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春は出会い……
達成感とシフト変更
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今日は日曜日……なんだけど、何が悲しくて、朝から解体屋さんのガレージに行かなくちゃならないんだろ……。
今日は、自分の車で行く、理由は1つで、今日は、午後からバイトだからだよ。
私の車も、優子のと同じく、ガレージ前の見えないところに隠しておくと、着替えて2人に合流した。
「マイ、今日もありがとう」
優子、分かって貰えればいいんだよ。この貸しは結構大きいからさ、ちょっとや、そっとじゃ返せないよ。
「大丈夫、今度100均で、何でも好きな物、買ってあげるから」
オイ、優子、対価が雑じゃないか? そんなもんじゃ、釣り合わないからな~。
まぁ、その話は、今度ゆっくりするとして、よし、まずは昨日の続きから始めよう。
昨日、クラッチの組み付けまで終わったんだけど、1つだけ、新しいエンジンマウントとの交換を忘れてたんだよ。
エンジンマウントってのは、字のごとく、エンジンをボディに取り付ける台座なんだけど、コレも防音と防振にゴムを使ってるので、エンジンを外す機会があるなら、新品にしておくに、越したことないよね。
早速固いネジに苦労しながら外すと、そんなにヘタってるようには見えないんだけど、新品と並べてみると一目瞭然で、高さが変わっちゃってるよ。
30年近くも、重いエンジンを支え続けていたマウントは、潰れちゃってたんだね。これだけ見ても、新品にする意義が感じられるよね。
「エンジンマウントを交換することで、エンジン自体の振動を抑えると共に、室内への騒音や振動の防止にもなるんだぞ~」
そうなの柚月、って事は、私の車のも、交換すると静かになるんだ。
え? 確かになるけど、作業の大掛かりさを考えると、マウント交換だけをやるんだったら、おススメは出来ないって? クラッチ交換とか、他の作業の、ついででやるのが効果的だって?
よし、遂に、エンジンを搭載しよう。
そう言えば、優子のエアコンはどうなったの? 解体屋のおじさんに訊いたら、平日にならないと分からないけど、物はすぐ見つかると思うってさ、確かに、つけてから壊れてると面倒だからね、私も買っちゃった方が良いと思うよ。高いけどね。
おじさん言うには、最悪は、ドナーの4ドアのエアコンはバッチリ生きてるから、それを使っても良いと思うって、確か6~7年前に故障して交換してるんだって。
よし、遂に、新しいエンジンを搭載するよ。エンジンクレーン、スタート。
まぁ、エンジンクレーンって、モーターやエンジンを使ってる訳じゃないんだけどね、つい、言ってみたくなっちゃう訳よ。
よしよし~、ちょっと斜めにして、もう少し……そう、そのまま下げて、オーライ、オーライ……ってストップ!
あとは位置を合わせて、こっちのエンジンマウントの取付位置は、バッチリ合ってるよ! 優子は? OK? よーし、柚月、ゆっくり降ろして……。
マウントのボルトも仮止めして、エンジンの位置決めは終わったね。
次は、配線を室内に引き込んで、ハーネス類を繋いでいこう。
助手席の足元から、室内に引き入れて……っと、それと同時に、各種ハーネスと繋ぐんだけどさ、こういうのって、抜く時は、結構、サクサクといくんだけどさ、繋ぐ時って、迷っちゃわない? 今度から画像撮っておいた方が良いかもね。
少し苦労したけど、オッケーだよ!
今度はリフトを上げ、下に潜り込んで、ミッションの搭載だね。
優子が、ミッションオイルを抜いた時に、オイルの状態と中を覗いた感じだと、錆びついたり、歯が欠けてるような様子は、なかったみたいだって、じゃぁ、搭載して大丈夫そうだね。そうか、エンジンは仮止めで良かったのは、こういう事か、このミッションを組むのに、傾けないといけないからだったんだね。
よし、ミッションジャッキで持ち上げながら、場所を合わせて……でも、少し角度が合わない所は人力で、だって? マジ~?
なんとか、ミッションも取り付けたね。……なんでだろう? エンジンの時よりも疲れた気がしたよ。
でも、これで大物に関しては、ほぼ積み替えができたよね。あとは燃料タンクと、ポンプ、フィルターを交換すれば、エンジンはかけられる段階まで来てるんだ。
来週は、その辺と、足回りを終わらせようと思うって?
