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1章③ 暇な時間が多いからイメージトレーニング壱

第10話 また・・・・

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神獣   ◈
人族   ► 
心の声〔 〕
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デューク心情目線



俺と孫は話し合いをすることになった。



俺は孫に近くに有るミラ様が、神級にするため育てしている花畑に案内し、
その場所に腰を下ろしたが・・・。



俺と孫の間には沈黙、という空間が出来てしまった。



〔人間とは、どう話せばいい・・?。
悩んでいても沈黙が続く、まずはこの空気を打開するためにも「おい」みたいな呼ぶだけても俺から・・い、いや、俺から話すとまた・・・・。〕






⚫記憶⚫

村が近くに流れる川の岸で、
足に怪我をした人間の男が居た。

川から流れ出た鋭い石で足を負傷したと思われる人間の男が怪我で動けずにいるのだろうとすぐに俺は理解した。




何故かというと




少し前の大雨で、この川に隣接する崖が崩れ

大量のガラスの破片のように尖った岩が大きさを問わず川に流れ出たからだ。




そしてこの川は流れが少し速いからか
小さな岩は流される。


そのせいで人間が川に入ると岩によって刃物で切れたような傷を負う。




だから俺は・・・




そっとその者に近づき、




あの時、獣の姿のままだったが
見ていられなかった




◈デ「おい、大丈夫か!?今、治してやるからな、じっとしていろ!」




俺はただ治してやりたかっただけなのに・・・





►男「ひぃ!、魔物が、喋っただとっ!バ、バケモノ!この前、俺達の村の者を傷付けた魔物だろ!。
この村に来るなっ!この村に指一本ふれさ、せんぞ!。
俺に触れるな!」




男は前も似たようなことで助けようとした人間の女と同じ反応をした。





男は反射的に「ひぃ!」という言葉と共に俺から離れ「触れるな!」と叫んだ。




何故・・・揃いも揃って俺を・・・避ける?




なぁ、俺は何も、何もっ!お前達にかすり傷すら付けてはいないのだぞ?。




それに、喋っただけで・・・お前達にとっては俺は異端で異物か?。



◈デ「ち、違う俺は人間を傷付けてはいない!。
ただ俺は傷を治してやりたかっただけだ!。」




►男「嘘だ、バケモノなんかの言葉なんて信じられるか!」




と怖がりながら男は走り去っていった。




お前達は
自分に対しての、

俺の本当に怪我をしたお前達を心配になって助けてやりたいという気持ちは・・・――――――ったのか。



⚫⚫




俺は自分から墓穴を掘ってしまったっ・・・




二文字の「また」という言葉でフラシュバックして



俺の言葉を孫も信じないかもしれない。



俺の話を聞いて離れるかもしれない。



と頭によぎって固まった。




続く
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