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第78話 クルミのお菓子
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~音咲華多莉視点~
目が覚めた。
見慣れない天井に慣れないベッドの上で私は上半身を起こした。昨日の織原との出来事でなかなか眠れなかった。
同じ部屋の美優と茉優はまだ眠っている。
私は織原とのことを忘れるために、恒例のSNSのチェックをした。
ララのアカウントに入り、エドヴァルド様を応援している同志エドの民達の呟きを見る。
〉最高に格好よかった
〉優勝して泣いた
〉応援してよかった……
〉このシーン永久保存推奨
私はその永久保存推奨の動画を再生した。
同じチームメイトの薙鬼流ひなみに向かってアビリティ、シェルタードームを使い、彼女を守ったシーンだ。
『死なせねぇよ!!』
「んっ……くぅ……」
耳が孕む。全身の血管が活発に動き、浅い睡眠しかしていない私を覚醒へと導いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ほ、保存しなきゃ……」
私はもう一度その動画を再生した。
『死なせねぇよ!!』
「くっ…はぁ……」
──も、もう1回……
『死なせねぇよ!!』
私はエドヴァルド様のその言葉『死なせねぇよ』の後に彼が何かを続けて言っていることに気が付く。それは小さな声で呟くように言っていた。そしてその声は銃声によって聞き取るのがかなり難しい。
私は耳を澄ます。
『死なせねぇよ!!…今度こそ……』
──今度こそ?
もしかしたら違う言葉なのかもしれないが、私はそう聞き取った。セカンドゲームで薙鬼流ひなみが殺られてしまったことを言っているのだろうか。
疑問に思った私だが、もう少しで朝食の時間だ。SNSをチェックしていると時間は一瞬にして経ってしまう。美優と茉優を起こし、食堂へと向かった。
朝の陽気が私達を優しく照らす。夜とは違って木造の食堂には朝の冷たい空気が満たされていた。みんな眠たそうな目をしている。
そんな中、織原と相対した。お互い足を止めて、向き合う。私は昨日のことを思い出して俯きながら目を反らした。
織原は何もアクションを起こさない。恐る恐る織原の顔に視線を戻すと、コイツは首を傾げて、私のことなんてなんとも思っていないような素振りを見せてきた。
──コ、コイツ何も覚えてないとか!?
「き、昨日のこと……」
私は思わず訊こうとしてしまった。そもそもコイツは私がホテルの件で謝罪した時も最初、何のことかわかってなかったんだ。
──じ、事故とはいえ、私と同じベッドに入って…その……くっついて……それで眠っちゃってた……
もしかしたら本当に覚えてないのかも。そんなことを考えながらモジモジとしている私に織原はまたも首を傾げてきた。なんだか自分だけが意識してしまったのが馬鹿馬鹿しくて怒りがこみ上げてきた為、私は織原には何も告げずにすれ違った。
──腹立つ……あ~腹が立つ!!
それにしても昨日のベッドメイキングで織原がやって来たのだから、完全に織原がエドヴァルド様でないことが判明した。
「……」
あれ?どうして私、残念がってるんだろう?織原がエドヴァルド様じゃないってわかったのに……
むしろ喜ぶべきだ。織原にはアイドルの私として接していないんだから、もし織原がエドヴァルド様だったら顔向けできない。
すると、今度は愛美ちゃんと会った。
彼女は黒いTシャツを着て、少し呆けるように一点を見つめていた。
「おはよう!」
私は挨拶すると愛美ちゃんは我に返り、挨拶を返してくれた。私は愛美ちゃんの隣に座り、彼女の髪の毛をいじる。
「寝癖ついてるよ?」
「ふぇ!?」
愛美ちゃんは恥ずかしがりながら私と一緒に手櫛で寝癖を直す。
「あっ!わかった!この寝癖は昨日のエドヴァルドさ…んの配信を見てたからでしょ?」
「え!?あぁ、うん……」
「格好良かったよねぇ~。本当は愛美ちゃんと一緒に見たかったんだけどなぁ」
「そ、そうだよね。ごめんね、ちょっと仕事があって……」
歯切れが少しだけ悪い、きっと愛美ちゃんは朝に弱いのだろう。
「ねぇ、これ見て!」
私は今朝保存したばかりのエドヴァルド様の動画を愛美ちゃんに見せた。すると愛美ちゃんのテンションが上がった気がした。
「ここ!ここ見たかった!!」
私の画面を凝視する愛美ちゃん。
──あぁ、こういう話ができるって最高に楽しい!!
