わきとおひるねのくに

おぷてぃ

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あとがき

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    はじめに。
    まずは表紙や挿絵を描いてくれたメル坊に特別の感謝を。気分的にもだいぶと落ち込んで、ひどいスランプにはまりこんでしまったときに、表紙にもなった、あの「わきさん」の絵を見せてもらったおかげで、なんとか今もこうして小説を書けています。勝手に絵を使って書き始めても、途中ぷつっと途絶えてからも、そのおおらかな人柄で温かく見守ってくれました。この作品は、紛れもなく共作だと思っています。

    次に桃の女の子。わきさんが冒険に出るために必要な理由を模索していたとき、まっさきに浮かんだのはあなたでした。メル坊の中の人が、ずっとそばで応援し続けているあなたなら、わきがすべてを投げうって支えようとする人物に、きっとぴったりだと思ったからです。
    また、ちょっとした願望でもありました。作中の女の子と同様に、どうやら夢まっしぐらなあなたより、一足先に、モモに『夢』を叶えてもらいました。もちろん、わきの応援もありながらです。遠くない将来、これとそう変わらない未来があるものと信じて疑いません。

    次に、勝手に登場人物のモデルにされてしまったみなさん。その個性的なキャラクターゆえに、ターゲットにされたばかりか好き勝手喋らされるわ動かされるわ。申し訳ないと思いつつ、楽しませていただきました。

    最後に、相変わらず好き勝手に文章を送りつけては、校正を押し付けられている妹へ。あなたの支え無しに、自分の創作はありえません。

    いやあ、大変でした。本当は3話程度で終わらせるはずが、あれよあれよと書き続けてしまいました。無理にまとめたかもしれませんので、もしかすると、最後は少し物足りなさを感じさせてしまったかもしれません。やはり、ものを書くにあたり、前提条件とか、いわゆるプロットという地図のようなものはとても大事で、道筋からそれて大風呂敷を広げると、こんなにも苦労するものだと身にしみて実感しました。

    普段はあとがきなんてやりませんが、もの書きおぷてぃのひとつの節目として、ここにお礼もかねて挨拶を記すしだいです。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。構想はいろいろありますので、次回作でお会いしましょう。
    それではまた。おおきに。

※最後に
おぷてぃ作品のすべての表紙を描いてくれている妹による「クゥ」「メル」を載せておきます。メル坊の世界観を尊重する本人の意向により、本編では掲載していません。
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みんなの感想(1件)

メル坊
2019.05.06 メル坊

泣いた。
叶った夢と叶わなかった夢、星や月や虹やシャボン玉を見る時、わきとおひるねのくにの人達のことを思い出す。
絵を使ってくれてありがとう🦄🌈

おぷてぃ
2019.05.06 おぷてぃ

こちらこそありがとう!
俺にとっても、めちゃくちゃ思い入れのある作品になりました。
この先、執筆とかで行き詰まったり、しんどなっても、もらった絵と作品見返せば、どうにかなると思ってます。

解除

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