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豹変
しおりを挟む放課後
臣と春也と僕の3人で春也の家に集まってゲームでもやろうという話になった
3人で集まることは珍しくないけど、ゲーム目的で集まるっていうのはゲームに興味がない僕にとって新鮮だ
だけど、臣は友達と飲み会の約束をしていたみたいで後から参加することになった
校門の前で臣に別れを告げる
「臣~早く帰ってきてね
じゃないと春也が何してくるかわかんないから」
「そうそう、俺何しちゃうかわかんないよ~」
棒読みの春也はそんな気なんて全くなさそう
「は?」
冗談で言ったつもりなのに、臣は隣にいた春也を睨みつける
「いやいや、臣くん
まじっすか?俺がこのチンチンクリン襲うとでも思ってる?」
「は?」
「俺何言っても臣の癪に触るみたいなんだけどどうしたらいいすか?」
「黙ったらいいんじゃない?」
僕がそういうと僕の頭に手を乗せて、鷲掴みにしたため、ギリギリと僕の頭が音を立てる
「痛いって!」
「じゃ、臣また後で」
「おう」
頭から春也の手が離れて、春也の家に向かって歩き出す
「ねえ、今日の飲み会って女の子いるのかな?」
「はあ?しらね
聞けばよかったじゃん」
「行く前に水刺すみたいな嫌じゃん」
「しょっちゅうやってるくせに?」
痛いところを突かれて、返す言葉がないからえへへと笑って誤魔化すと、気持ち悪の一言で片付けられてしまった
「千秋、ちょいここ寄るわ」
途中、春也の家の近くにあるコンビニに寄ることになり、お菓子やらを見るのかと思っていたけど春也が真っ先に向かった先はアルコールの販売コーナーだった
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