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第53話
しおりを挟む~ハルが異世界召喚されてから6日目~
「これで終わりだ」
スタンの言葉をまるで聞いていないグレアムはレッサーデーモンが斬り刻まれている姿をただただ見ていた。
ハルは大剣ではなくデュラハンから奪い取った長剣を両手で握りしめている。先程レッサーデーモンの角を斬り落としたところ再生し始めた為、再生が間に合わないくらいの速度でバラバラに斬り刻もうと考えたのだ。
ハルは両手で長剣を握りしめ、レッサーデーモンの胴部分から肩にかけて、斜めに斬り上げる。そのまま上段の構えに移行し、レッサーデーモンの頭部を割るようにして振り下ろした。右半身と左半身にわれたレッサーデーモンはボトボトと音を立てて床に沈む。
「ハハハハすっげぇ」
スコートが口を開いたので、肩をかしているゼルダは訊いた。
「あんなのになりたいの?」
「俺には無理だ…だがやるだけやってみるよ」
「なにそれ?またカッコつけて……」
スコートとゼルダはハルがレッサーデーモンを倒したと思い込んだようだが、細切れになったレッサーデーモンの欠片達は蠢き、今度は再生ではなく吸着する形でもとの禍々しい姿に戻った。
スタンは指摘する。
「ハル。確かデーモンと名のつく魔物には物理攻撃は効かなかった筈だ」
「それ先に言えや!!」
そんなおちゃらけた雰囲気の中、ユリが駆け出す。
「お母さん!」
生きているのか死んでいるのかわからないカプセルの中の妖精族を見てユリは叫んだ。
「え?」
「あの妖精族が…お母さん?」
アレックスはばつの悪い顔をしていた。
──みんな気づき始めた……
「それってつまり?」
アレックスはユリを宿屋に寝かす際、服を脱がして身体を拭き、自分の服を着せていた。その時、見たたくさんの傷痕には驚いたが、最も衝撃的だったのは背中に羽が生えていたことだった。
ハルとレッサーデーモンとの戦闘を茫然と見ていたグレアム。しかし母親のカプセルに近寄ったユリを目撃した彼は気を取り直すように口を開く。
「…コラコラ、ユリよ、また勝手に外へ出ては行けないとあれほど言っていたのに」
グレアムは敢えて穏やかな声を努めた。
「この実験体もそろそろ限界のようで…だからユリだけが頼りなのですよ?」
グレアムが普通の日常会話のようにユリを諭す。それを聞いたスタン達は吐き気をもよおした。
「クズが!」
スタンが感情を露にする。
「子供から親を奪うこと…親から子供を奪うことがどういうことなのか!!…貴様は許さない!!」
スタンが叫ぶ中ユリはカプセルに手をついて母親を見上げる。あの時から母と会えず、ようやく会えたと思ったらこんな変わり果てた姿で対面したのだから無理もない。
自分がされてきたこと、母親がされてきたであろうことを思うと怒りが込み上げてきた。
独房から初めての脱走をしたときのあの感情。
それはまた別の形となって顕在した。
ユリの目から赤黒い涙が零れ落ちたのだ。
それと同時にハルと戦闘を繰り広げていたレッサーデーモンとユリに近付こうとしていたグレアムは倒れた。
「「「「え?」」」」
Aクラスの生徒とスタンは昼食時に、グレアムの言っていたことを思い出す。
『妖精族の涙には全てを癒す効果をもたらすと言われ……』
グレアムの声で思い出される言葉を背景にグレアムはゆっくりと受け身をとらずに倒れていく。
『魔族の涙にはあらゆりものに死を与える……』
ハルと戦闘を繰り広げていたレッサーデーモンもピタリと命が失われ、再生の兆しを見せない。
『神様も意地悪だよね……』
グレアムは倒れたまま動かない。レッサーデーモンも動かない。しばしの静寂があたりを包む。
「お母さん!」
その静寂を破ったのはユリだ。母の入っているカプセルを叩くが中の者は無反応だ。
レイが光属性魔法で造った剣でカプセルを壊そうと試みるがスタンが止める。カプセルを外側から破壊した際に、破片がユリの母に刺さることを懸念したのだろう。
ハルは近くにあった装置を弄ってみた。カプセルの絵が描いてあるボタンを押したが反応しない。
──あぁ初めに液体を抜かないといけないのか…これかな?
