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第37話
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~ハルが異世界召喚されてから4日目~
ゴブリンa
ゴブリンb
ゴブリンc
ゴブリンd
ホブゴブリンが現れた。
ハルを認識したゴブリン達は笑う。
「ギチャギチャギチャ」
と唾を撒き散らしながら元々醜い顔を更に醜くさせていた。ハルを子供と見て侮っているようだ。
槍を持ったゴブリンaがハルに、その槍でちょっかいを出すようにしてつつく。
ハルは向かってくる槍を半身になり前へ進みながらかわし、ゴブリンaとの間合いを詰めた。
ゴブリンaにはハルが速すぎて槍をすり抜けている様に見えていた。
「ゲチャ?」
ハルは槍を握ってるゴブリンの片腕を掴んで腕の肉と骨を握りつぶし、引っこ抜いた。
「?」
ゴブリンは何が起きたかわからず、ハルが持ってる腕を見たあと、もう一度自分の腕を見ると今まであった腕がなくなっているのに気がついた。
「ギェ"ャ"ァ"ァ"ァ"ァ"」
ゴブリンaはその汚ならしい顔に相応しい叫び声をあげ、残った片手が握っている槍を地面に落とした。
ハルは槍が地面に落ちる前に足の甲で槍を蹴りあげ、宙に浮かし、槍を掴んだ。そのまま槍を大上段から、ゴブリンaの脳天に一撃を加えた。
顔が半分に割れたゴブリンは、視界が横に広がり本来目を動かしただけじゃ見えない真横にいるゴブリンbとゴブリンdを視認しながら意識がなくなった。
ハルの強さを目の当たりにした、ゴブリン達は少し後退りをしてボスであるホブゴブリンを横目で見やる、ホブゴブリンの冷たい表情は、ゴブリン達に戦えと示していた。
手下のゴブリン達はボスの意向と、自分達がまだ数的には有利であることに、一縷の望みをかけてハルに直進する。
今度は長剣を持ったゴブリンbとゴブリンcの2体が向かってくる。
ハルはゴブリンaから奪い取った槍をアイテムボックスにしまい、両手を2体のゴブリンの足下にそれぞれ向けて唱えた。
「ウィンドカッター」
両手から二本のウィンドカッター放たれゴブリンの両足を切断した。
両足を切られた2体のゴブリンは機動力をなくし、その場で前のめりに倒れる。
「「ギゲャ」」
まだ息はあるがもう動けない。
ハルは2体の突っ伏しているゴブリンの間を通って残るゴブリンdとホブゴブリンのもとへと歩いた。
ホブゴブリンは、手下であろうゴブリンdの背中を押して、ハルにけしかけ、自分は洞窟の奥へと逃げ出した。
それを見てハルは思う。
──最低だな……
背中を押されたゴブリンdはハルに向かって倒れ混む。ハルは瞬時にファイアーボールを唱えてゴブリンdを燃やすと、脚に魔力を込めた。
─────────────────────
「グフッ、グフッ」
ホブゴブリンは手下のゴブリンdを犠牲にして奥へと逃げ出す。
後ろを振り返ると見慣れた闇が広がっている。先程の少年はどこにもいない。
上手く逃げおおせた、ホブゴブリンはそう思って、洞窟の奥へと向き直ると、さっきの少年がいた。
「ギゲッ!!!?」
少年はどこからか、槍を出して、ホブゴブリンの腕を刺した。ホブゴブリンは逞しい肉体を有しているため、多少の刺し傷は致命傷にはならない。だか、痛みはある。
ホブゴブリンは刺された腕を抑えて、奥へ行くのを諦め、もう一度少年のいない洞窟の入り口へと走った。
「グフッ、グフッ」
足を切られたゴブリン2体の間を通る。
先程刺された腕から血が滴り落ち、地面にそのあとを残していた。
もう一度少年がいた洞窟の奥を振り返ると、そこにはいつもと同じ闇が広がっている。今度こそ逃げきったと思い再び入り口方面を振り向くと、
