76 / 754
餞別
しおりを挟む部屋を出て食堂に顔を出すと、マルゴさん、ルベンさん、ルシィさん、ルシアンさんが集まっていた。
「お茶を飲む時間はあるかい?」
「はい♪」
別に急ぐ旅でもない。最後にみんなとゆっくりとお茶を出来るのは嬉しい。
インベントリからポーションと増血薬、解毒薬を取り出してテーブルに置いた。
みんなが不思議そうにビンを眺めている。
「何かあった時の為に置いて行きますので、皆さんの判断で使ってください。
増血薬3本。これの使い方はもう分かりますよね?
解毒薬4本。これはDランク以下の魔物の毒を解毒します。もちろん毒薬や毒草にも効きます。弱いですけどね。怪我をした時に一口飲んでおくと、感染症予防にもなります。【クリーン】の代わりですね。
最後に初級ポーション2本。中ビンにまとめてますが、これは効き目の良い初級ポーションなので、使う量を調整してもらうと、通常の初級ポーション以上の患者数に使えます。症状を見ながら適宜使ってください」
「あんたって子は……」
マルゴさんが複雑そうに笑っているから、私もにっこりと微笑んでみる。
何も言わずに貰っておくれ? 途中で出て行くことへの良心が、少しだけど癒されるんだ。
「ありがたく貰っておくよ。何かの際には使わせてもらう。 だからアリスさんもこれを受け取っておくれ」
マルゴさんはそう言って、テーブルの上に、本を1冊、魔石を1個、手紙を2通、割烹着1枚、解体ナイフセットを置いた。
「アタシからの餞別だよ。
これはアタシがギルドにいた頃にまとめた、解体指南の写しだ。解体を教えてやるって約束だったろ? これで我慢しておくれ。
この魔石は生活魔法の【ドライ=乾燥】の魔石さ。風呂好きのアリスさんなら重宝すると思う。
解体ナイフはね、最初に覚えたナイフが1番手に馴染む物なのさ。もっと良いナイフを手に入れるまではこれを使うと良い。このナイフセットと割烹着は、アタシの生徒だったことの証みたいなものだね。持っていておくれ。
そして、手紙だが……、
1通はアリスさんに、アタシとルベンからだ。次の街に着く前に読んでおくれ。
もう1通は、<冒険者ギルド>でアタシのことを知っているヤツがいたら渡しておくれ」
そう言って、マルゴさんはにっこりと笑って言った。
「もちろん、受け取ってくれるだろう?」
嬉しい! すごく嬉しい! でも、
「とっても嬉しいです! でも、」
「貰ってくれるだろ?(にっこり!)」
どれも、本当に嬉しいものばかりだ。
「……ありがたく、いただきます。 でも!【ドライ】の魔石だけはお返しします!」
「気に入らなかったかい?」
「まさか! とても、すばらしい魔法です。【クリーン】に匹敵するくらいに、すばらしい魔法です!
でも、これは、これからカモミールティーの茶葉を製造・販売するマルゴさん達にこそ、必要な魔法です」
そう伝えると、びっくりした顔から満面の笑みに変わった。
「アタシ達のことを考えてくれて、ありがとうよ。 でもね、カモミールは村の特産にするんだ。誰か1人の負担を大きくするわけにはいかないのさ」
マルゴさんの言葉に、ルベンさん一家が何度も頷いた。
「この魔石が【クリーン】に匹敵すると思うのは、アリスさんか薪屋か大工くらいのものさ。使ってくれるね?」
「…はい! ありがとうございます! 大切に、使い倒します♪ 【アブソープション】!」
早速魔石から魔法を吸収したら、にっこり笑って言ってくれた。
「「「「スキル獲得おめでとう!」」」」
「ありがとう!」
「ぷきゅ!」
(おめでとうにゃ♪)
(うん、ありがとう! 旅が格段に楽になるね♪)
「次は俺だ。ヤギ乳で作ったチーズとバターだ。なかなか良い出来だ。ついでにカップ」
ルベンさんはそう言って、かごに山盛りのチーズとバター、マグカップを3個テーブルに置いた。
「チーズにバター!! …ヤギ、いましたっけ?」
「今はいない。犬に食われた」
! ハウンドドッグめっ!
