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第一章
北海道のお友達3
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あの日からどれだけが過ぎたのだろうか。今は8月の何日なのだろうか。私は、そんなことまでも思い出せなくなってしまった。あの日、悠くんを失った日。葬式は記憶にない。まるで、全てが嘘かのように。
「由紀子さん。わしが悪いんじゃ。目を離したから。このとうりじゃ。許さなくってもいい。だから、悠くんを責めるのだけは辞めてくれ。」
「お義父さんは何も悪くないんですよ。」
それ以上の言葉は出てこなくて、どうしようもなくなった。辺りにはひぐらしが鳴いている。暑い日差しとともに、木々が生い茂った大自然に。弱々しぃ声で鳴いている。
「由紀子さん。わしが悪いんじゃ。目を離したから。このとうりじゃ。許さなくってもいい。だから、悠くんを責めるのだけは辞めてくれ。」
「お義父さんは何も悪くないんですよ。」
それ以上の言葉は出てこなくて、どうしようもなくなった。辺りにはひぐらしが鳴いている。暑い日差しとともに、木々が生い茂った大自然に。弱々しぃ声で鳴いている。
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