【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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放課後、臣の家に行くことになっていたからとりあえず臣の家に向かう


ピンポーン


インターホンを押すと、部屋着姿の臣が中から出てきた
　　　

部屋着姿もかっこいい…



「千秋先輩、合鍵使って中に入っていいのに
渡してあるでしょ？」



「だっていきなり入るのも何か抵抗感が…」



「へえ…
これから一緒に暮らすかもしれないのに？」



臣が僕の首元に腕を回して引き寄せると、耳元で呟く


「い、一緒に……？？」


「そう
耳赤くなってるね」


「ひゃっ」


僕の赤くなった耳元に臣がキスをする


「寒いから中おいで」


「うん…」



手を引かれて家の中に入ると、臣が腕を広げる


「え？」



「あれ？来ない？
おかしいな、いつもなら飛び込んでくるのに」



その時思い出されるあの言葉
　


¨四六時中くっついてくるのはうざったい¨



首を傾げてる臣を見ながら僕は聞く



「…あのさ、僕っていつも臣にべったりしてる？？」
　


「べったりというか…まあ、それなりに…」


「え？どんな感じ？…」



恐る恐る聞いてみると


「いつもなら俺が腕わざわざ広げなくても飛び込んできてくれるでしょ
こんな感じで」


腕を引かれるとそのまま抱きしめられる



「後は歩いてる間はずっと背中に抱きついてたりとか？」


　
そんなにべったりしてる自覚なかった……



「そうなのか…」



「どうしたの？とりあえず部屋の中入ろうか」



「うん」


臣の手握りたい…
でも我慢…



「千秋先輩、何飲みたい？」



臣は僕に近寄ると大きな手で僕の冷たくなった頬を撫でる



「んん…ミルクティー」



「オッケー
一昨日紅茶買っといてよかったね」



臣は笑顔で僕の頬にキスをしてキッチンに向かう

　

そう、実は僕が臣にねだって一昨日も臣と一緒にいたんだ



その時一緒に買い物に行って臣が僕がよくミルクティー飲むからと買ってくれた



甘えてるし、一緒にいすぎだよね…


臣も1人の時間も大切、1人の時間も大切
必死に自分に言い聞かせる



「臣、僕がいれる！」



「ん？火傷したら危ないから座って待ってな」



「それくらいできるもん…」



「いいよ、俺に任せてください
プリンセス」



「プリンセスじゃねえし…
カッコいい王子だし…」



「そうだったね
ごめんごめん、王子座ってな」



ソファに座って待っていると臣が２つのマグカップを持ってきて戻ってくる



臣がソファに座った時、少し距離を空けて座る