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第24話
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~ハルが異世界召喚されてから4日目~
ハルはスタンの放ったファイアーボールに包まれる。屋上から吹く強い風によって炎は揺らめいていた。俯きながらハルは言う。
「え?なんで!?どうして?」
スタンはハルに見向きもしていなかったが、自ら唱えた自慢の炎から声が聞こえた為に、ハルを見やる。
「…俺のファイアーボールを受けてまだ生きているのか?」
ハルを覆う炎は次第に小さくなる。
「どうして……」
「それは俺が聞きたいな。どうしてお前がここにいる?それに俺のファイアーボールがなぜ効かない?」
「ルナさんを助けに来たんだ…それとこれっぽっちの魔力なら少し熱いだけだ……」
「そうか…やっぱりお前…実技試験、手ぇ抜いてやがったな?…まぁどうせ殺すから言ってもいいか…俺は帝国の密偵だ。その若さで第三階級の聖属性魔法を使うルナ先生がとても厄介なので消しに来たってわけだ」
ハルを包む炎は更に弱くなった。少しずつ煙が立つ。
「僕は、貴方に声をかけられて…とても嬉しかったんだ……」
「ん?なんのことだ?」
スタンは顔をしかめて聞き返した。
ハルを覆っていた炎は完全に消失する。その代わりにハルの内側では炎のように熱く、苦しい想いが燃え上がってきた。
「本当に僕はあの時救われたんだ!なのにどうして!?」
俯いていたハルだが、スタンの目を見て、訴えるように訊いた。
「訳がわからんな…ガキにはあんまり手ぇだしたくないんだが仕方ない。これも帝国の為だ」
スタンは半身になり、膝を少しだけ曲げて構えた。
──いきなりファイアーボール撃っといて何言ってやがる。
ハルは全身に魔力を纏い始めたが、
「待って!」
ルナが割って入る。
「私が標的なら私だけを殺せばいいじゃない!この子は関係ないわ!」
スタンは構えを崩さずに答えた。
「そうもいかない。貴方を消してからも俺はここで教師を続け、帝国に有益な情報を流さないとならないんだ。だからコイツはここで尊い犠牲となってもらう」
「そんな……」
ルナが口元に手をやって落胆する。
「お前の思うよにさせてたまるか!」
ハルは右手でファイアーボール、左手で風属性魔法を使って風を起こし、最速のファイアーボールをスタンに撃ち込んだ。
物凄いスピードで撃ち込まれたファイアーボールは空気抵抗により矢のような形へと変化する。
「お!」
迫り来るファイアーボールを見て感心するスタンは、その場から動かずにファイアーボールを受けた。
しかし、全く効いていない様子だ。
「凄いな!その年で並行魔法を使うなんて!」
「どうして……?」
「お前はどうして、どうしてばっかのヤバい女か?最後の授業として教えてやる。俺は第二階級の火属性魔法を使える。だからこれっぽっちの火力じゃ俺にダメージを与えるのは無理なんだよ!」
スタンは魔力を込めると第二階級火属性魔法を唱えた。
「フレイム」
スタンの掌から火炎放射器のように炎が迸る。ハルは魔力を全身に込めて受ける。避けなかったのは後ろにルナがいたからだ。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
視界がオレンジ色に染まる。
──熱い!!
「ハル君!」
「燃えがいまいちだな。普通なら即死なんだが、まぁ時間の問題か」
スタンの掌から火炎が出続けている。
──このままじゃ…焼け死ぬ。第二階級魔法を使う格上では相手にならないのか…!?
その時、
「シールド!」
ルナの声が聞こえた。ハルの全身を覆うようにして光が降り注ぐ、熱さが和らいだ。
自分よりも上の階級を唱える者の魔法を打ち消す行為はいくつかある。
同じ階級を唱える者同士なら計算は簡単だ。相手の込めたMP(魔力)と同等のMP(魔力)を込めて打ち消す。
これが第二階級、第三階級と上の階級魔法となっていくと話は違う、また唱えた者のSP量、魔力量、防御する側の抵抗力数値にも左右される為、一概にはパターン化できない。
今回、第一階級魔法しか唱えられないハルはスタンの込めた倍のMPを使って魔力を込めた。しかし、これも知識と経験による勘でしかない。実際はスタンの込めた2.5倍ものMPを使っていることにハルは気付いていない。
それでも熱と痛みは和らがない。
ルナのサポートがなければあのまま焼死していただろう。
「支援魔法のお陰でなんとか生き延びたな?でもどうする?もうMP限界だろ?」
ルナはハルに回復魔法をかけた。
「ってズルいぞ!!」
ハルのMPとHPが回復していく。
──どうすればスタンを倒すことができるのか……
ハルが考えていると、
「ん~これは使いたくなかったんだよな…焼け跡消すの面倒くさいからなぁ……」
スタンはそう呟くと魔法を唱えた。
屈伸運動をするように膝を曲げて屋上の地面に手を置いた。
「ファイアーエンブレム」
ハルはまた全身に魔力を込めた。足元に魔法陣が錬成されそこから火柱が上がる。
──しまった!この魔法陣はルナさんにまで拡がっている!?
