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第12章 探索依頼 太古の遺跡都市…と見せかけて
126 激突!!!!!!!!!!!!
しおりを挟む間合いを図り、俺はオルグ達を注視した。激しい攻防を繰り返しているがどうやら互角らしい。一人で二人を相手取り互角
魔導士の方が上か
あれは手斧?
いや…鎖で繋いだ三刃の飛剣か……魔導士かと思ったが戦闘職なのか? この世界では高位の魔法職は身体能力強化魔法を常時発動させて武器を操り直接戦闘するのが好きならしい。
オルグとノーラ…確かランクB上位だったな。そいつらを纏めて相手にする事自体正気の沙汰とは思え無い。まあダルシア襲撃自体が常軌を逸しているのだからおかしくはないんだろうけど。
つまり奴は間違い無くランクA以上はある。
「迷惑な話だ」
俺は超多重圧縮泡弾をアイテムボックスから八発取り出し、激突を繰り返す三人に割って入るべく突撃を掛けた。
全速で大通りを駆け直前で八発の超多重圧縮泡弾を射出し
「オルグ!ノーラ!避けろ!」
と叫びほぼ同じ速度で魔導士へと突撃した。
「貴様!」
「ユウテイ!」
「どこから湧いて出たのよ!」
ドラッケンを構える後の先を取るべくバビロニアンの知覚能力を最大限に高めタイミングを計る。
当然、雷と炎を纏い魔人化しての特攻だ。避けても追加ダメージを叩き込む鉄壁の布陣である。掠ってもアウトだからな。バビロニアンの身体能力だから発動は一瞬だし魔力感知にも殆ど引っかからない。生体感知なら分からないが。
魔導士が咄嗟に三刃の手斧を引き戻した。かなり速い。魔力を通して操作している様だ。余りにも不自然な動きをしている。
だが同時に二つの事は出来無いらしい。魔導士だから何か仕掛けを用意しているかと思ったが深読みし過ぎか?
俺は更にもう一発、超圧縮拡散泡弾を放ち直前で爆散させ小泡弾を広範囲に展開し退路を絶った。
「ぬっ!」
魔導士は手斧を一閃し小泡弾を切り裂き、さらにもう一方の手斧で超圧縮多重泡弾を始末しようと繰り出した。あの一瞬にこれだけ正確に操作するのは至難の技だろうに、見事な手際だが甘い。
最低限の泡弾だけ潰して泡弾の壁を突破し俺に肉薄するつもりの様だ。素晴らしい判断だろうな。迂闊に避ければ間違い無くオルグとノーラが仕留めていただろう。流石はランクBだ。予想外の俺の攻撃を利用するあたり、反応と言うより判断能力が高い。
だが魔導士は一つ読み誤っている。俺は更に生体電流を放った。そう…誘爆させたのだ。接近している俺も当然のように巻き添えになるが俺にはバビロニアンの自己再生能力がある!
「きさま自分ごと!」
「体力には自信が有るんだよ!」
引き戻す二つの手斧より一瞬速く──本来なら泡弾の爆裂範囲でありお互いの手の出せないダメージゾーンに敢えて突っ込み俺はドラッケンを最大荷重で直上より叩き込んだ。咄嗟に鎖で受け流そうとするがそれは無理だな。
俺はいとも簡単にその鎖を断ち切り魔導士を斬り裂いた。だが流石はランクA相当の手練れだ。肉は絶ったが骨までは届かぬようだ。
爆発した泡弾の中を俺は自己再生を最大限で発動しそのまま遺跡へと向かった。
「後は任せた!」
「なにぃ!」
「はぁ!?」
俺は忙しいんだよ!
何か怒鳴り声が聞こえて来るが気の所為だろう。ギルマスが足止めしている筈だが既に何人かは侵入しているだろう。
(用があるのはそいつらだからな)
俺は自己再生を終え一気に跳んだ。大通りの建物の庇に跳び乗りそのままスレイプニルブーツの力を借り数軒先の屋根に跳び下りさらに跳んだ。瓦が割れる音がするが緊急事態だから諦めて貰おう。
「見えた!」
さらに百メートル程先に広場が見えその片隅に【天の門】が確認出来た。
「居た!ギルマスと…なんだあの美少女軍団は!」
そこには女だけの集団と三人の男が激突しているのが見える。誰の趣味だよそれ。是非紹介して貰わねば。
目障りなのは八体いるゴーレムか。しかもアイアンゴーレムっぽい光沢がいぶし銀である。鬱陶しい事この上ない。
だが接近すればさらに美女揃いなのが確認出来た。これは僥倖である。
う~む、合コンでも開いて貰おうか?
