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熱くなる※
しおりを挟むそれから、2人が体の関係になるのに時間はかからなかった。何一つ経験がなかった静に宗介が時間をかけて快感を教え込んでいった。
「はぁっ、はぁっ…静
苦しくない??もっと動いてもいい??」
宗介が荒い呼吸を繰り返し、組み敷かれた静の耳に唇をくっつけながら問いかける。静は宗介の綺麗に割れた腹筋に指を這わせる。
「ぅんっ、あっ!いいっ、うごいてっ!!」
宗介は噛み付くように静の唇を奪い、腰を静の中へと打ち付けていく。
「静、顔隠さないで
俺に見せて」
静が両手で顔を隠すと宗介が無理やり手をどかし、熱を帯びた視線で静かの顔を見つめて口づける。
「あぁっ!!まぁダメっ!!イく!!」
「うんっ…俺もイク
一緒にイこうっ」
さらに、宗介の腰を打ちつける動きが早くなり、静は自分の底から漏れる声が止められなくなる。
「あんっ!!あっ!!ダメっ!もうイっ…」
静の先端から白濁の液が腹に向かって飛び散り、宗介の精液が静の中へと送り込まれていく。
全てを中に吐き出した宗介は余韻でピクピクと体を震わせる静の体へと倒れ込み、腹の上に吐き出された静の精液を舌で舐め取っていく。
「だ、だめっ…」
「なんで?
静の精子舐めたい」
涼しい顔を浮かべながら、宗介は腹の上の精液を丁寧に舐め上げ静を見上げる。
宗介の表情は変わりにくいためいまいちなにを考えているのかわからなくなる。
「ぜ、絶対美味しくない…」
「俺は好きだよ静の味
静もこの前もっとちょうだいって言って俺のを必死に舐めてて、思い出すだけで勃起しそう」
宗介は揶揄う様子もなく、なんの恥ずかしげもなく言う。
静は行為中の自分の発言を思い出して羞恥を覚え、宗介から顔を逸らした。
すると、宗介は静の柔らかい腹に口付けてチュッと強く吸い付き跡を残す。
「んぅっ、そうくん…」
その口づけが腹から下半身へと徐々に下がっていき、静の足を持ち上げ自分の両肩に乗せると腹の下、太もも、内腿、ふくらはぎと1つ1つの箇所に丁寧に口付けを落としていく。
そして、静かの中心をしばらく眺めると茂みに高い鼻を埋めて匂いを嗅ぎ出す。
「だ、だめ!!そんなところ嗅がないで!!」
静は宗介の頭を引き離そうとするも、むしろ力は強まっていく。
宗介は垂れていた静の肉棒の先端に一度口付けると、自分の口元に含む。
熱い口内の中で先端や裏筋を全てを吸い取るかのように舐められる。
「あんっ、いやっ、だめっ」
「静が気持ちいいならダメじゃないよ?
もっとその可愛い声聞かせて」
静の小さな肉棒を宗介は口の中に簡単に包み込んでしまう。
「きもちぃっ、もうなめないでっ
きたないからっ」
「やだ、それに俺のも静のも元気になってきた」
先ほど、静の中から引き抜かれたそれはさっきまで生気がなくなっていたはずなのに、再び大きくなっている。
「な、んで…」
「なんでだろう?静の舐めてたら興奮した
」
宗介は前髪をかきあげ、舌で自分の上唇をなぞる。
色気が溢れ出し、あまりにも艶かしい仕草に静は直視できなかった。
宗介は静に再び覆い被さる。
「もう一回いい?」
頰にキスを落としながら、宗介が優しく問いかける。
静は小さくうなづいて、とけそうなほど熱い夜を過ごした。
2人きりで屋上で過ごす際も、宗介はスキンシップをとる。屋上に誰もいないことを確認すると、隙間がなくなるくらい静と距離を縮め顔中に口づけを落とす。
静が抵抗するも、意味をなさず宗介は静の唇を貪った。宗介の舌が静の唇の隙間に強引に入り込むと、逃げまわる静の舌を強引に絡め取り舌を吸い出す。
「そうくん、もうだめっ
昨日もいっぱいしたよ」
とろけた表情で言う静に対して、宗介は静の口の端から垂れた唾液を舌で舐めとる。
「うん、わかってる
ここでは絶対にしない」
無表情の宗介はそう言いながらも静の制服のズボンの中に手を忍び込ませ、下着の上から静の尻を揉む。
「じゃあ、尻を揉むのやめてよ」
「んー、なんかクセになるんだよね
じゃあ、静のここならいい?」
宗介は静の耳元で囁くと、下着の上から立ち上がりかけていた静のものを掴む。
「んぅ!だからダメ!!」
静は宗介を突き放し、距離をとった。
「性欲怪獣…」
「ごめんね、静に対してなぜかこうなっちゃう」
宗介は何も悪気がなさそうな顔で笑う。
「バカ…」
そう言いつつも、口元には笑みが浮かんでしまう。相変わらずいじめは終わっていないが、地獄のような日々からこんな幸せな日々に変化するとは思ってもいなかった。
静は愛する人と過ごして、人生で初めてこの世に生まれてきて良かったと感じていた。
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