来週は、なんとか日曜日のバイトを他の日に振り替えてみるよ。だから、それで2日いっぱい作業して、なんとか完成に近づけようよ。
集中的にやっておいた方が捗るし、あまりダラダラ時間かけてると、結衣たちに感づかれるしね。
よし、今日、私はここまでね。午後はバイトだからね。
でも、土日だけで、ここまでくるって、結構捗ってるんじゃね?
それでも、エンジンの交換なんて、どれだけかかるんだろう、それ以前にできるのかよ~のレベルだったから、こんなにあっさり出来ちゃうと、逆に怖いよね。
まぁ、ここの設備を借りられてるのは、大きいけどね。
◇◆◇◆◇
それにしても、午前の重労働っぷりに比べると、閑散期のバイトは、あまりにもギャップがあって、あくびが出ちゃうレベルだよ。
休憩時間に店長と重なったので、来週のシフトの変更をお願いしてみた。
「ああ、いいよ。日曜午後は元々閑散時間帯だからね」
と、あっさりOKが出たよ。
今、友達の優子の伯父さんが亡くなって以降、長年放置してあったR32のGTSを動くようにしようとしてて、昨日と、今日の午前中で、エンジンとミッションを積み替えたところなんですよ。
ええ、解体屋さんにあった中で、一番状態の良いRB20DEはATだったんで、エンジンと、燃料タンクはその車から移植して、ミッションは、状態が良かったのでそのまま、それで、エアコンは、壊れてる可能性を考えて、リビルド? って、やつにするか、エンジンのドナーのコンプレッサーを使うのか、で考えようか……ってところなんです。
「面白そうだね。そういう体験は、そうそう、できるものじゃ無いから、しっかりできる事をやって、楽しんだ方が良いよ」
楽しいですか? 私は、凄く体力使うし、手も汚れるし、よく分からない中でやって、決して楽しい訳じゃないですよ……幼馴染の優子と柚月がやってるから、手伝ってるだけで……。
「でも、舞華ちゃんは、手伝うって決めたんでしょ? だったら、嫌々やるんじゃなくて、楽しんでやった方が得だよ。自分でやったところが、完成した時って、ちょっと、嬉しくなったりとかしなかった?」
そう言われてみると、自分で苦労して見つけたり、運んだりしたエンジンが載った瞬間とか、組み付けたクラッチに、ミッションがドッキングした瞬間とか、ちょっと嬉しいというか、楽しいというか、そういった感情になった瞬間がありましたね……。なんか、軽音楽部のライブが終わった瞬間と同じような気分に似た感じが……。
「そうでしょ。だって、舞華ちゃんが本当に嫌だったら、みんなのお願いでも、家の用だとか、僕に、もっとバイトに出てくれって命令された……とか言って、断る事もできたでしょ、でも、それをしなかったって事は、楽しいって思ってるんだよ」
そうなのかなぁ……?
「そうだよ。そのR32のエンジンがかかって、走り出した瞬間、舞華ちゃんは、物凄く嬉しくなるだろうし、達成感を感じると思うよ。これは、僕が保証するよ!」
そうだ、ちなみに、当時のGTSの立ち位置ってどうだったんですか? 店長は、R32買おうと思ってたくらいだから、訊きたかったんです。
「うん、バランスのいい車だったよ。リファインされた第2世代のRB20ツインカムは、良く回ったし、気持ちのいいエンジンと限界の高いシャーシで、まさに至高のバランスだったよ」
ほうほう、バランスは良かったのか。それで、立ち位置的には?