いや…浮気じゃ無いから。あくまでも異世界冒険者の心得を教えて頂く為の一環としてだけどね。何しろ俺はキャシィとシルビアおセシルに一途なんだから。
「とは言えここは印象的な出会いを演出させて貰おうか!」
問題は余計な八体のアイアンゴーレムだ。それと地面に広がった血のような染み──だが誰も倒れてはいない。
「……流石はギルドマスターだな。割とクセのある仲間を連れている」
不死とまでは言わないがかなりタフな女の子が紛れ込んでいるようだ。
俺は屋根の上を走り抜けスレイプニルブーツの力を借り全力跳躍し【天の門】に突撃を掛けた。
「おまたせ──!」
「誰もまってないわよ!」
つれないお言葉
ここは良いとこ見せねばなるまい!
俺はありったけの超圧縮多重泡弾を放った。数十発の泡弾が男達の逃げ場を奪うかの様に直上を埋め尽くしていく。これでアイアンゴーレムへの牽制にもなるだろう。機動戦を仕掛けて戦闘における展開を早めればゴーレム何か足手まといにしかならない。拠点防衛とか強行突破とかなら役に立つんだろうけどな。
「なっ!なんだ!」「おい!彼奴は!」「なに!遺跡都市で足止めしてあるんじゃ無かったのか!」
「狼狽えるな!」
混乱する男達
レベルが高いのは二人か
てか何か身体からニョキニョキ伸びてるんだけど──ご同輩か?
「先ずは彼奴からだ!」
俺はエイジスを絶対防御で前方向に集中展開し男達に突っ込んで行った。最大荷重で振り切ったドラッケンに巻き込まれるように男達は引き裂かれていく。だが戦闘の男はおかしな触手を伸ばし辛うじて両断されるのを防いだ。
あの触手、ミスリルか何かの魔法金属の様だ。マジックアーマー系の対物理防御障壁を付与されているのかかなり硬い。遺跡に回された奴等は隠密系と何らかの封印を解く能力を持っているとふんでたんだが、侮り難い戦闘能力も併せ持っているようだ。
「二人は地下に向かったわよ!」
ギルマスが叫ぶ。
此奴らは最後の撹乱要因か。どんだけ用心深いんだよ!ならここで時間はかけらない。
俺はそのままドラッケンを横薙ぎにして触手を両断する振りをした。
「なに!」
絡め取ろうと伸びた所で生体電流を放ちスタンさせドラッケンに最大荷重を掛けた。咄嗟に防ごうと触手が抵抗したのを手応えで察した俺はドラッケンを離しZuWatchから黒鵺を引き出し──そのまま斬り裂き身体を両断した。どうやら一度に操れる触手には限りがあり何でも防げる訳では無いらしい。
そのまま蹴り飛ばし背後にいた二人には生体電流をお見舞いした。まさか殺られるとは思っていなかったのか判断が遅れた所に直撃を位に瞬間的にスタン効果が働いたところをさらに身体を旋回させ薙ぎ払う。一人は斬り裂いたが一人は剣で受け吹き飛ばされながらも致命傷は免れたようだ。実にしぶとい。
ここでやっとアイアンゴーレムがその巨躯を揺らし襲い掛かって来た。どうやら俺が男達の中に飛び込んで接近しすぎていたのがまずかったらしく味方を巻き添えにしてまで攻撃する事は出来ない仕様になっていたと思われる。壁役としての役割を果たせなかったアイアンゴーレムは置物でしかない。
振り回される剛腕をスルリと躱し最後の一人に迫った。剣を抜き構える姿は凄腕の剣士だと一目で分かった。
だが動きを止める事はしない。
最後の一人には直上からドラッケンを叩き込んだ。直撃の瞬間に猛炎を浴びせかけてやり、火達磨になるのを確認し再度ドラッケンを斬りつけだがまたも弾いて身を躱し即死を逃れた。いや本当にしぶとい。此奴ら根性が入ってるわ。
「後は任せた!」
「はぃっ! 何なのそれ!」
文句を言う気配のギルマスを放置しそのまま遺跡の入口へ飛び込んだ。
アイアンゴーレムの支配もマスターが倒れれば動きを止める筈だ。ギルマス達でやれるだろう。
そしてオシリィコシリィ軍団を放つ。
「追えっ!」
『了解です~』
マナがお待ちかねだ。
俺は遺跡の奥へと追撃を掛けた。
◇
遺跡の地下を二つの影が最奥へ向かって疾走していた。事前にかなり下調べしてあったのかそれとも何らかの探索スキルの効力なのか迷う事なく二人は進んでいく。
元々巨大な迷宮でも無かったので五分とかからずに広間のような場所に辿り着く事が出来た。
そして巨大なレリーフが床の上に彫り込まれている場所に辿り着くとそっと小さなメダルを取り出した。床の上にはリンゴを模したマークが様々な紋章や太古の魔法文字と共に描かれていた。それは間違い無くバビロニアの遺跡に数多く描かれている物と同じ。この遺跡が何らかの関連性がある事を物語っている。