水色のボタンを押すとカプセルの中の液体が引いていく。カプセルの内側は液体がこびり付きながら滴っていた。
その次にカプセルの絵が描いてあるボタンを押すとカプセルが上から下へと収納されていった。
中にいたユリの母は液体がなくなると力なくその場に倒れた。身体の至るところに触手のような機械が付着していたが、倒れ込むと同時に幾つかの機械が外れた。
ユリはカプセル内に入り込み母を抱きかかえる。そして声をかけた。
「お母さん……」
レッサーデーモンの死体の横を恐る恐る通りながらマリア達もユリのもとへ駆け付けた。
マリアはユリの母に回復魔法をかけるが反応がない。魔法をかけながらもマリアは冷静に予測していた。ユリの母が助からないだろうということを。
しかし奇跡が起きた。
「ユ…リ…」
今にも消え入りそうな、か細い声でユリの母は言った。
「お母さん!」
「ぁぁ…ユリなのね…こんなに大きくなって……」
ユリの母は手を伸ばし、ユリの目から赤黒い涙が出ているのを優しく拭った。
「お母さん……」
「ごめんね、ユリ。きっと、今混乱してるよね…お母さん…ちゃんと…話さなかったから……」
「私、思い出したの。私が涙を流したら誰かが死んじゃうって…でももう大丈夫!この力、きっとコントロールしてみせるから!」
「…ユリ…貴方なら必ずできるわ…お母さん…安心し…た……」
「お母さん…お母さん…」
ユリは悲しみに打たれていたが涙はもう流れていなかった。
ハルは考えていた。もし自分がもっと早くここに訪れていたらユリの母は死なずにすんだのだろうか。
ユリが最所に流した涙は、地面に落ちると石となり、地下室の床に落ちた。
ハルはその石を手に取り、眺めてからアイテムボックスへと閉まった。
魔族の涙石:レベル40以下の対象に死を与える。
「これで終わりだ」
スタンの言葉をまるで聞いていないグレアムはレッサーデーモンが斬り刻まれている姿をただただ見ていた。
ハルは大剣ではなくデュラハンから奪い取った長剣を両手で握りしめている。先程レッサーデーモンの角を斬り落としたところ再生し始めた為、再生が間に合わないくらいの速度でバラバラに斬り刻もうと考えたのだ。
ハルは両手で長剣を握りしめ、レッサーデーモンの胴部分から肩にかけて、斜めに斬り上げる。そのまま上段の構えに移行し、レッサーデーモンの頭部を割るようにして振り下ろした。右半身と左半身にわれたレッサーデーモンはボトボトと音を立てて床に沈む。
「ハハハハすっげぇ」
スコートが口を開いたので、肩をかしているゼルダは訊いた。
「あんなのになりたいの?」
「俺には無理だ…だがやるだけやってみるよ」
「なにそれ?またカッコつけて……」
スコートとゼルダはハルがレッサーデーモンを倒したと思い込んだようだが、細切れになったレッサーデーモンの欠片達は蠢き、今度は再生ではなく吸着する形でもとの禍々しい姿に戻った。
スタンは指摘する。
「ハル。確かデーモンと名のつく魔物には物理攻撃は効かなかった筈だ」
「それ先に言えや!!」
そんなおちゃらけた雰囲気の中、ユリが駆け出す。
「お母さん!」
生きているのか死んでいるのかわからないカプセルの中の妖精族を見てユリは叫んだ。
「え?」
「あの妖精族が…お母さん?」
アレックスはばつの悪い顔をしていた。
──みんな気づき始めた……
「それってつまり?」
アレックスはユリを宿屋に寝かす際、服を脱がして身体を拭き、自分の服を着せていた。その時、見たたくさんの傷痕には驚いたが、最も衝撃的だったのは背中に羽が生えていたことだった。
ハルとレッサーデーモンとの戦闘を茫然と見ていたグレアム。しかし母親のカプセルに近寄ったユリを目撃した彼は気を取り直すように口を開く。
「…コラコラ、ユリよ、また勝手に外へ出ては行けないとあれほど言っていたのに」
グレアムは敢えて穏やかな声を努めた。
