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しおりを挟むふわふわとしている頭を胸元に預けて、ビールを飲み込む恭弥の喉元をじっと見つめる。
「眠い…」
「ほら、もう眠くなってんじゃん」
「でも、まだ飲みたい」
グラスに残った何杯目かのカシスオレンジを飲もうとすると、恭弥がそのグラスを取り上げて、菫から離れた場所に置く。
「一旦休憩。いい加減水飲め
俺は優しくないからお前のこと置いてくよ?いいの?」
「そう言っていつも優しいくせに…」
「本気で置いていくよ?」
「わかった~
お水飲むから」
その後、居酒屋を出るも菫はまだほろ酔いの状態だった。すでに終電も無くなっているため、恭弥がタクシーに乗せて別れようとするも菫が恭弥の腕を掴んで離さないため、結局2人で乗ることになってしまった。
菫が眠ってしまったため、恭弥は菫を背中におぶって部屋に向かう。
ミニスカートであるため、周りから下着が見えないようにスカートの裾を太ももあたりで抑える。
「あれ、蒴じゃん」
「え?恭弥?何で菫と…
なんかあったの?」
蒴は深夜であるというのにスウェット姿で菫の家の扉に背中を預けていた。
恭弥達の姿を見つけて目を見開き、蒴が慌てて菫の様子を確認しようと近づく。
「失恋したから飲み明かしたかったんだとよ。そしたら調子のりすぎてこんな感じ。
それになんでってこっちのセリフよ。
菫の家の前で何やってんの?」
「いや、それは菫が帰ってこなかったから…」
「菫?なんで蒴が待つ必要あんの?
そういや、彼女できたらしいね
おめっとさん」
蒴の返事を待たずに恭弥は話を続ける。
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(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
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