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第2章 となりの女神と狐様

1.夢

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……ては……だ……め
こちら……に……きては……だめ

(この声は……? アンタは誰だ……?)

 たまに妙な夢を見た。生きている頃から見る夢だ。
 霊界に来てからも、生きていた時の癖で食べたり眠ったりしていたが、閻魔庁であの鏡を見てから、また頻繁にこの夢を見るようになっていた。

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