「ただ、2ドアに関しては、GT-RとGTS-tの存在が大きすぎて、メインの話題に登れずに、陰に隠れちゃったかな……。当時2ドアのGTSって、あの形が気に入ったっていう女の人とかが、ATで買ったりするケースが多かったんだよね。4ドアは、価格と高性能さのバランスが良いって、GTSが販売のメインになってたけどね」
そうなんですか……。なんか、クラス内の優子の立ち位置を見てるようだなぁ……。
「でも、僕を含めて、当時はバブルっていう事もあって、高い物が、もてはやされてたから、みんな上級グレードを狙ったんだよ。今の価値観の頃だったら、もっと評価は違ってたと思うよ」
そうか、今なら、パワーはあるけど、燃費の悪いターボは敬遠されて、2ドアの中では、1番下のグレードだけど、装備品は一緒だから、お買い得感の高いGTSの方が注目される可能性はあるって訳ね。
「話は戻るけど、舞華ちゃんも、楽しんで来てね。絶対楽しくなると思うから」
店長は、自信を持った笑顔で、そう言い切った。
今日は、自分の車で行く、理由は1つで、今日は、午後からバイトだからだよ。
私の車も、優子のと同じく、ガレージ前の見えないところに隠しておくと、着替えて2人に合流した。
「マイ、今日もありがとう」
優子、分かって貰えればいいんだよ。この貸しは結構大きいからさ、ちょっとや、そっとじゃ返せないよ。
「大丈夫、今度100均で、何でも好きな物、買ってあげるから」
オイ、優子、対価が雑じゃないか? そんなもんじゃ、釣り合わないからな~。
まぁ、その話は、今度ゆっくりするとして、よし、まずは昨日の続きから始めよう。
昨日、クラッチの組み付けまで終わったんだけど、1つだけ、新しいエンジンマウントとの交換を忘れてたんだよ。
エンジンマウントってのは、字のごとく、エンジンをボディに取り付ける台座なんだけど、コレも防音と防振にゴムを使ってるので、エンジンを外す機会があるなら、新品にしておくに、越したことないよね。
早速固いネジに苦労しながら外すと、そんなにヘタってるようには見えないんだけど、新品と並べてみると一目瞭然で、高さが変わっちゃってるよ。
30年近くも、重いエンジンを支え続けていたマウントは、潰れちゃってたんだね。これだけ見ても、新品にする意義が感じられるよね。
「エンジンマウントを交換することで、エンジン自体の振動を抑えると共に、室内への騒音や振動の防止にもなるんだぞ~」
そうなの柚月、って事は、私の車のも、交換すると静かになるんだ。
え? 確かになるけど、作業の大掛かりさを考えると、マウント交換だけをやるんだったら、おススメは出来ないって? クラッチ交換とか、他の作業の、ついででやるのが効果的だって?
よし、遂に、エンジンを搭載しよう。
そう言えば、優子のエアコンはどうなったの? 解体屋のおじさんに訊いたら、平日にならないと分からないけど、物はすぐ見つかると思うってさ、確かに、つけてから壊れてると面倒だからね、私も買っちゃった方が良いと思うよ。高いけどね。
おじさん言うには、最悪は、ドナーの4ドアのエアコンはバッチリ生きてるから、それを使っても良いと思うって、確か6~7年前に故障して交換してるんだって。
よし、遂に、新しいエンジンを搭載するよ。エンジンクレーン、スタート。
まぁ、エンジンクレーンって、モーターやエンジンを使ってる訳じゃないんだけどね、つい、言ってみたくなっちゃう訳よ。
よしよし~、ちょっと斜めにして、もう少し……そう、そのまま下げて、オーライ、オーライ……ってストップ!
あとは位置を合わせて、こっちのエンジンマウントの取付位置は、バッチリ合ってるよ! 優子は? OK? よーし、柚月、ゆっくり降ろして……。
マウントのボルトも仮止めして、エンジンの位置決めは終わったね。
次は、配線を室内に引き込んで、ハーネス類を繋いでいこう。
助手席の足元から、室内に引き入れて……っと、それと同時に、各種ハーネスと繋ぐんだけどさ、こういうのって、抜く時は、結構、サクサクといくんだけどさ、繋ぐ時って、迷っちゃわない? 今度から画像撮っておいた方が良いかもね。
少し苦労したけど、オッケーだよ!
今度はリフトを上げ、下に潜り込んで、ミッションの搭載だね。
優子が、ミッションオイルを抜いた時に、オイルの状態と中を覗いた感じだと、錆びついたり、歯が欠けてるような様子は、なかったみたいだって、じゃぁ、搭載して大丈夫そうだね。そうか、エンジンは仮止めで良かったのは、こういう事か、このミッションを組むのに、傾けないといけないからだったんだね。
よし、ミッションジャッキで持ち上げながら、場所を合わせて……でも、少し角度が合わない所は人力で、だって? マジ~?
なんとか、ミッションも取り付けたね。……なんでだろう? エンジンの時よりも疲れた気がしたよ。
でも、これで大物に関しては、ほぼ積み替えができたよね。あとは燃料タンクと、ポンプ、フィルターを交換すれば、エンジンはかけられる段階まで来てるんだ。
来週は、その辺と、足回りを終わらせようと思うって?
