【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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臣は立ち上がった千秋の腰に腕を回し引き寄せるとあぐらをかく自分の膝の上に横抱きにして頬にキスをする




「お、臣！やめてっ！
姉ちゃんの前！！」



「見せつけとけばいいです
俺と千秋先輩の方が仲がいいってことを」

　

「悔しいけど千秋の恥ずかしがる顔は可愛いから永遠に見れる」



それはさらにエスカレートしていき頬から目元、口の端、頬、顔のあらゆる箇所にキスを落としていく



千秋は臣の胸をおして、遠ざけようとするもびくともしない



「も、もうだめ臣」



「可愛い…なんでそんなに可愛いの？
止まんないだけど、まじでおそいたっ…」



臣が千秋の唇にかぶりつこうとしたその瞬間





ドンッ





鈍い音が部屋に響き、臣の動きは止まった




「いったっ…
え、マジで何してくれてるんですか？？」



「可愛い弟が嫌がってるのに、いじめてる奴がいたから成敗しただけ」

　


「いじめてないし…
にしても本で頭殴るってやっぱあなたイカれてますね」




「臣大丈夫？？」





千秋がそっと頭を撫でると、臣は千秋の首筋に頭を擦り付ける





「千秋先輩がもっと撫でてくれたら治る」




「やあっ、臣くすぐったい」




千秋は笑いながらも臣の頭を優しく撫でる




「あーあ、お姉ちゃんは千秋を独り占めしたくて帰ってきたのに
こんなやつに構ってばかりでお姉ちゃん寂しい」




何をしてもイチャイチャし始める2人に嫌気が刺し、杏樹は嘘泣きを始める



「え、姉ちゃん？
大丈夫？泣いてるの？？」




千秋は臣の膝から立ち上がって姉の元に向かおうとするがそれを臣は許さない



「千秋先輩
あれは絶対嘘泣き
いっちゃだめ」



「臣ひどいこと言わないで」



千秋は怒った顔をして臣を見る




「可愛い顔して怒ってる」


「もう今はそういうこといいからっ」




臣が愛おしそうな顔をして千秋の頬を撫でてキスしようとするも千秋がそれを避ける



頬を膨らましながら顔を背け、千秋は立ち上がり嘘泣きする杏樹の元へと行く