家に取りに行かないと。
急いで車を走らせた。
実家には本当に届いていて、カプセルを車に乗せて櫻宮の家に向かった。
途中で、財布を自分の家に置いてきたのを思い出して、どうなるかわからないし財布ぐらいは持っておこうと櫻宮の家ではなく自分の家へ向かった。
財布を見つけて家を出ようとすると、空が一瞬光った気がした。
カーテンを開けて見てみようと窓の方へ行こうとすると。
ドカン!と聞いたことないくらい大きな音がした。
その瞬間窓ガラスが全て割れた。
すぐ原因が分かった。ほんとうに隕石だと。
急いでダンボールからカプセルを取り出して。
メンバーの安否が不安だったけど櫻宮が誘導してくれると信じて。
僕はカプセルの中に入った。
カプセルの中に入ると睡魔に襲われ僕は眠りについた。
「こっち見てー!」
僕の名前は芹野尊24歳、職業はアイドルだ。
CDFというグループで活動している。僕みたいな人がアイドルなんてなれないと思っていた。
けど、運良くデビューして5年が経とうとしている。
今日はライブ。ライブは好きだ。僕みたいな人を応援してくれてる人に恩返しできるからだ。
ライブも無事終わり、帰ろうとしていたところ。
「ふざけんな!なんで信じてくれないんだよ!」
メンバーの1人櫻宮玲太の声だ。
急いで部屋に入ると。
怒鳴って息切れをしている櫻宮と他のメンバーがいた。
「ど、どうしたんだよ。喧嘩か?」
僕達は喧嘩をしないと有名なグループだった。
僕も喧嘩はずっとしないだろうと思っていた。
するとこのグループのリーダー山田蓮が口を開いた。
「そんな、オカルト的なもの信じろって言われても困るんだよ。地球滅亡だとかなんとか気持ち悪い。」
地球滅亡…?何の話だ。
「ちょっと、何の話?」
全然話が見えない僕に3人目のメンバー山咲翔が僕の方に来た。
「知らないの?今ニュースで話題持ち切りなのに」
最近はバラエティやドラマの撮影の仕事でニュースを見る時間が無かったのだ。
「知らない。忙しくてテレビなんて見れないよ。」
「そっか。あのね…」
翔が言った内容は信じ難い事だった。
デビューする少し前に流星群の話題が上がった。それが今日流星群ではなく隕石が地球滅亡に当たると発表されたらしい。
思い出すと、確かに1部では流星群ではないって言ってる人が居たのを当時の僕はテレビに食いついてみていた。
実際に本当だと言われても信じることはできない。
それで今日全世界の人にカプセルが配られそこに入らないと死ぬらしい。カプセルなんてほんとに配られるのか?櫻宮はメンバーに今すぐにでも入れと言っているが、他のメンバーもちろん櫻宮にも明日仕事がある。それで揉めているらしい。
「みこりんなんとかしてよ~」
甘えた様子で声をかけてきたのは4人目のメンバー杉山むくだ。
「くだらない。帰る。」
冷たい言葉を吐いたのは5人目渡邉玲。
今は険悪だけどほんとは仲が良いんだ。
僕を入れてこの6人でアイドル活動をしている。
まてよ、地球滅亡が本当だとしたら、この6人はどうなってしまうのだろう。
「みこりん?ぼーっとしてどうしたの!止めてよ!」
「あ、ごめん。むく。」
櫻宮と蓮がずっと言い合っている。止めなきゃと思ったけど地球滅亡を信じている自分もいる。
「と、とりあえずみんなで誰かん家行ってから話し合おうぜ?」
「その方がいいな。」
蓮が口論をやめて櫻宮の家に行くことになった。
玄関に入ると本当にカプセルが届いていた。
「ほら、言っただろ。ほんとうだって」
「まじかよ…」
さっきまでわちゃわちゃ話していたメンバーが静まり返った。
蓮が焦った口調で
「お前!ネットショッピングかなんかで頼んだやつだろ!手のこったイタズラするなよ!」
ここまで来ると信じるしかない気がしてきた。
だが、蓮は頑なに信じようとしない。
「俺、家帰って無いか見てくる!」
むくが走って出ていった。
俺らは家が近いから走っていける距離なのだ。
「おい!むく!」
「俺も見てくるわ」
と翔
他のメンバーも見に行くと出ていって、僕とリーダーと櫻宮だけ取り残された。
「一応見に行ってみれば?」
「うん。」
リーダーと僕は渋々見に行くことにした。
僕が家に着くとそれらしき物は玄関に無かった。
なんだ、嘘じゃん。急にどっと疲れが来て櫻宮の家に戻る気が起きなかった。少し経ったら行こうとソファに座ると。
両親から着信が入った。
「もしもし」
「もしもし?尊のカプセル家に届いてるんだけど、万が一のために今取りに来てくれない?」
え、まじでカプセル届いてんの…
メンバーとのグループメールが荒れだした。
櫻宮以外のみんなが全員不安がっている。
カプセルを櫻宮の家までとりあえず運ぶ事になった。
櫻宮どんまい。
それより僕は実家に取りに行かないと。
急いで車を走らせた。
実家には本当に届いていて、カプセルを車に乗せて櫻宮の家に向かった。
途中で、財布を自分の家に置いてきたのを思い出して、どうなるかわからないし財布ぐらいは持っておこうと櫻宮の家ではなく自分の家へ向かった。
財布を見つけて家を出ようとすると、空が一瞬光った気がした。
カーテンを開けて見てみようと窓の方へ行こうとすると。
ドカン!と聞いたことないくらい大きな音がした。
その瞬間窓ガラスが全て割れた。
すぐ原因が分かった。ほんとうに隕石だと。
急いでダンボールからカプセルを取り出して。
メンバーの安否が不安だったけど櫻宮が誘導してくれると信じて。
僕はカプセルの中に入った。
カプセルの中に入ると睡魔に襲われ僕は眠りについた。
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