来週は、なんとか日曜日のバイトを他の日に振り替えてみるよ。だから、それで2日いっぱい作業して、なんとか完成に近づけようよ。
集中的にやっておいた方が捗るし、あまりダラダラ時間かけてると、結衣たちに感づかれるしね。
よし、今日、私はここまでね。午後はバイトだからね。
でも、土日だけで、ここまでくるって、結構捗ってるんじゃね?
それでも、エンジンの交換なんて、どれだけかかるんだろう、それ以前にできるのかよ~のレベルだったから、こんなにあっさり出来ちゃうと、逆に怖いよね。
まぁ、ここの設備を借りられてるのは、大きいけどね。
◇◆◇◆◇
それにしても、午前の重労働っぷりに比べると、閑散期のバイトは、あまりにもギャップがあって、あくびが出ちゃうレベルだよ。
休憩時間に店長と重なったので、来週のシフトの変更をお願いしてみた。
「ああ、いいよ。日曜午後は元々閑散時間帯だからね」
と、あっさりOKが出たよ。
今、友達の優子の伯父さんが亡くなって以降、長年放置してあったR32のGTSを動くようにしようとしてて、昨日と、今日の午前中で、エンジンとミッションを積み替えたところなんですよ。
ええ、解体屋さんにあった中で、一番状態の良いRB20DEはATだったんで、エンジンと、燃料タンクはその車から移植して、ミッションは、状態が良かったのでそのまま、それで、エアコンは、壊れてる可能性を考えて、リビルド? って、やつにするか、エンジンのドナーのコンプレッサーを使うのか、で考えようか……ってところなんです。
「面白そうだね。そういう体験は、そうそう、できるものじゃ無いから、しっかりできる事をやって、楽しんだ方が良いよ」
楽しいですか? 私は、凄く体力使うし、手も汚れるし、よく分からない中でやって、決して楽しい訳じゃないですよ……幼馴染の優子と柚月がやってるから、手伝ってるだけで……。
「でも、舞華ちゃんは、手伝うって決めたんでしょ? だったら、嫌々やるんじゃなくて、楽しんでやった方が得だよ。自分でやったところが、完成した時って、ちょっと、嬉しくなったりとかしなかった?」
そう言われてみると、自分で苦労して見つけたり、運んだりしたエンジンが載った瞬間とか、組み付けたクラッチに、ミッションがドッキングした瞬間とか、ちょっと嬉しいというか、楽しいというか、そういった感情になった瞬間がありましたね……。なんか、軽音楽部のライブが終わった瞬間と同じような気分に似た感じが……。
「そうでしょ。だって、舞華ちゃんが本当に嫌だったら、みんなのお願いでも、家の用だとか、僕に、もっとバイトに出てくれって命令された……とか言って、断る事もできたでしょ、でも、それをしなかったって事は、楽しいって思ってるんだよ」
そうなのかなぁ……?
「そうだよ。そのR32のエンジンがかかって、走り出した瞬間、舞華ちゃんは、物凄く嬉しくなるだろうし、達成感を感じると思うよ。これは、僕が保証するよ!」
そうだ、ちなみに、当時のGTSの立ち位置ってどうだったんですか? 店長は、R32買おうと思ってたくらいだから、訊きたかったんです。
「うん、バランスのいい車だったよ。リファインされた第2世代のRB20ツインカムは、良く回ったし、気持ちのいいエンジンと限界の高いシャーシで、まさに至高のバランスだったよ」
ほうほう、バランスは良かったのか。それで、立ち位置的には?
「ただ、2ドアに関しては、GT-RとGTS-tの存在が大きすぎて、メインの話題に登れずに、陰に隠れちゃったかな……。当時2ドアのGTSって、あの形が気に入ったっていう女の人とかが、ATで買ったりするケースが多かったんだよね。4ドアは、価格と高性能さのバランスが良いって、GTSが販売のメインになってたけどね」
そうなんですか……。なんか、クラス内の優子の立ち位置を見てるようだなぁ……。
「でも、僕を含めて、当時はバブルっていう事もあって、高い物が、もてはやされてたから、みんな上級グレードを狙ったんだよ。今の価値観の頃だったら、もっと評価は違ってたと思うよ」
そうか、今なら、パワーはあるけど、燃費の悪いターボは敬遠されて、2ドアの中では、1番下のグレードだけど、装備品は一緒だから、お買い得感の高いGTSの方が注目される可能性はあるって訳ね。
「話は戻るけど、舞華ちゃんも、楽しんで来てね。絶対楽しくなると思うから」
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