91 / 146
第90話
しおりを挟む
~ハルが異世界召喚されてから15日目~
<帝国左軍>
「ベラドンナ様とドルヂ様が討って出ました!」
ノスフェルはスゥーと息を吐きながら天を仰いだ。
「アイツらもう決める気か……」
そう呟き、自軍の状況を訊く。フルートベール王国魔法士長ルーカスが包囲網を崩しにかかっているとのことだった。
「さっきの第三階級はそのルーカスの仕業か……わかった、私も出るぞ?」
<王国右軍・左翼>
「そのまま押し込め!!」
ルーカスは先程唱えた第三階級風属性魔法により、あと少しで包囲網を崩せると確信した。右翼であるエリンの所はまだもたついているようだが、せめて左翼の自分のところだけでも囲いを崩せればなんとか右軍を救うことができる。
王国バトラーの私兵がルーカスの空けた風穴へと侵入し帝国軍の隊列を崩している。
「このまま行くぞ!」
「もう少しだ!」
「いけいけ!」
バトラーの私兵達は帝国軍を蹴散らすが、第三階級風属性魔法トルネイドにより帝国軍の隊列に直線的に空いた穴に進軍したせいで、
「フレイム」
ノスフェルの唱える一直線の第二階級火属性魔法フレイムにより30人以上が焼け死んだ。周囲にいた帝国兵は無傷だった。
そして騎乗したままノスフェルはバトラーの私兵に向かってく真っ直ぐ前進する。
フレイムに怯んだ王国兵達は向かってくるノスフェルがまた同じ第二階級魔法を唱えて来るのではないかと恐れ、引き返そうとするも自軍により退路は断たれていた。
勇敢な王国兵が向かっていくも、ノスフェルの長剣により斬り刻まれる。
ノスフェルは王国兵を容赦なく狩りとっていき、勢いに乗ったノスフェル軍は王国軍を圧倒し始めた。
「こんなものか、戻るぞ?」
ノスフェルは踵を返した。
「くそ……」
ルーカスは下を向き呟く。
─────────────────────
<王国右軍・右翼>
ハルバートがいちいち弾き飛ばされる。
──この女、強い……
エリンは馬上という踏ん張りのあまり効かない場で自分の持ってる大きなハルバートが刀身の少し曲がった長剣に何度も弾き飛ばされることに苛立ちを覚えた。
エリンは自分がこの女に止められたせいで、進軍を諦めざるを得なかった。
──コイツを倒すのが最優先だ。
仲間の兵達は帝国兵に押され気味であることを鑑みても、早く勝負をつけたいところだ。
エリンの持つ手に力が入る。
今までよりも激しい音が鳴り響いた。
「焦っちゃダメよ?力は増したけどそんな不細工な攻撃は通用しないわ?」
自分の部下達が殺られていくのを感じながら、エリンはハルバートを振るう。
──戦況は最悪…この女には何も通用しない…
…
「どうしたの?もう諦めちゃった?」
──何処かで聞いたセリフだ……
◆ ◆ ◆ ◆
『もう諦めたか?』
猛攻を仕掛けたエリンはその全てをイズナに弾かれた。
膝をついて肩で呼吸するエリンはニヤリと笑い再びイズナへと向かっていく。
エリンの攻撃はする度に威力がどんどん上がっていき、いつの間にかイズナの防御を弾くほどにまでなった。
『ハハハハ、お前の良いところは─』
◆ ◆ ◆ ◆
「私の良いところは、諦めが悪いところだ!!!」
エリンは目の前の眠たそうな目をしている女に再度攻撃を仕掛ける。
今までのハルバートと剣がぶつかり合う音が鈍い音へと変化した。
ベラドンナの長剣を握っている手がビリビリと痺れ始める。
「そう来なくっちゃ♪」
エリンのスピードとハルバートの威力が上がる。
エリンはハルバートの尖端をベラドンナの胸目掛けて突く、ベラドンナは長剣でそれを受け流した。突いたハルバートを今度は横に振り回すと、身体を反らしてベラドンナは躱す。
──受けきれなくなってきたわね……
今までエリンの攻撃を全て長剣で受けてきたがここへ来て受けにまわるのは危険だと悟ったベラドンナは身体をもとの体勢に戻すと。
エリンの姿を見失う。
はっとしたベラドンナは自分を覆う影に気が付く
──上か!