「アアアアア!!」
熱に喘ぐルナ。
「ルナさん!……っうぐ」
ハルはルナを案じて叫んだが、口の中に火炎が入り込み体内が焼き付くのを感じた。ルナは自分に支援魔法をかけたあと、減り行くHPに対して回復魔法を唱え続けることでなんとか持ち直していた。
ハルはルナに先程かけられた支援魔法で何とか炎の中で生存しているものの、自分の得意なファイアーボールが効かない今、思い付く限りの魔法を唱えて抵抗を試みた。
「ウィンドカッター」
風の刃をスタンは上体を反らして躱す。
「ウォーター」
水の塊はスタンにぶっかかるが、全く効いていなかった。
「おいおい全身に魔力纏ってる状態だぞ!?そっから魔法唱えるってそれ並行魔法と変わらんぞ!MP持つのか?頼みのルナ先生はもう手一杯だぞ?」
「ハル…君」
ルナの消え入りそうな声が聞こえる。
──どうすれば…くそ、熱さで息が…できない……息ができない?それだ!
ハルはもう一度ウォーターをスタンにぶっかけた。
「なんだなんだ?こんな水掛け遊びはMP消費するだけで無駄…ブホォ!?」
ハルはウォーターに風属性魔法をかけ水の塊を浮遊させ、スタンの口元と鼻を覆うように維持させていた。
──風属性と水属性魔法の応用か!くそ!息が……
ハルは自分のMPの数字がスロットのように回転しながら減少していくのが想像できた。それもそのはずハルは現在魔力を全身に纏いつつ、水属性と風属性の魔法を使っている。つまり3つの魔法を同時に使っているのと同じだ。ルナの支援がなければ全身に纏っている魔力だけであっという間にMPが切れてしまっていただろう。
スタンの息がきれるかハルのMPがきれるか。
──くそ!このガキ…っぐ…息…が……
スタンの意識が遠退く。
──もう少し…もう少しで……
しかし、
MP0/86
ハルのMPが先にきれた。ハルはその場で倒れこむ。
ハルはスタンの放ったファイアーボールに包まれる。屋上から吹く強い風によって炎は揺らめいていた。俯きながらハルは言う。
「え?なんで!?どうして?」
スタンはハルに見向きもしていなかったが、自ら唱えた自慢の炎から声が聞こえた為に、ハルを見やる。
「…俺のファイアーボールを受けてまだ生きているのか?」
ハルを覆う炎は次第に小さくなる。
「どうして……」
「それは俺が聞きたいな。どうしてお前がここにいる?それに俺のファイアーボールがなぜ効かない?」
「ルナさんを助けに来たんだ…それとこれっぽっちの魔力なら少し熱いだけだ……」
「そうか…やっぱりお前…実技試験、手ぇ抜いてやがったな?…まぁどうせ殺すから言ってもいいか…俺は帝国の密偵だ。その若さで第三階級の聖属性魔法を使うルナ先生がとても厄介なので消しに来たってわけだ」
ハルを包む炎は更に弱くなった。少しずつ煙が立つ。
「僕は、貴方に声をかけられて…とても嬉しかったんだ……」
「ん?なんのことだ?」
スタンは顔をしかめて聞き返した。
ハルを覆っていた炎は完全に消失する。その代わりにハルの内側では炎のように熱く、苦しい想いが燃え上がってきた。
「本当に僕はあの時救われたんだ!なのにどうして!?」
俯いていたハルだが、スタンの目を見て、訴えるように訊いた。
「訳がわからんな…ガキにはあんまり手ぇだしたくないんだが仕方ない。これも帝国の為だ」
スタンは半身になり、膝を少しだけ曲げて構えた。
──いきなりファイアーボール撃っといて何言ってやがる。
ハルは全身に魔力を纏い始めたが、
「待って!」
ルナが割って入る。
「私が標的なら私だけを殺せばいいじゃない!この子は関係ないわ!」
スタンは構えを崩さずに答えた。
「そうもいかない。貴方を消してからも俺はここで教師を続け、帝国に有益な情報を流さないとならないんだ。だからコイツはここで尊い犠牲となってもらう」
「そんな……」
ルナが口元に手をやって落胆する。
「お前の思うよにさせてたまるか!」
ハルは右手でファイアーボール、左手で風属性魔法を使って風を起こし、最速のファイアーボールをスタンに撃ち込んだ。
物凄いスピードで撃ち込まれたファイアーボールは空気抵抗により矢のような形へと変化する。
「お!」
迫り来るファイアーボールを見て感心するスタンは、その場から動かずにファイアーボールを受けた。
しかし、全く効いていない様子だ。
「凄いな!その年で並行魔法を使うなんて!」
「どうして……?」
「お前はどうして、どうしてばっかのヤバい女か?最後の授業として教えてやる。俺は第二階級の火属性魔法を使える。だからこれっぽっちの火力じゃ俺にダメージを与えるのは無理なんだよ!」
スタンは魔力を込めると第二階級火属性魔法を唱えた。
「フレイム」
スタンの掌から火炎放射器のように炎が迸る。ハルは魔力を全身に込めて受ける。避けなかったのは後ろにルナがいたからだ。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
視界がオレンジ色に染まる。
──熱い!!