少年がいる。今度は右足を斬りつけられた。
もう一度、洞窟の奥へと逃げるホブゴブリン。
これは、自分達がさっきまで人族の女にやっていたことだと考えられるだけの知能をホブゴブリンは有していた。すると、ホブゴブリンは走るでも歩くでもない速さで洞窟の奥へと進んだ。
今度は背中を刺された。
その場に倒れ混む。
「ウィンドカッター」
うつぶせで倒れたホブゴブリンの頭上から冷徹な声で魔法を唱える声が聞こえたと思ったら、両手、両足を切断された。
「ぐげぇ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
傷口からおびただしい量の血が流れる。
激痛に喘ぐホブゴブリンにやがて、見慣れた闇が視界を覆った。
─────────────────────
「はぁ、はぁ……」
ハルは自分の怒りが鎮まっていくのを感じた。しかし、モヤモヤした気持ちが残る。
「にゃ~因果応報を実践するとは面白いことを考えるにゃ~♪中々にえぐかったにゃ♪」
「はぁはぁ……すみません。こんな感情初めてだったもので……」
「初体験は大切にゃ!だから気にしなくていいにゃ!だけど悪い報せがあるにゃ~」
ハルは息を整えながらその報せとやらを待った。
「おそらくこの奥にはホブゴブリンよりも上位なゴブリンメイジかゴブリンジェネラルがいるにゃ」
「……」
「これを倒すにはBランク以上の実力が必要にゃ?あるいはレベル17相当のサポートがいるにゃ?」
「そんなに強いんですか?僕でも無理ですか?」
「万全の状態の君なら倒せるかもしれないにゃ?だけどMPを使いすぎたにゃ?」
フェレスの鋭い眼はハルがあのホブゴブリンを痛め付けた行為を暗に責めてるように見えた。現にあの行いによりMPをかなり消費してしまっていた。
「ま、まだ、あの女性のように苦しんでる人が奥にいるかもしれないじゃないですか!」
ハルはまだ食い下がらない。
「その日に拐われたなら助かる余地はあるにゃ?だけど襲われたのは4日前にゃ?助けたいのはわかるにゃ?でも自分が死んだらもともこもないにゃ」
ハルは肩を落とし、洞窟の奥に目を背け、これ以上の捜索を諦めた。
「さ!帰るにゃ!」
ハルとフェレスは洞窟の出入口へと向かった。
初クエストは失敗かどうかわからない。苦い思いをしたのは確かだった。
フェレスは後頭部に両手をおいて口笛でも吹くかのように呑気に歩いていると、
「あぁ~こりゃ不味いね……」
フェレスが標準語で喋った。
ハルもフェレスが呟いた意味を理解した。唯一の出入口は、大きな岩で塞がれていたからだ。外から差し込む僅かな光りが岩の輪郭を強調している。
「閉じ込められた……?」
【名 前】 ハル・ミナミノ
【年 齢】 17
【レベル】 12
【HP】 121/121
【MP】 30/124
【SP】 149/149
【筋 力】 86
【耐久力】 107
【魔 力】 114
【抵抗力】 102
【敏 捷】 99
【洞 察】 103
【知 力】 931
【幸 運】 15
【経験値】 1050/2600
・スキル
『K繝励Λ繝ウ』『莠コ菴薙�莉慕オ�∩』『諠第弌縺ョ讎ょソオ』『自然の摂理』『感性の言語化』『アイテムボックス』『第四階級火属性魔法耐性(中)』『第三階級火属性魔法耐性(強)』『第二階級以下火属性魔法無効化』『第一階級水属性魔法耐性(中)』『恐怖耐性(中)』『物理攻撃軽減(弱)』『激痛耐性(弱)』『毒耐性(弱)』
・魔法習得
第一階級火属性魔法
ファイアーボール
ファイアーウォール
第二階級火属性魔法
ファイアーエンブレム
第四階級火属性魔法
ヴァーンストライク
ヴァーンプロテクト
第一階級水属性魔法
ウォーター
第一階級風属性魔法