織原に腹を立てていた私はどこかへ行ってしまった。ワイヤレスイヤホンの1つを渡して片耳につけて、動画を再生する。愛美ちゃんが呟いた。
「こういう経緯で言ってたんだ……」
「ヤバくない!?ここ、この台詞!!あとさ、この台詞の後にもなんか言ってて、愛美ちゃんはこれなんて聞こえる?ゲーム音であんまり聞こえなくって」
私はもう片方のワイヤレスイヤホンを愛美ちゃんに手渡して彼女が装着したのを確認してから再生する。
聞き終えた彼女は耳からイヤホンを外して言った。
「今度こそ?って言ってるのかな?」
「やっぱり愛美ちゃんもそう思う?」
「うん…確かにあの時、言ってた気がする……」
「あの時?」
私が尋ねると愛美ちゃんは慌てた様子でなんでもないと言った。私はスマホをしまおうとパーカーについてるポケットにいれようとしたその時、謝って動画を再生してしまった。
バババババと銃声の音が鳴り、エドヴァルド様の『死なせねぇよ!!』が食堂に響き渡った。
私はホームボタンを連打しながら、スピーカー部分を手で覆う。そして2年生全員の視線を集めてしまったが、手を振って誤魔化した。
──────────────────────────────────────────────────
~織原朔真視点~
食堂には2年生全員が集まって、朝食をとっている。そんな中、音咲さんと相対した。彼女は俯き、顔を赤くしてモジモジとしている。僕は首をかしげた。そして一言何かを言いかけた彼女に再度首をかしげると今度は怒ったようにして僕とすれ違う。
よくわからなかった。そういえば彼女の部屋でベッドメイキングした夢を見た。そして同じベッドで横になるような刺激的な夢を見ていたが、何故彼女があんな態度となったのかわからなかった。
僕はボケッとしながら目玉焼きの黄身部分に亀裂をいれて半熟のドロッとした黄身と白く固まった白身を混ぜて一緒に食べた。
今頃、薙鬼流はあの部屋で僕らの配信機材を包装し、それぞれの自宅へと送っているところだろう。
彼女のお陰で、この林間学校中、大会に参加できたのだ。音咲さんからの疑惑を消し、そして優勝することができた。勿論一ノ瀬さんの力もあってのことだが、今度何かお礼をするべきだろう。
僕がそんなことを考えていると、食堂に銃声と僕の声が響き渡った。
『死なせねぇよ!!』
僕は目玉焼きのあとに口をつけていたみそ汁を、前にいた渡辺君に向かって吹き出してしまった。
「ご、ごめん……」
彼は無言で怒りを覗かせ、ハンカチで汚れた顔を拭いていた。
──しかしどうして僕の声が?