エリンの渾身の一撃を間一髪受け止めるが、あまりの威力に馬から落ちた。
「ベラトリクス様!」
「お嬢!!」
周りの帝国兵がベラドンナに主眼を置く。
ベラドンナは平原に足をつき、直ぐに体勢を整えた。頬は土で汚れ、もともと撫で肩ではあるが、肩に何も力が入ってない姿勢で、追撃の手をやめないエリンを見やる。
─────────────────────
「42!!?」
「そうさ?だから本気を出せばお前なんてイチコロなんだよ。どうだ帝国に来ねぇか?お前もっと強くなれるぞ?」
ドルヂの力が更に強まる。
──まずい……
ハルは横から新たな帝国兵達がこの乱戦に参入しているのを感じていた。
ハルはまたしても長剣をアイテムボックスに仕舞いドルヂの攻撃を一旦躱し、間合いをとろうとしたが、
「同じ手は食わねぇぞ?」
ハルが長剣をしまった瞬間、ドルヂの大剣は地面にはめり込まず、振り下ろされる途中で突きに切り替わる。ハルの腹めがけて迫る大剣を第二階級風属性魔法で軌道を逸らした。
ピコン
第二階級風属性魔法
『ウィンドスラッシュ』を習得しました。
ドルヂは無数の風の刃によって突きの軌道が変わったことに驚く。
「!!?」
ハルは崩れた体勢を整え、ドルヂと十分な間合いをあけた。
「お前その武力で魔法詠唱者かよ!?」
ドルヂは大剣を肩に担いだ。戦闘の仕切り直しを提案しているようだった。
──今のはウィンドスラッシュ?
ノスフェルは自軍の持ち直しを確信し、もたついてる中央軍、つまりはドルヂ軍に向かい、殲滅を手伝おうとしていた。
ドルヂと少年の戦いを遠巻きから眺めている。
──第二階級魔法を唱えながらもあの戦闘力。それに顔を覆っているあの甲冑は、顔の保護ではなく、まさか……
ジュドーはいつでも援護出来るように態勢を整えながら王国兵を片付けている。ここもだいぶ終わりが見えてきた。
──あとはあの子を倒せばもう終わりだが、ドルヂ様の事だから帝国に入れとか言ってそうだ。だけど、あの子さっき魔法を使ってドルヂ様の剣を躱していた。凄い才能の持ち主だ…ということはやっぱり……
ジュドーとノスフェルはあることを示唆し始めた。
<帝国左軍>
「ベラドンナ様とドルヂ様が討って出ました!」
ノスフェルはスゥーと息を吐きながら天を仰いだ。
「アイツらもう決める気か……」
そう呟き、自軍の状況を訊く。フルートベール王国魔法士長ルーカスが包囲網を崩しにかかっているとのことだった。
「さっきの第三階級はそのルーカスの仕業か……わかった、私も出るぞ?」
<王国右軍・左翼>
「そのまま押し込め!!」
ルーカスは先程唱えた第三階級風属性魔法により、あと少しで包囲網を崩せると確信した。右翼であるエリンの所はまだもたついているようだが、せめて左翼の自分のところだけでも囲いを崩せればなんとか右軍を救うことができる。
王国バトラーの私兵がルーカスの空けた風穴へと侵入し帝国軍の隊列を崩している。
「このまま行くぞ!」
「もう少しだ!」
「いけいけ!」
バトラーの私兵達は帝国軍を蹴散らすが、第三階級風属性魔法トルネイドにより帝国軍の隊列に直線的に空いた穴に進軍したせいで、
「フレイム」
ノスフェルの唱える一直線の第二階級火属性魔法フレイムにより30人以上が焼け死んだ。周囲にいた帝国兵は無傷だった。
そして騎乗したままノスフェルはバトラーの私兵に向かってく真っ直ぐ前進する。
フレイムに怯んだ王国兵達は向かってくるノスフェルがまた同じ第二階級魔法を唱えて来るのではないかと恐れ、引き返そうとするも自軍により退路は断たれていた。
勇敢な王国兵が向かっていくも、ノスフェルの長剣により斬り刻まれる。
ノスフェルは王国兵を容赦なく狩りとっていき、勢いに乗ったノスフェル軍は王国軍を圧倒し始めた。
「こんなものか、戻るぞ?」
ノスフェルは踵を返した。
「くそ……」
ルーカスは下を向き呟く。
─────────────────────
<王国右軍・右翼>
ハルバートがいちいち弾き飛ばされる。
──この女、強い……
エリンは馬上という踏ん張りのあまり効かない場で自分の持ってる大きなハルバートが刀身の少し曲がった長剣に何度も弾き飛ばされることに苛立ちを覚えた。