ウィンドカッター
第一階級闇属性魔法
ブラインド
無属性魔法
錬成
ゴブリンa
ゴブリンb
ゴブリンc
ゴブリンd
ホブゴブリンが現れた。
ハルを認識したゴブリン達は笑う。
「ギチャギチャギチャ」
と唾を撒き散らしながら元々醜い顔を更に醜くさせていた。ハルを子供と見て侮っているようだ。
槍を持ったゴブリンaがハルに、その槍でちょっかいを出すようにしてつつく。
ハルは向かってくる槍を半身になり前へ進みながらかわし、ゴブリンaとの間合いを詰めた。
ゴブリンaにはハルが速すぎて槍をすり抜けている様に見えていた。
「ゲチャ?」
ハルは槍を握ってるゴブリンの片腕を掴んで腕の肉と骨を握りつぶし、引っこ抜いた。
「?」
ゴブリンは何が起きたかわからず、ハルが持ってる腕を見たあと、もう一度自分の腕を見ると今まであった腕がなくなっているのに気がついた。
「ギェ"ャ"ァ"ァ"ァ"ァ"」
ゴブリンaはその汚ならしい顔に相応しい叫び声をあげ、残った片手が握っている槍を地面に落とした。
ハルは槍が地面に落ちる前に足の甲で槍を蹴りあげ、宙に浮かし、槍を掴んだ。そのまま槍を大上段から、ゴブリンaの脳天に一撃を加えた。
顔が半分に割れたゴブリンは、視界が横に広がり本来目を動かしただけじゃ見えない真横にいるゴブリンbとゴブリンdを視認しながら意識がなくなった。
ハルの強さを目の当たりにした、ゴブリン達は少し後退りをしてボスであるホブゴブリンを横目で見やる、ホブゴブリンの冷たい表情は、ゴブリン達に戦えと示していた。
手下のゴブリン達はボスの意向と、自分達がまだ数的には有利であることに、一縷の望みをかけてハルに直進する。
今度は長剣を持ったゴブリンbとゴブリンcの2体が向かってくる。
ハルはゴブリンaから奪い取った槍をアイテムボックスにしまい、両手を2体のゴブリンの足下にそれぞれ向けて唱えた。
「ウィンドカッター」
両手から二本のウィンドカッター放たれゴブリンの両足を切断した。
両足を切られた2体のゴブリンは機動力をなくし、その場で前のめりに倒れる。
「「ギゲャ」」
まだ息はあるがもう動けない。
ハルは2体の突っ伏しているゴブリンの間を通って残るゴブリンdとホブゴブリンのもとへと歩いた。
ホブゴブリンは、手下であろうゴブリンdの背中を押して、ハルにけしかけ、自分は洞窟の奥へと逃げ出した。
それを見てハルは思う。
──最低だな……
背中を押されたゴブリンdはハルに向かって倒れ混む。ハルは瞬時にファイアーボールを唱えてゴブリンdを燃やすと、脚に魔力を込めた。
─────────────────────
「グフッ、グフッ」
ホブゴブリンは手下のゴブリンdを犠牲にして奥へと逃げ出す。
後ろを振り返ると見慣れた闇が広がっている。先程の少年はどこにもいない。
上手く逃げおおせた、ホブゴブリンはそう思って、洞窟の奥へと向き直ると、さっきの少年がいた。
「ギゲッ!!!?」
少年はどこからか、槍を出して、ホブゴブリンの腕を刺した。ホブゴブリンは逞しい肉体を有しているため、多少の刺し傷は致命傷にはならない。だか、痛みはある。
ホブゴブリンは刺された腕を抑えて、奥へ行くのを諦め、もう一度少年のいない洞窟の入り口へと走った。
「グフッ、グフッ」
足を切られたゴブリン2体の間を通る。
先程刺された腕から血が滴り落ち、地面にそのあとを残していた。
もう一度少年がいた洞窟の奥を振り返ると、そこにはいつもと同じ闇が広がっている。今度こそ逃げきったと思い再び入り口方面を振り向くと、
少年がいる。今度は右足を斬りつけられた。
もう一度、洞窟の奥へと逃げるホブゴブリン。