声のした方を見る、2年生のほぼ全員が其方を見ていた。音咲さんが手を振って何やら誤魔化している。
恐らく、僕の切り抜き動画を誤って再生してしまったのだろう。自分の声が注目を集めている。みんなの視線は音咲さんにいっているのに何故だかとても恥ずかしかった。
皆が視線を朝食や友達に戻す中、一ノ瀬さんだけが僕を見て微笑む。
僕は苦笑いをした。罰の悪くなった僕はポケットに手を突っ込む。するとポケットの中に何かが入っていた。
僕はそれを取り出すと、それはクルミのお菓子だった。音咲さんがよく食べてるお菓子だ。そして僕は思い出す。夢だと思っていた昨日の音咲さんとの出来事が現実であったことを。
僕は顔を真っ赤にしてその場で俯いた。
目が覚めた。
見慣れない天井に慣れないベッドの上で私は上半身を起こした。昨日の織原との出来事でなかなか眠れなかった。
同じ部屋の美優と茉優はまだ眠っている。
私は織原とのことを忘れるために、恒例のSNSのチェックをした。
ララのアカウントに入り、エドヴァルド様を応援している同志エドの民達の呟きを見る。
〉最高に格好よかった
〉優勝して泣いた
〉応援してよかった……
〉このシーン永久保存推奨
私はその永久保存推奨の動画を再生した。
同じチームメイトの薙鬼流ひなみに向かってアビリティ、シェルタードームを使い、彼女を守ったシーンだ。
『死なせねぇよ!!』
「んっ……くぅ……」
耳が孕む。全身の血管が活発に動き、浅い睡眠しかしていない私を覚醒へと導いた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ほ、保存しなきゃ……」
私はもう一度その動画を再生した。
『死なせねぇよ!!』
「くっ…はぁ……」
──も、もう1回……
『死なせねぇよ!!』
私はエドヴァルド様のその言葉『死なせねぇよ』の後に彼が何かを続けて言っていることに気が付く。それは小さな声で呟くように言っていた。そしてその声は銃声によって聞き取るのがかなり難しい。
私は耳を澄ます。
『死なせねぇよ!!…今度こそ……』
──今度こそ?
もしかしたら違う言葉なのかもしれないが、私はそう聞き取った。セカンドゲームで薙鬼流ひなみが殺られてしまったことを言っているのだろうか。
疑問に思った私だが、もう少しで朝食の時間だ。SNSをチェックしていると時間は一瞬にして経ってしまう。美優と茉優を起こし、食堂へと向かった。
朝の陽気が私達を優しく照らす。夜とは違って木造の食堂には朝の冷たい空気が満たされていた。みんな眠たそうな目をしている。
そんな中、織原と相対した。お互い足を止めて、向き合う。私は昨日のことを思い出して俯きながら目を反らした。
織原は何もアクションを起こさない。恐る恐る織原の顔に視線を戻すと、コイツは首を傾げて、私のことなんてなんとも思っていないような素振りを見せてきた。
──コ、コイツ何も覚えてないとか!?
「き、昨日のこと……」
私は思わず訊こうとしてしまった。そもそもコイツは私がホテルの件で謝罪した時も最初、何のことかわかってなかったんだ。
──じ、事故とはいえ、私と同じベッドに入って…その……くっついて……それで眠っちゃってた……
もしかしたら本当に覚えてないのかも。そんなことを考えながらモジモジとしている私に織原はまたも首を傾げてきた。なんだか自分だけが意識してしまったのが馬鹿馬鹿しくて怒りがこみ上げてきた為、私は織原には何も告げずにすれ違った。
──腹立つ……あ~腹が立つ!!
それにしても昨日のベッドメイキングで織原がやって来たのだから、完全に織原がエドヴァルド様でないことが判明した。
「……」
あれ?どうして私、残念がってるんだろう?織原がエドヴァルド様じゃないってわかったのに……
むしろ喜ぶべきだ。織原にはアイドルの私として接していないんだから、もし織原がエドヴァルド様だったら顔向けできない。
すると、今度は愛美ちゃんと会った。
彼女は黒いTシャツを着て、少し呆けるように一点を見つめていた。
「おはよう!」
私は挨拶すると愛美ちゃんは我に返り、挨拶を返してくれた。私は愛美ちゃんの隣に座り、彼女の髪の毛をいじる。
「寝癖ついてるよ?」
「ふぇ!?」
愛美ちゃんは恥ずかしがりながら私と一緒に手櫛で寝癖を直す。
「あっ!わかった!この寝癖は昨日のエドヴァルドさ…んの配信を見てたからでしょ?」
「え!?あぁ、うん……」
「格好良かったよねぇ~。本当は愛美ちゃんと一緒に見たかったんだけどなぁ」
「そ、そうだよね。ごめんね、ちょっと仕事があって……」
歯切れが少しだけ悪い、きっと愛美ちゃんは朝に弱いのだろう。
「ねぇ、これ見て!」
私は今朝保存したばかりのエドヴァルド様の動画を愛美ちゃんに見せた。すると愛美ちゃんのテンションが上がった気がした。
「ここ!ここ見たかった!!」
私の画面を凝視する愛美ちゃん。
──あぁ、こういう話ができるって最高に楽しい!!