「よし、ここだ」
「へえ~本当にあったんだね」
男が何らかの詠唱を始めた。そのプレートから幾つもの触手のような物が伸び、床の紋章や魔法文字に干渉しようとしている。
「紫苑…暫し時間を稼いでくれ」
「了解!お任せあれ!」
そう言うと紫苑と呼ばれた少女はマントを脱ぐとタリスマンを取り出し周囲に結界を張った。空間そのものに作用する固有スキルを発動させたのだ。
「ほ~流石に進歩してるのね」
「!!!!!」
「!!!!!」
まるで床から溶け出してくるかのように、一人の美少女が屹立してきた。
淡き光を放ち人型を形成していくそれは間違い無く巨大な魔力の塊であり、その存在感はただの美少女ではないことを如実に伝えて来る。
「……へぇ…ボクの感知スキルにも反応しないなんて、キミは何者だい」
「紫苑、干渉を阻害された。その者は何らかの空間支配能力の保持者だ」
その言葉にピクリと紫苑が反応する。
「困ったな~ねえ、ボク達はどうしてもこの遺跡の封印を突破したいんだよね。邪魔するのは止めて欲しいんだけど。でないと…」
「でないと? でないとどうするつもり? 私を倒せるとでも思ったのかしら」
美少女はニヤリと笑い髪をたくし上げ、背中からヒレの様な物を四枚展開し、二人を睨み付けた。
「正直どっちでも良いんだけど、マスターの頼みだから仕方ないのよね。あんた達、諦めて帰らないと──」
その時、紫苑達の背後にフワリと闇をまといゆう帝が表れた。
「──マスターと激突する事になるわよ」
ゆう帝は紫苑を見つけると微笑みながらこう言った。
「紫苑、ここは俺の支配するダンジョン領域の中だ。既に空間支配を終えているから例えキーアイテムを保持していても干渉する事は不可能だ。諦めて投降してくれる事を望むんだけどどう?」
ゆう帝の狙いはこの一瞬だった。恐らくは他は捨て駒の陽動でこのダルシアの地下に眠る遺跡を狙う者こそが本命だと読んでいたのだ。事前にマナを潜り込ませ領域支配をさせた上で全てを閉じ影に潜ませ、乗り込んでくるのを待っていたのである。
「やるな~遺跡都市から帰還するのにあの巨大な鳥を使っても小一時間は掛かるって読みだったのに、ものの数分でここに現れるって事は転移魔法か何かを持っててんだね? それを誤魔化すために一度も長距離転移しなかったんだ」
だがニコリと笑うと紫苑は大剣を振るい
「でもそれは出来ない。勇者の名に懸けて突破させて貰うよ」
満面の笑み
それは実力に裏打ちされた自信の現れだった。しかも経験を積み鍛え上げられた勇者なのだ。激突すれば魔王ですら討ち滅ぼしかねない最強レベルにまで高められている。
しかもその手に携えられているのは神剣と呼ぶに相応しい【レーヴァテイン】だった。
そして無数のミスリルゴーレムとアダマンタイトゴーレムが召喚され広間を埋め尽くしていく。
ここはマナの支配領域なのだ。
数十体のゴーレムを操る事など造作もないのである。そしてこの領域の中で起こった事をマナは完全に把握出来る。
そう、ゆう帝は侵入して来る者が何らかの封印を開放、若しくはこじ開ける算段を持っている事を予測し、ワザと引き込みその方法を手に入れようとしたのである。
そしてこうも予測していた。
もしも敵が自らを壊滅寸前の危険な状態になってもなおこの遺跡の封印を解こうと乗り込んで来た場合、しかも最大戦力で臨んだ時は、ここに眠るのは魔王やそれに匹敵する決定的な何かだと読んでいた。
「ここに眠る輩は外に出す訳にはいかない。諦めて貰おうか」
「それは出来ない相談だ」
封印を解こうとしていた男がローブを脱ぎ去り禍々しい宝石を取り出した。
それは紫色をした石
「どうやら封印を解く事は不可能らしい。完全に遮断された様だ。だがこのまま捕まる訳にはいかないのでな」
その時その宝石【アメジスト】が膨大な魔力を噴き出しその広間を埋め尽くしていった。
(あの石から感じる波動は…オブシディアンやダイアモンドから感じたのと同じ物だ)
正に神の創り出した器と呼ぶに相応しい禍々しい魔力の奔流
「では力ずくでも止めさせて貰う」
ダルシアの地下に眠る【星の転移門/スターゲイザー】争奪戦の始まりだった。
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