「じゃあ、とても貴重なんじゃあ?」
「税金に収める分だったんだが、アリスさんのおかげで、野菜が生き返ったからな。入れ替えてきた」
「税金に収めるなら、大切なものじゃないですか!」
貰えない!という前に、マルゴさんが説明してくれた。
「代わりに相当する野菜を納品したのをアタシが確認したよ。それはルベンのものさ。遠慮しないで貰っておきな」
「野菜で足りなきゃ、俺が森で魔物の毛皮を持って帰ってくるさ。安心してくれ」
「本当よ? さっきまでは村のものだったけど、今はちゃんとうちのものなの。だから受け取って?」
一旦、税金分として村に納めていたものを、私のためにわざわざ引き換えてくれたらしい。
「ありがとうございます! チーズとバターがあれば、メニューにどれだけ幅が出るか…」
「アリスさん、それ以上言うな! 村長の家に、殴りこみに行きたくなる!!」
突然の殴りこみ発言にびっくりしていると、ルシィさんが説明してくれた。
「ルシアンは、アリスさんがどんなものを作るのかが気になるのよね~!」
「なんだよ。姉さんだって同じだろ?」
「そうよ! とっても気になるわ! アリスさん、お料理上手なんだもの!」
姉弟は悔しそうに地団駄を踏んでいる。
「ああ、アタシも悔しいねぇ」
「俺もだ。どんな美味いもんになったんだろうな…」
マルゴさんやルベンさんまで一緒に嘆くものだから、私もしんみりしてしまった。
「今夜も晩ごはん、一緒に食べたかったです…」
そんなしんみりした空気を吹き飛ばすように、ルシィさんが立ち上がった。
「さあ、次は私よ! チーズとバターとカップをアイテムボックスに入れて!」
ルシィさんの言うとおりにテーブルを空けると、今度はヘアブラシと裁縫セットがテーブルに乗った。
「私が作ったヘアブラシと裁縫セットなの」
「ルシィさん、ヘアブラシを作れるんですか!?」
「ええ、あまり数は作れないんだけど、村に来る行商に買い取ってもらってるの。だから、安心して使ってね? 裁縫道具は、旅や冒険をするなら必要かと思って。急だったから、私の使ってたものなの。ごめんなさいね?」
ルシィさんは小首をかしげて可愛らしく謝りながら、渡してくれた。
「そんなこと! でも、使っているものを私が貰ってしまうと、ルシィさんが今日から困りますよね?」
「次に行商さんが来るまでは、マルゴおばさんに借りに来るから大丈夫よ!」
ルシィさんの言葉に、マルゴさんも頷いている。
「嬉しいです。ありがとう!! 大切に使いますね!」
「最後は俺だ」
ブラシと裁縫セットをインベントリにしまうと、ルシアンさんが折りたたんだ布(?)を2枚テーブルに乗せた。
「ホーンラビットと寄生樹のマントだ。ホーンラビットのマントは毛皮を裏地に持ってきているから、野営の時に暖を取れる。パラサイトツリーのマントは軽くて日光を遮る。俺が使っていたもので悪いが、時間がなくて新しいものは用意できなかった。
気に入ったものを手に入れるまでの間に合わせにでも使ってくれ」
そう言って見せてくれたのは、見るからに暖かそうなマントと、とても軽そうなマントだった。両方ともフードが付いていて、使い勝手が良さそうだ。
「とっても嬉しいですが、これは狩人に復帰するルシアンさんにも必要なものですよね?」
丁寧にマントをたたんでルシアンさんの方に押し返すと、ルシアンさんはマントの上に手を置いて言った。
「俺の狩場はここから近いし、間に合わせのマントはまだ他にもある。でも、アリスさんはその姿でこの村に着いたって聞いた。使い古しが嫌でなければ使ってくれ」
ルシアンさんは“使い古し”と言ったが、両方ともどこにも綻びのない、良い感じに馴染んだマントだ。きちんと手入れしていながら使っていたんだろう。
「それに、俺はこれから自分で狩った獲物で新しいマントをいくらでも作れるんだ。アリスさんのおかげでな!」
そう言って晴れやかに笑うルシアンさんを見て、素直に受け取る気になった。
「ありがとう! 嬉しいです。大切に着ます!」
マントをインベントリにしまい、改めてお礼を言った。
「皆さん、ありがとうございます! どれも、大切に、大切に使います! 本当にありがとう!」
思わず涙が溢れてしまって、下げた頭を上げられなくなってしまった。
どうしようかと困っている私をマルゴさんが優しく抱きしめてくれて、ルベンさんが力強く頭を撫でてくれた。
「アタシ達も、アリスさんから貰ったものを大事にするよ。この4日間、楽しかった。旅に疲れたら、いつでも戻っておいで。
マエルのことは、きっちりと教育しておくから」
マルゴさんの言葉に、ルベンさん一家はそれは良い笑顔で頷いた。 マルゴさんの教育、ちょっと気になる……。
マルゴさんとルベンさんの手が離れると、ルシィさんが微妙な顔で私を見ている。
「お父さんったら…」
と呟いているので、インベントリからブラシを取り出して、髪を梳かした。
「早速、役に立ちましたね!」
283
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる