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1章② 転生

第33話 契約魔物 3

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どうしてデュークがここに居るんだろう?
いつもはおばあちゃんの近くに居るのに
何かあったのかな
考えてもしょうがない、聞いてみよう

 ら「どうしたの?ここに来るなんて何かあった?」

◈デ「いや、何もない。」

じゃあ、何でだろう?

◈デ「初めて出会った時に言っただろう守ってやると。だから来てやった」

あ!あの時の話の最後に言った言葉だ!

 ら「でもそれなら何で召喚されてきたの?」

◈デ「それは...お前の契約魔物になるために決まっているだろう。契約魔物じゃなく契約神獣か」

え、えー!

 ら「え!、待ってじゃあデュークはおばあちゃんの契約神獣じゃなかったの?!」

◈デ「あぁ、今まで一言もミラ様の契約神獣とは言っていない。尊の勘違いだ。確かに俺はミラ様の近くに居た、しかしそれは子供だからだ。子どもは親を大切にするからな」

勘違い...

 ら「契約するの?本当にこんな僕を主に?」

◈「そうだ、契約すればお前を守りやすいからな」

 ら「分かったなら名前を付ければいいんだよね。」

◈デ「頼む」

そして僕はデュークの名前を考えた

でも名前を付けるということはおばあちゃんが付けた名前は消えてしまう親が一生懸命付けた名前を消したくない。
それにデュークにとってもデュークという名前はとても大切なもの

じゃあどうすれば?


よし、いちかばちか同じ名前で一回言ってみよう

 ら「決まったから言うね。名前はデューク」

◈デ「え、...」

デュークが何か言う前にデュークの体が光だした

もしかして、成功したのかな?

そしてデュークの体の光が消えた

◈▤デ「同じ名前で契約だなんてな。驚いた、だがありがとう大切なものを失わずに済んだ。名前が変わる覚悟をして来たというのに無駄だったな。改めてこれからよろしく頼む」

 ら「良かった~成功した。僕もこれからよろしくね」

ほっとしたら何か眠くなってきたな







でも安心した時後ろから誰かが走って来る音が聞こえた






そして気づいた時には誰かに抱っこされていた

 ら「誰!?」

►カ「パパだ!とにかくここから離れるぞ」

 ら「何で?」

►カ「何でって、伝説の神獣デュークが現れたからだ!デュークは神の使者だと言われているから関わってはいけないんだ」

 ら「待って!パパ、デュークは僕の契約神獣だよ!」

►カ「は?」

パパは驚きすぎたのか少し放心状態になってしまった


どうしようパパが動かない








パパは数分間動かなかった







そしてパパの異変に気づいたママが近づいてきた


►テ「カルドどうしたの?固まってライアン少し説明できるかしら?」


 ら「あのねパパにデュークが僕の契約神獣だよって言ったら固まっちゃった」

►テ「伝説の神獣が...とにかくカルドを気づかせないと、カルド起きて!」

とママがパパの体を少し揺さぶった

するとパパは動いた

►カ「はっ!すまん少し頭が動かなかった」

►テ「無理もないわ。とりあえず一回家に戻りましょう」

►カ「そうだな」

ということで一旦家に戻ることになってしまった
お姉ちゃん達は少し拗ねたけど帰る代わりに今度僕がお姉ちゃん達と一緒にお昼寝することになった

そして僕達は家に帰った







         続く




予 告 第34話『卵と授業』
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