「ハル君!」
「燃えがいまいちだな。普通なら即死なんだが、まぁ時間の問題か」
スタンの掌から火炎が出続けている。
──このままじゃ…焼け死ぬ。第二階級魔法を使う格上では相手にならないのか…!?
その時、
「シールド!」
ルナの声が聞こえた。ハルの全身を覆うようにして光が降り注ぐ、熱さが和らいだ。
自分よりも上の階級を唱える者の魔法を打ち消す行為はいくつかある。
同じ階級を唱える者同士なら計算は簡単だ。相手の込めたMP(魔力)と同等のMP(魔力)を込めて打ち消す。
これが第二階級、第三階級と上の階級魔法となっていくと話は違う、また唱えた者のSP量、魔力量、防御する側の抵抗力数値にも左右される為、一概にはパターン化できない。
今回、第一階級魔法しか唱えられないハルはスタンの込めた倍のMPを使って魔力を込めた。しかし、これも知識と経験による勘でしかない。実際はスタンの込めた2.5倍ものMPを使っていることにハルは気付いていない。
それでも熱と痛みは和らがない。
ルナのサポートがなければあのまま焼死していただろう。
「支援魔法のお陰でなんとか生き延びたな?でもどうする?もうMP限界だろ?」
ルナはハルに回復魔法をかけた。
「ってズルいぞ!!」
ハルのMPとHPが回復していく。
──どうすればスタンを倒すことができるのか……
ハルが考えていると、
「ん~これは使いたくなかったんだよな…焼け跡消すの面倒くさいからなぁ……」
スタンはそう呟くと魔法を唱えた。
屈伸運動をするように膝を曲げて屋上の地面に手を置いた。
「ファイアーエンブレム」
ハルはまた全身に魔力を込めた。足元に魔法陣が錬成されそこから火柱が上がる。
──しまった!この魔法陣はルナさんにまで拡がっている!?
「アアアアア!!」
熱に喘ぐルナ。
「ルナさん!……っうぐ」
ハルはルナを案じて叫んだが、口の中に火炎が入り込み体内が焼き付くのを感じた。ルナは自分に支援魔法をかけたあと、減り行くHPに対して回復魔法を唱え続けることでなんとか持ち直していた。
ハルはルナに先程かけられた支援魔法で何とか炎の中で生存しているものの、自分の得意なファイアーボールが効かない今、思い付く限りの魔法を唱えて抵抗を試みた。
「ウィンドカッター」
風の刃をスタンは上体を反らして躱す。
「ウォーター」
水の塊はスタンにぶっかかるが、全く効いていなかった。
「おいおい全身に魔力纏ってる状態だぞ!?そっから魔法唱えるってそれ並行魔法と変わらんぞ!MP持つのか?頼みのルナ先生はもう手一杯だぞ?」
「ハル…君」
ルナの消え入りそうな声が聞こえる。
──どうすれば…くそ、熱さで息が…できない……息ができない?それだ!
ハルはもう一度ウォーターをスタンにぶっかけた。
「なんだなんだ?こんな水掛け遊びはMP消費するだけで無駄…ブホォ!?」
ハルはウォーターに風属性魔法をかけ水の塊を浮遊させ、スタンの口元と鼻を覆うように維持させていた。
──風属性と水属性魔法の応用か!くそ!息が……
ハルは自分のMPの数字がスロットのように回転しながら減少していくのが想像できた。それもそのはずハルは現在魔力を全身に纏いつつ、水属性と風属性の魔法を使っている。つまり3つの魔法を同時に使っているのと同じだ。ルナの支援がなければ全身に纏っている魔力だけであっという間にMPが切れてしまっていただろう。
スタンの息がきれるかハルのMPがきれるか。
──くそ!このガキ…っぐ…息…が……
スタンの意識が遠退く。
──もう少し…もう少しで……
しかし、
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ハルのMPが先にきれた。ハルはその場で倒れこむ。
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