エリンは自分がこの女に止められたせいで、進軍を諦めざるを得なかった。
──コイツを倒すのが最優先だ。
仲間の兵達は帝国兵に押され気味であることを鑑みても、早く勝負をつけたいところだ。
エリンの持つ手に力が入る。
今までよりも激しい音が鳴り響いた。
「焦っちゃダメよ?力は増したけどそんな不細工な攻撃は通用しないわ?」
自分の部下達が殺られていくのを感じながら、エリンはハルバートを振るう。
──戦況は最悪…この女には何も通用しない…
…
「どうしたの?もう諦めちゃった?」
──何処かで聞いたセリフだ……
◆ ◆ ◆ ◆
『もう諦めたか?』
猛攻を仕掛けたエリンはその全てをイズナに弾かれた。
膝をついて肩で呼吸するエリンはニヤリと笑い再びイズナへと向かっていく。
エリンの攻撃はする度に威力がどんどん上がっていき、いつの間にかイズナの防御を弾くほどにまでなった。
『ハハハハ、お前の良いところは─』
◆ ◆ ◆ ◆
「私の良いところは、諦めが悪いところだ!!!」
エリンは目の前の眠たそうな目をしている女に再度攻撃を仕掛ける。
今までのハルバートと剣がぶつかり合う音が鈍い音へと変化した。
ベラドンナの長剣を握っている手がビリビリと痺れ始める。
「そう来なくっちゃ♪」
エリンのスピードとハルバートの威力が上がる。
エリンはハルバートの尖端をベラドンナの胸目掛けて突く、ベラドンナは長剣でそれを受け流した。突いたハルバートを今度は横に振り回すと、身体を反らしてベラドンナは躱す。
──受けきれなくなってきたわね……
今までエリンの攻撃を全て長剣で受けてきたがここへ来て受けにまわるのは危険だと悟ったベラドンナは身体をもとの体勢に戻すと。
エリンの姿を見失う。
はっとしたベラドンナは自分を覆う影に気が付く
──上か!
エリンの渾身の一撃を間一髪受け止めるが、あまりの威力に馬から落ちた。
「ベラトリクス様!」
「お嬢!!」
周りの帝国兵がベラドンナに主眼を置く。
ベラドンナは平原に足をつき、直ぐに体勢を整えた。頬は土で汚れ、もともと撫で肩ではあるが、肩に何も力が入ってない姿勢で、追撃の手をやめないエリンを見やる。
─────────────────────
「42!!?」
「そうさ?だから本気を出せばお前なんてイチコロなんだよ。どうだ帝国に来ねぇか?お前もっと強くなれるぞ?」
ドルヂの力が更に強まる。
──まずい……
ハルは横から新たな帝国兵達がこの乱戦に参入しているのを感じていた。
ハルはまたしても長剣をアイテムボックスに仕舞いドルヂの攻撃を一旦躱し、間合いをとろうとしたが、
「同じ手は食わねぇぞ?」
ハルが長剣をしまった瞬間、ドルヂの大剣は地面にはめり込まず、振り下ろされる途中で突きに切り替わる。ハルの腹めがけて迫る大剣を第二階級風属性魔法で軌道を逸らした。
ピコン
第二階級風属性魔法
『ウィンドスラッシュ』を習得しました。
ドルヂは無数の風の刃によって突きの軌道が変わったことに驚く。
「!!?」
ハルは崩れた体勢を整え、ドルヂと十分な間合いをあけた。
「お前その武力で魔法詠唱者かよ!?」
ドルヂは大剣を肩に担いだ。戦闘の仕切り直しを提案しているようだった。
──今のはウィンドスラッシュ?
ノスフェルは自軍の持ち直しを確信し、もたついてる中央軍、つまりはドルヂ軍に向かい、殲滅を手伝おうとしていた。
ドルヂと少年の戦いを遠巻きから眺めている。
──第二階級魔法を唱えながらもあの戦闘力。それに顔を覆っているあの甲冑は、顔の保護ではなく、まさか……
ジュドーはいつでも援護出来るように態勢を整えながら王国兵を片付けている。ここもだいぶ終わりが見えてきた。
──あとはあの子を倒せばもう終わりだが、ドルヂ様の事だから帝国に入れとか言ってそうだ。だけど、あの子さっき魔法を使ってドルヂ様の剣を躱していた。凄い才能の持ち主だ…ということはやっぱり……
ジュドーとノスフェルはあることを示唆し始めた。
0
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる