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ある国
戦争の代償〜上に立てるのは付いてきてくれる者が居るからそして当たり前は脆い儚い〜
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ベテランの上の者
意識がはっきりしてくるさっきまで俺は何を・・・・。
目を開くと俺は自分の執務室に毎日事務をする席についていた。
俺はこんなところに今は居ないはず。え?居ないはず?。頭ではここではないところに居たというのはわかるしかしどこに居たのかはぼやがかかったようにわからない。とりあえず机に意識を向けるとそこにおいてあったのはいくつかの書類だった。
内容は
戦争のメリットと書かれそのことがビシッとギュウギュウ詰めに詰め込まれていた。
土地が拡大
発展促進
この土地では手に入らないものが入手可能
戦利品
賠償金
他国に誇示可能
"団結力増加"
「あれ?メリットはここで終わりか・・・でもその下は」
真っ黒だと思えるくらいの文字の圧迫感が目をチカチカさせる。
それは続きの
代償デメリットと書かれてからの下の欄からだった。
沢山の"国民"の遺体
これまで築いてきた文化、歴史破壊され消し去られ敵軍の策略によって忘れ去られる。
当たり前の自由が奪われる。
敵の国の民も入ってくるため負けた民と見られ差別当たり前の人生の選択が無くなる。
敵の国の兵士じゃないのに脅され敵の兵士にされ消耗品として使われる。
一歩間違えば民全員そう貴方もだ。それに貴方の大切な家族も敵の国の奴隷となり生き物としての道徳も最低限の生きるため助けてくれる国も当たり前だった屋根、お金すらも奪われ消えて無くなる。
そして敵に降伏する時、民の恨みを買い罵倒存在すら否定されるだろうお前のせいだ。失せろ、お前はこの国民じゃない。
と敵とみなされ拒絶されるだろ。
それも貴方自身が死ぬ直前まで家族すらも。涙は出さないだろう。
死を悔やむのが普通なのに
歴史にすら極悪非道人として醜い者として語り継がれるだろう。
国民全員が後悔するだろう戦争をしたことを。
戦争で悲しんでいる国民を利用したときにはその国は地に堕ちるだろう。
そして一番最悪なのは憎しみが生まれお互いの感性が狂いお互いが居なくなるまで殺し合う事だ。
相手が殺したから、いやお前が攻撃したからと誰も抜け出せない地獄のループがお互いを地獄よりも苦しいこの世にするだろう。
そして戦争を判断したのがお前でも、お前の家族は自国なのに地獄をみるだろう。
戦争は豊かさも、幸せも、当たり前も、壊しそして新たに生む事はない。
自然災害とは違い戦争は己で大切な場所と愛する者を己の素手で壊し殺すのと同じこと。
そしてそれには誰も助けてはくれない。
お前はそれでも戦争を選ぶのか?
お前の命令一つで当たり前の幸せか地獄かが決まる
顔から冷や汗がにじみ出る。
「っく、なぜだ。だだの書類なのに心の中に響くんだ声が、なぜ想像が付いてしまうんだ?それに、本心に問いかけられてる様な。手が震えるではないか。戦争はそんなに恐ろしいのか?。この国は軍事力あれど、戦争はしたことがない。しかしこれはまるで実際に起こるかのように。現実的すぎる。1回、王に確認しよう。話では進軍する予定であったがこんな俺では判断が付かない。」
執務室を出たとき目を疑った。
だって目にしたのは見張りの兵士の遺体なのだから・・・。
俺はあの資料を見た後で怖さが際立つ。
何が何だか理解が追いつかないっ。
もしや王が議会に出さず勝手に進軍させたのか?
戦争の恐ろしさを知った俺の頭に最悪なシナリオが出てくる。
「クソッ」
俺は謁見の間に行く道中にも兵士の死体に目を逸らし全速力で向かった最悪なことを一秒でも早く止める為に。
そして走り息が上がる中整えることなく俺は謁見の間のドアを開けようと手をかけた時、声が聞こえて、少し開いて覗いて見たら、腰が抜けてしまっていた。
もう取り返しがつかなくなってるのか?と
思えるほどのものが目に映ったのだから。
ベテランの上の者が謁見の間に来る数時間前・・・
王族
「父上なぜ僕達は謁見の間にいるのですか?」
「なぜじゃろうなぁ?」
「貴方、戦争は上手くいっているの?」
「今は進軍しているだろうよ。」
ど――――ん
「なっなんじゃ、今の音はっ!」
沢山の足音がこちらに向かってくるように聞こえるではないか。
バンッとドアが開く。
そして入ってきたのは戦争を仕掛けているはずの敵兵だった。
「きゃぁぁー、敵兵!?。貴方どういうことなの?!」
「これはどういうことなの?父上。良く分からない。」
「こここ、これはどういうことじゃっ!」
「貴方が良くわかっているでしょう?貴方自身の口で言った言葉なのだから。」
「ここに我々、貴方の敵の兵が居ることを。」
「それじゃお主たちは何をしにきたんじゃっ!」
「貴方が味方の兵士に戦争の進軍を命令し貴方の味方の民でもある兵士は全滅し我々は仲間を殺されたので報復の為この国を滅ぼします。これは貴方が選んだ未来です。
勝てると鼻タカ高に遠くから良く眺めていられましたね。
負ければ確実に貴方王族は戦争の罪を背負わないといけないのに。
背負うということは王族が滅ぶそれは貴方家族全員が死ぬことです。
王族という肩書は民がいなければ何も機能せず今はあなたの国の民は全員死にました。
なので貴方は"ただ"の親と子の三人家族ですよどこにでもいる、ただの家族です。
その家族が死ぬことが戦争の終わりの意味をもたせるんです。
それくらい戦争は終わらせるのにこんなにも犠牲が必要なんですよ。
だというのに貴方は簡単に己の欲のために戦争をした。
だから死をもって償ってもらいますよ・・・・。」
そして敵の兵士は武器をワシの愛おしいたった一人の我が子と一生を共にすると誓った妻に振りかざす。
「やめてくれぇぇぇえ!」
あぁ、何事も己に返ってくるということか。
守ってくれるのも王族だから、民が居たから王族が存在できる。
なのにワシは欲のために民を蔑ろにした。
今のワシのように愛する者を目の前で殺されているのか。民も。
大切な場所も愛しい者の血で染まるのか。
ワシが戦争の恐ろしさを理解しようとしなかったから。
大広間の周りの窓を見るとそこらじゅうから火の手が上がり当たり前に城から見上げていた綺麗な街並みは全てが瓦礫となり民は誰も歩いてはいない。
ワシのたった一言の命令で民を見殺しにした・・・・。
今更後悔しても時間は戻らない・・・。
後悔は先に立たずか・・・・。
せめてワシもワシの大切な民のところへ逝こう。
本当にすまん・・・この国の民たちよ。当たり前の幸せを壊してしまって、たった一つしかない命を軽く考えてしまって、最後にお前達が死ぬ所を穢してしまって、本当は死は皆から見守られて安らかに逝くのに、とてつもない苦痛と絶望で染めてしまった。
"当たり前"を築くのは難しいでも崩れるのは簡単で脆い、民が一生懸命築いたのに。
こんな王に"当たり前"のように付いてきてくれた事に心からの感謝を・・・。
ザシュッ・・・・ゴロッ
「これでこの国は滅んだ」
✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽
「ハァハァ此処は、戦場?民は?!兵は?!」
「まだ間に合うのかっ?兵士が全員生きてて負傷して、いない・・・これはとういうことだ?」
意識がはっきりしてくるさっきまで俺は何を・・・・。
目を開くと俺は自分の執務室に毎日事務をする席についていた。
俺はこんなところに今は居ないはず。え?居ないはず?。頭ではここではないところに居たというのはわかるしかしどこに居たのかはぼやがかかったようにわからない。とりあえず机に意識を向けるとそこにおいてあったのはいくつかの書類だった。
内容は
戦争のメリットと書かれそのことがビシッとギュウギュウ詰めに詰め込まれていた。
土地が拡大
発展促進
この土地では手に入らないものが入手可能
戦利品
賠償金
他国に誇示可能
"団結力増加"
「あれ?メリットはここで終わりか・・・でもその下は」
真っ黒だと思えるくらいの文字の圧迫感が目をチカチカさせる。
それは続きの
代償デメリットと書かれてからの下の欄からだった。
沢山の"国民"の遺体
これまで築いてきた文化、歴史破壊され消し去られ敵軍の策略によって忘れ去られる。
当たり前の自由が奪われる。
敵の国の民も入ってくるため負けた民と見られ差別当たり前の人生の選択が無くなる。
敵の国の兵士じゃないのに脅され敵の兵士にされ消耗品として使われる。
一歩間違えば民全員そう貴方もだ。それに貴方の大切な家族も敵の国の奴隷となり生き物としての道徳も最低限の生きるため助けてくれる国も当たり前だった屋根、お金すらも奪われ消えて無くなる。
そして敵に降伏する時、民の恨みを買い罵倒存在すら否定されるだろうお前のせいだ。失せろ、お前はこの国民じゃない。
と敵とみなされ拒絶されるだろ。
それも貴方自身が死ぬ直前まで家族すらも。涙は出さないだろう。
死を悔やむのが普通なのに
歴史にすら極悪非道人として醜い者として語り継がれるだろう。
国民全員が後悔するだろう戦争をしたことを。
戦争で悲しんでいる国民を利用したときにはその国は地に堕ちるだろう。
そして一番最悪なのは憎しみが生まれお互いの感性が狂いお互いが居なくなるまで殺し合う事だ。
相手が殺したから、いやお前が攻撃したからと誰も抜け出せない地獄のループがお互いを地獄よりも苦しいこの世にするだろう。
そして戦争を判断したのがお前でも、お前の家族は自国なのに地獄をみるだろう。
戦争は豊かさも、幸せも、当たり前も、壊しそして新たに生む事はない。
自然災害とは違い戦争は己で大切な場所と愛する者を己の素手で壊し殺すのと同じこと。
そしてそれには誰も助けてはくれない。
お前はそれでも戦争を選ぶのか?
お前の命令一つで当たり前の幸せか地獄かが決まる
顔から冷や汗がにじみ出る。
「っく、なぜだ。だだの書類なのに心の中に響くんだ声が、なぜ想像が付いてしまうんだ?それに、本心に問いかけられてる様な。手が震えるではないか。戦争はそんなに恐ろしいのか?。この国は軍事力あれど、戦争はしたことがない。しかしこれはまるで実際に起こるかのように。現実的すぎる。1回、王に確認しよう。話では進軍する予定であったがこんな俺では判断が付かない。」
執務室を出たとき目を疑った。
だって目にしたのは見張りの兵士の遺体なのだから・・・。
俺はあの資料を見た後で怖さが際立つ。
何が何だか理解が追いつかないっ。
もしや王が議会に出さず勝手に進軍させたのか?
戦争の恐ろしさを知った俺の頭に最悪なシナリオが出てくる。
「クソッ」
俺は謁見の間に行く道中にも兵士の死体に目を逸らし全速力で向かった最悪なことを一秒でも早く止める為に。
そして走り息が上がる中整えることなく俺は謁見の間のドアを開けようと手をかけた時、声が聞こえて、少し開いて覗いて見たら、腰が抜けてしまっていた。
もう取り返しがつかなくなってるのか?と
思えるほどのものが目に映ったのだから。
ベテランの上の者が謁見の間に来る数時間前・・・
王族
「父上なぜ僕達は謁見の間にいるのですか?」
「なぜじゃろうなぁ?」
「貴方、戦争は上手くいっているの?」
「今は進軍しているだろうよ。」
ど――――ん
「なっなんじゃ、今の音はっ!」
沢山の足音がこちらに向かってくるように聞こえるではないか。
バンッとドアが開く。
そして入ってきたのは戦争を仕掛けているはずの敵兵だった。
「きゃぁぁー、敵兵!?。貴方どういうことなの?!」
「これはどういうことなの?父上。良く分からない。」
「こここ、これはどういうことじゃっ!」
「貴方が良くわかっているでしょう?貴方自身の口で言った言葉なのだから。」
「ここに我々、貴方の敵の兵が居ることを。」
「それじゃお主たちは何をしにきたんじゃっ!」
「貴方が味方の兵士に戦争の進軍を命令し貴方の味方の民でもある兵士は全滅し我々は仲間を殺されたので報復の為この国を滅ぼします。これは貴方が選んだ未来です。
勝てると鼻タカ高に遠くから良く眺めていられましたね。
負ければ確実に貴方王族は戦争の罪を背負わないといけないのに。
背負うということは王族が滅ぶそれは貴方家族全員が死ぬことです。
王族という肩書は民がいなければ何も機能せず今はあなたの国の民は全員死にました。
なので貴方は"ただ"の親と子の三人家族ですよどこにでもいる、ただの家族です。
その家族が死ぬことが戦争の終わりの意味をもたせるんです。
それくらい戦争は終わらせるのにこんなにも犠牲が必要なんですよ。
だというのに貴方は簡単に己の欲のために戦争をした。
だから死をもって償ってもらいますよ・・・・。」
そして敵の兵士は武器をワシの愛おしいたった一人の我が子と一生を共にすると誓った妻に振りかざす。
「やめてくれぇぇぇえ!」
あぁ、何事も己に返ってくるということか。
守ってくれるのも王族だから、民が居たから王族が存在できる。
なのにワシは欲のために民を蔑ろにした。
今のワシのように愛する者を目の前で殺されているのか。民も。
大切な場所も愛しい者の血で染まるのか。
ワシが戦争の恐ろしさを理解しようとしなかったから。
大広間の周りの窓を見るとそこらじゅうから火の手が上がり当たり前に城から見上げていた綺麗な街並みは全てが瓦礫となり民は誰も歩いてはいない。
ワシのたった一言の命令で民を見殺しにした・・・・。
今更後悔しても時間は戻らない・・・。
後悔は先に立たずか・・・・。
せめてワシもワシの大切な民のところへ逝こう。
本当にすまん・・・この国の民たちよ。当たり前の幸せを壊してしまって、たった一つしかない命を軽く考えてしまって、最後にお前達が死ぬ所を穢してしまって、本当は死は皆から見守られて安らかに逝くのに、とてつもない苦痛と絶望で染めてしまった。
"当たり前"を築くのは難しいでも崩れるのは簡単で脆い、民が一生懸命築いたのに。
こんな王に"当たり前"のように付いてきてくれた事に心からの感謝を・・・。
ザシュッ・・・・ゴロッ
「これでこの国は滅んだ」
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「ハァハァ此処は、戦場?民は?!兵は?!」
「まだ間に合うのかっ?兵士が全員生きてて負傷して、いない・・・これはとういうことだ?」
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