「この実験体もそろそろ限界のようで…だからユリだけが頼りなのですよ?」
グレアムが普通の日常会話のようにユリを諭す。それを聞いたスタン達は吐き気をもよおした。
「クズが!」
スタンが感情を露にする。
「子供から親を奪うこと…親から子供を奪うことがどういうことなのか!!…貴様は許さない!!」
スタンが叫ぶ中ユリはカプセルに手をついて母親を見上げる。あの時から母と会えず、ようやく会えたと思ったらこんな変わり果てた姿で対面したのだから無理もない。
自分がされてきたこと、母親がされてきたであろうことを思うと怒りが込み上げてきた。
独房から初めての脱走をしたときのあの感情。
それはまた別の形となって顕在した。
ユリの目から赤黒い涙が零れ落ちたのだ。
それと同時にハルと戦闘を繰り広げていたレッサーデーモンとユリに近付こうとしていたグレアムは倒れた。
「「「「え?」」」」
Aクラスの生徒とスタンは昼食時に、グレアムの言っていたことを思い出す。
『妖精族の涙には全てを癒す効果をもたらすと言われ……』
グレアムの声で思い出される言葉を背景にグレアムはゆっくりと受け身をとらずに倒れていく。
『魔族の涙にはあらゆりものに死を与える……』
ハルと戦闘を繰り広げていたレッサーデーモンもピタリと命が失われ、再生の兆しを見せない。
『神様も意地悪だよね……』
グレアムは倒れたまま動かない。レッサーデーモンも動かない。しばしの静寂があたりを包む。
「お母さん!」
その静寂を破ったのはユリだ。母の入っているカプセルを叩くが中の者は無反応だ。
レイが光属性魔法で造った剣でカプセルを壊そうと試みるがスタンが止める。カプセルを外側から破壊した際に、破片がユリの母に刺さることを懸念したのだろう。
ハルは近くにあった装置を弄ってみた。カプセルの絵が描いてあるボタンを押したが反応しない。
──あぁ初めに液体を抜かないといけないのか…これかな?
水色のボタンを押すとカプセルの中の液体が引いていく。カプセルの内側は液体がこびり付きながら滴っていた。
その次にカプセルの絵が描いてあるボタンを押すとカプセルが上から下へと収納されていった。
中にいたユリの母は液体がなくなると力なくその場に倒れた。身体の至るところに触手のような機械が付着していたが、倒れ込むと同時に幾つかの機械が外れた。
ユリはカプセル内に入り込み母を抱きかかえる。そして声をかけた。
「お母さん……」
レッサーデーモンの死体の横を恐る恐る通りながらマリア達もユリのもとへ駆け付けた。
マリアはユリの母に回復魔法をかけるが反応がない。魔法をかけながらもマリアは冷静に予測していた。ユリの母が助からないだろうということを。
しかし奇跡が起きた。
「ユ…リ…」
今にも消え入りそうな、か細い声でユリの母は言った。
「お母さん!」
「ぁぁ…ユリなのね…こんなに大きくなって……」
ユリの母は手を伸ばし、ユリの目から赤黒い涙が出ているのを優しく拭った。
「お母さん……」
「ごめんね、ユリ。きっと、今混乱してるよね…お母さん…ちゃんと…話さなかったから……」
「私、思い出したの。私が涙を流したら誰かが死んじゃうって…でももう大丈夫!この力、きっとコントロールしてみせるから!」
「…ユリ…貴方なら必ずできるわ…お母さん…安心し…た……」
「お母さん…お母さん…」
ユリは悲しみに打たれていたが涙はもう流れていなかった。
ハルは考えていた。もし自分がもっと早くここに訪れていたらユリの母は死なずにすんだのだろうか。
ユリが最所に流した涙は、地面に落ちると石となり、地下室の床に落ちた。
ハルはその石を手に取り、眺めてからアイテムボックスへと閉まった。
魔族の涙石:レベル40以下の対象に死を与える。
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