【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

ぽぽ

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忘れ物

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「えっ」



臣の家に忘れ物をしたため、呼び出された学校が終わり臣の家へと向かった 



インターホンを鳴らすと、臣ではない人が家から出てきて驚いて後ずさる



出てきたのは黒髪の身長は臣以上に大きい人


「え、誰?」


え、誰?って…


こっちのセリフだよ!って言いたくなる気持ちを抑えた
 

「…あの臣の知り合いなんですけど、中にいますか??」

「いるっすよ
呼びますか?」



気怠そうにしてその人は会話を交わす




「おい、誠(まこと)
お前何勝手に出てって…」



奥の部屋から出てきた臣と目が誠越しに合う



「千秋先輩じゃねえか!!」

「いでっ」


臣は誠くんの背中を叩く


「誠は部屋に戻ってて」

「りょーかいー」
 

気怠そうな返事をした誠くんが部屋に戻ったのを確認して、臣の両肩を押して玄関に入り鍵を閉める



「え?なになに
千秋先輩、今日は積極的だね」


口角を上げていやらしく腰を撫でる臣の手を掴み、お構いなしに迫る


「臣、今の誰!?」

「今の?誠のこと?」

「そう!!」

「あれは俺の大学の友達
千秋先輩会ったことなかったっけ?」
 


頭の中の記憶を必死に巡らせる



「臣の友達多いからわかんない…」
 
「あいつは結構一緒にいる方だけど」



再び記憶を巡らせる



「あ!!思い出した!!
臣の横によくいるよね!あの大きい人!」

「そう、あの大きい人だよ
思い出した?」

「思い出した!」



臣を校内で見かける際、何人かの1人に紛れていたことを思い出す



「いい子、いい子
千秋先輩は記憶力がいいねえ」

「バカにしてる」


臣を睨みつけると、目を見開いて口元に手を当てた


「うわっ、かわいっ」

「可愛くない!」

「ううん、もう可愛くて仕方ない」

「可愛いじゃなくて、かっこいいがいいんだけど…」


「え?千秋先輩
本気で言ってる?
ちゃんと自分が可愛いこと自覚した方がいいよ」



臣は僕に近づき後頭部に手を回すと、唇全体を包むように唇を重ねる

そして、上唇をそっと口で挟む


「んきゃっ!」

「何、今の声!
んきゃだって
ムードもなんもねえの」

臣は声をあげて笑うため、恥ずかしさで顔を赤くして臣をバシバシと叩く


「臣~、どうしたの~」

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