織原に腹を立てていた私はどこかへ行ってしまった。ワイヤレスイヤホンの1つを渡して片耳につけて、動画を再生する。愛美ちゃんが呟いた。
「こういう経緯で言ってたんだ……」
「ヤバくない!?ここ、この台詞!!あとさ、この台詞の後にもなんか言ってて、愛美ちゃんはこれなんて聞こえる?ゲーム音であんまり聞こえなくって」
私はもう片方のワイヤレスイヤホンを愛美ちゃんに手渡して彼女が装着したのを確認してから再生する。
聞き終えた彼女は耳からイヤホンを外して言った。
「今度こそ?って言ってるのかな?」
「やっぱり愛美ちゃんもそう思う?」
「うん…確かにあの時、言ってた気がする……」
「あの時?」
私が尋ねると愛美ちゃんは慌てた様子でなんでもないと言った。私はスマホをしまおうとパーカーについてるポケットにいれようとしたその時、謝って動画を再生してしまった。
バババババと銃声の音が鳴り、エドヴァルド様の『死なせねぇよ!!』が食堂に響き渡った。
私はホームボタンを連打しながら、スピーカー部分を手で覆う。そして2年生全員の視線を集めてしまったが、手を振って誤魔化した。
──────────────────────────────────────────────────
~織原朔真視点~
食堂には2年生全員が集まって、朝食をとっている。そんな中、音咲さんと相対した。彼女は俯き、顔を赤くしてモジモジとしている。僕は首をかしげた。そして一言何かを言いかけた彼女に再度首をかしげると今度は怒ったようにして僕とすれ違う。
よくわからなかった。そういえば彼女の部屋でベッドメイキングした夢を見た。そして同じベッドで横になるような刺激的な夢を見ていたが、何故彼女があんな態度となったのかわからなかった。
僕はボケッとしながら目玉焼きの黄身部分に亀裂をいれて半熟のドロッとした黄身と白く固まった白身を混ぜて一緒に食べた。
今頃、薙鬼流はあの部屋で僕らの配信機材を包装し、それぞれの自宅へと送っているところだろう。
彼女のお陰で、この林間学校中、大会に参加できたのだ。音咲さんからの疑惑を消し、そして優勝することができた。勿論一ノ瀬さんの力もあってのことだが、今度何かお礼をするべきだろう。
僕がそんなことを考えていると、食堂に銃声と僕の声が響き渡った。
『死なせねぇよ!!』
僕は目玉焼きのあとに口をつけていたみそ汁を、前にいた渡辺君に向かって吹き出してしまった。
「ご、ごめん……」
彼は無言で怒りを覗かせ、ハンカチで汚れた顔を拭いていた。
──しかしどうして僕の声が?
声のした方を見る、2年生のほぼ全員が其方を見ていた。音咲さんが手を振って何やら誤魔化している。
恐らく、僕の切り抜き動画を誤って再生してしまったのだろう。自分の声が注目を集めている。みんなの視線は音咲さんにいっているのに何故だかとても恥ずかしかった。
皆が視線を朝食や友達に戻す中、一ノ瀬さんだけが僕を見て微笑む。
僕は苦笑いをした。罰の悪くなった僕はポケットに手を突っ込む。するとポケットの中に何かが入っていた。
僕はそれを取り出すと、それはクルミのお菓子だった。音咲さんがよく食べてるお菓子だ。そして僕は思い出す。夢だと思っていた昨日の音咲さんとの出来事が現実であったことを。
僕は顔を真っ赤にしてその場で俯いた。
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