これは、自分達がさっきまで人族の女にやっていたことだと考えられるだけの知能をホブゴブリンは有していた。すると、ホブゴブリンは走るでも歩くでもない速さで洞窟の奥へと進んだ。
今度は背中を刺された。
その場に倒れ混む。
「ウィンドカッター」
うつぶせで倒れたホブゴブリンの頭上から冷徹な声で魔法を唱える声が聞こえたと思ったら、両手、両足を切断された。
「ぐげぇ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
傷口からおびただしい量の血が流れる。
激痛に喘ぐホブゴブリンにやがて、見慣れた闇が視界を覆った。
─────────────────────
「はぁ、はぁ……」
ハルは自分の怒りが鎮まっていくのを感じた。しかし、モヤモヤした気持ちが残る。
「にゃ~因果応報を実践するとは面白いことを考えるにゃ~♪中々にえぐかったにゃ♪」
「はぁはぁ……すみません。こんな感情初めてだったもので……」
「初体験は大切にゃ!だから気にしなくていいにゃ!だけど悪い報せがあるにゃ~」
ハルは息を整えながらその報せとやらを待った。
「おそらくこの奥にはホブゴブリンよりも上位なゴブリンメイジかゴブリンジェネラルがいるにゃ」
「……」
「これを倒すにはBランク以上の実力が必要にゃ?あるいはレベル17相当のサポートがいるにゃ?」
「そんなに強いんですか?僕でも無理ですか?」
「万全の状態の君なら倒せるかもしれないにゃ?だけどMPを使いすぎたにゃ?」
フェレスの鋭い眼はハルがあのホブゴブリンを痛め付けた行為を暗に責めてるように見えた。現にあの行いによりMPをかなり消費してしまっていた。
「ま、まだ、あの女性のように苦しんでる人が奥にいるかもしれないじゃないですか!」
ハルはまだ食い下がらない。
「その日に拐われたなら助かる余地はあるにゃ?だけど襲われたのは4日前にゃ?助けたいのはわかるにゃ?でも自分が死んだらもともこもないにゃ」
ハルは肩を落とし、洞窟の奥に目を背け、これ以上の捜索を諦めた。
「さ!帰るにゃ!」
ハルとフェレスは洞窟の出入口へと向かった。
初クエストは失敗かどうかわからない。苦い思いをしたのは確かだった。
フェレスは後頭部に両手をおいて口笛でも吹くかのように呑気に歩いていると、
「あぁ~こりゃ不味いね……」
フェレスが標準語で喋った。
ハルもフェレスが呟いた意味を理解した。唯一の出入口は、大きな岩で塞がれていたからだ。外から差し込む僅かな光りが岩の輪郭を強調している。
「閉じ込められた……?」
【名 前】 ハル・ミナミノ
【年 齢】 17
【レベル】 12
【HP】 121/121
【MP】 30/124
【SP】 149/149
【筋 力】 86
【耐久力】 107
【魔 力】 114
【抵抗力】 102
【敏 捷】 99
【洞 察】 103
【知 力】 931
【幸 運】 15
【経験値】 1050/2600
・スキル
『K繝励Λ繝ウ』『莠コ菴薙�莉慕オ�∩』『諠第弌縺ョ讎ょソオ』『自然の摂理』『感性の言語化』『アイテムボックス』『第四階級火属性魔法耐性(中)』『第三階級火属性魔法耐性(強)』『第二階級以下火属性魔法無効化』『第一階級水属性魔法耐性(中)』『恐怖耐性(中)』『物理攻撃軽減(弱)』『激痛耐性(弱)』『毒耐性(弱)』
・魔法習得
第一階級火属性魔法
ファイアーボール
ファイアーウォール
第二階級火属性魔法
ファイアーエンブレム
第四階級火属性魔法
ヴァーンストライク
ヴァーンプロテクト
第一階級水属性魔法
ウォーター
第一階級風属性魔法
ウィンドカッター
第一階級闇属性魔法
ブラインド
無属性魔法
錬成
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