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しおりを挟む2人は別れた後、千秋と付き合っている期間とは被らないがセフレとして関係を持っていたことがある。
それは杏樹と臣の間では暗黙の了解で秘密にされている。
そんな2人が偶然再会して、今では千秋を取り合う犬猿の仲になっているのが現状
初めて千秋が臣を家に連れてきて遭遇した際は、お互い絶望的な顔をしたのがつい数年前の話
「えっ!?なんであんたがうちにいるの?!?!」
「いや、こっちのセリフなんですけど…」
「え!2人とも知り合いなの!!
偶然だね」
嬉しそうに話す千秋を見て何とも言えない気持ちになり、後からバレるよりはマシだと2人から過去に付き合っていたことを話した
その後、杏樹は千秋に何度も家に呼ぶなと言うけど千秋はその言葉を聞く様子がない
両親も家にいないためよく臣を家に呼んでいる
「千秋~
なんて可愛い寝顔なの?天使?
羽が折れちゃったの??
だから山岡家という場所に降り立ってこれたの??」
「うわっ…」
若干引いてる臣を無視して杏樹は臣の膝枕で寝る、千秋の前に座り込むとその柔らかい頬を包み込む
「ひゃあ、いつ触っても赤ちゃんみたいに柔らかい…」
杏樹が頬擦りをしようと顔を近づけると臣が容赦なく杏樹の頭を鷲掴みにしてそれを止める
「は?何???」
「触んないでもらえます?
繊細な千秋さんの肌があなたで傷付いたらどうするんですか?」
「少なくともあんたよりは綺麗だから安心かと?
それに触んなはこっちのセリフなの」
「はい??
この繊細な肌のどこが汚れているんですか?
よく見てくださいよ」
臣が杏樹に顔を近づける
通常の女子なら恥ずかしがったりする場面だが杏樹は容赦なく押し退ける
「てか、さっきからその手でさりげなく千秋の服の間に手差し込まないで」
「その手を千秋先輩が大好きみたいで、俺が撫でると気持ちよさそうにしてくれるんですよね」
おもむろに服の間に手を差し込み千秋の素肌をいやらしく撫でる
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